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新ブランド牛を目指せ! いわむろ産黒毛牛を食べてきました

編集部カワムラです! 海の日を合わせた3連休のど真ん中。皆さんは何をしてすごしていらっしゃるでしょうか? もし「まだ予定が決まってないよ~」という方がいましたら、ぜひ西蒲区の農家レストラン「La Bistecca」(ラ・ビステッカ)さんにお出掛けしてみてください。

 

実はこちらは日本初の『農業用地(田んぼ)にレストランを作ってもいいよ』という規制緩和の元に誕生した農家レストランなんです。だから、田んぼの真ん中にドーンとあります。

新潟市中心街からだと、約45分ほどでしょうか。これまで県産牛ステーキのお店として営業していた「La Bistecca」さんですが、「ステーキと野菜のおいしい農家レストラン」として、7月頭にメニューをリニューアルしたんです。お肉はもちろん、お野菜、お魚も県産のものが中心なんだそう。道路脇の看板もリニューアル。

 

お目当ては1日10食限定の「日替わりスペシャルランチ」(1780円~)。牛を一頭買いしているからこそできる、ちょっと珍しい部位のお肉を使った料理が楽しめるらしいんです。ちなみに、この日は牛の腕周辺の部位「トウガラシ」のステーキ!! では、早速! すみませーん、トウガラシください!!

 

お店の方『あいにく、本日分はすでに終了しておりまして……』

 

 

ですよねー! 

 

 

たったの10食ですもんね。。。まあ、仕方なし! その代わりにヒレステーキのランチ(3,000円)をオーダー。

写真が下手で本当にごめんなさい。

このおいしそうな感じ、伝わっているでしょうか。焼き加減はミディアムレアで。お店の方が丁寧に教えてくれるので、お肉に合わせておすすめの焼き方を聞いてみるといいですよ。

 

もう少し、寄ってみた。

実は、このお肉こそが「いわむろ産黒毛牛」なんだそうです。なんと「La Bistecca」さんを運営するフジタファームさんが自社で育てたお肉で【自社飼育 いわむろ産黒毛牛】なんですよ。うまかったなー。本当に柔らかかったし、噛むごとにうま味が広がるといえばいいんでしょうか。

 

手軽にお肉を楽しむなら「ランチ」という選択肢を取りがちですが、実はリニューアルをきっかけにディナーも充実しているんです。なんとディナーコースは3,500円(お一人様)からと、かなりお安い設定になっています。

 

そもそも「La Bistecca」で提供が始まった【自社飼育 いわむろ産黒毛牛】って、どんなものなんでしょうか。

 

 

いったい「いわむろ産黒毛牛」ってなんだ!?

実は「La Bistecca」を運営しているのは、同じく西蒲区で酪農を営むフジタファームさん。休日は大行列になる、人気ジェラート店「ジェラテリア・レガーロ」さんも同じフジタファームさんが運営しています。そのフジタファームさんでは、ホルスタイン種と和牛を掛け合わせて、和牛のような肉質とうま味があるのに、和牛よりもリーズナブルで楽しめる肉牛を「いわむろ産黒毛牛」として育て、いずれはブランド化していこうと考えられているそうです。

サーロイン、どーん!!  

どうです、この迫力。次は絶対サーロイン食べよう。うん。

 

和牛よりもリーズナブルに、和牛並みのおいしいお肉。しかも「La Bistecca」さんは、自社のフジタファームさんからお肉を仕入れるから、さらにリーズナブルに。これはうれしいことですね。

 

自社飼育のお肉を使うのには、価格だけじゃないメリットも。それは、食の安全です。フジタファームさんでは、牛の飼料用にトウモロコシを作ったり、西蒲区の地ビールブランド・エチゴビールのビールかすを与えたり、地産地消を意識しながら、安心して与えられるものをしっかりと選んでいるそうです。

 

そうした厳選した飼料で育った牛のお肉や牛乳だからこそ、私たちに安心して提供できるというわけですよね。

 

取材のついでに、牛舎の見学もさせていただきましたよ。フジタファームでは、約100頭ほどの牛を育てているそう。牛って生で見ると、意外と大きいんですよねー。何より、瞳が真ん丸です。すごく…つぶら。デカいけど。かわいいよ!

