焼いて揚げるから“ふわうま”

この“焼き”が終わると、手際よくスピーディーに油のプールへ豆天たちは入っていきます。

職人さんは、熱くても手作業です。さすがです。

焼き上がりの豆天は、