この牛たちからは朝と夕方の1日2回搾乳し、その牛乳が先ほどの「La Bistecca」さんで提供されたり、ジェラテリア・レガーロさんのジェラートに使われるそうなんです。この牛舎は、それぞれのお店から、わずか徒歩5分ほどのところにあります。まさに搾りたての牛乳が使われるわけです。

 

生まれたばかりの子牛がいるということで、そちらも見せていただきました。上から順にブラウンスイス種、ホルスタイン種、黒毛和種の子牛たちです。

どの子牛もかわいいですね。こっそり4枚目に羊を混ぜてみました。メェ~。駐車場の敷地内に飼育小屋があって、自由に見学できるんです。

 

実はフジタファームさんでは、今まさに新しい牛舎を建築中で、今年のお盆頃には牛舎を見学できる「バックヤードツアー」を実施したいという構想があるそうです。

田んぼの真ん中にある牛舎で、子牛が生まれて。メスなら母牛になるために、オスなら食肉用として育てられます。牛乳は搾りたての低温殺菌牛乳として出荷されたり、チーズなどの加工品やジェラートに使われ、牛肉はレストランでステーキなどに使われたり。

 

もしバックヤードツアーが実現すれば、子どもたちに命と食べ物の関係性を体感することができるスポットになりそうです。牛舎とレストランが、本当にすぐ近くにあることが、また理想的ですよね。

 

 

 

食後は搾りたて牛乳のジェラートでキマり!

「La Bistecca」の周囲には、人気店ジェラード店「ジェラテリア・レガーロ」さん以外にも、カフェや直売所があります。どれも徒歩1分圏内です。順番にご紹介しましょう。

 

まず、「Milk Café」さん。

私はジェラートより、ソフトクリーム派だわ~」っていう人はこちらへ。

 

こちらのオススメは、ほろ苦~いエスプレッソをかけていただく「アフォガード」(400円)。

もうビジュアルが反則ですよね。絶対おいしいもの。ただ、エスプレッソを最初にかけすぎると、ドロドロになってしまうので、ちょっと注意したいところです。

 

お次は「メルカート」さん。

 

こちらは、フジタファームの牛乳を使った加工品や地域の農家さんの野菜などが並ぶ直売所です。お土産ならこちらでどうぞ。ちなみに、羊のエサも売ってます!

 

続いて、大人気店「ジェラテリア・レガーロ」さんへ。平日なのに、たくさん人がいました。

 

はい! もはや説明不要のジェラート・ダブル!(400円)。実は盛りの良さも魅力の一つ。スプーンがあると、盛りの良さが際立ちますよね。

フレーバーは「牧場ミルク」と、8月末までの期間限定の「プラム」で。プラムの甘酸っぱさと、ミルクとの相性も抜群。我ながら、ナイスチョイス!

 

プラムが終わると、次は巨峰のフレーバーが登場予定だそう。常時18種類のフレーバーをそろえていて、期間限定フレーバーもちょくちょく登場するそうです。ファンが多いのも頷けますね。

 

最後に「焼肉 ふじた牧場」。

こちらは予約専用の焼肉店だそう。15名ほどから予約が可能で、ママ会や地域の会合、飲み会などに利用可能で、ランチでもディナーでもOK! 料理は予算と相談で、たとえばバースデーケーキをジェラテリア・レガーロに頼むことができたり、何かと相談にのってくれるそうですよ!

もし実際にバックヤードツアーが始まれば、地域の子どもたちと一緒に、牛舎見学を楽しんだ後に、こちらで食事、というコースも良さそうです。

 

岩室温泉からも近く、山を越えれば海もあります。弥彦に行く途中にも寄れますしね。覚えておいて損のないスポットのはず。おいしいお肉を、ぜひどうぞ。

 

 

La Bistecca
[住所]新潟市西蒲区橋本259
[電話番号]0256-77-8677
[営業時間]ランチ11時30分~14時30分(14時LO)、ディナー17時30分~21時(20時45分LO)
[定休日]水曜(祝日の場合は翌平日)
 ※いわむろ産黒毛牛はなくなり次第終了

 

ジェラテリア・レガーロ
[住所]新潟市西蒲区橋本240-7
[電話番号]0256-82-0455
[営業時間]10時~18時(季節により変動あり)※売り切れ次第終了
[定休日]3・11・12月は火曜、1・2月は火・水曜、4~10月は無休

 

MILK CAFE
[住所]新潟市西蒲区橋本242-1
[電話番号]0256-82-3515
[営業時間]11時~17時30分※季節により変動あり
[定休日]不定休

 

メルカート
[住所]新潟市西蒲区橋本242-1
[電話番号]0256-82-3515
[営業時間]10時~17時
[定休日]火曜※冬季は不定休

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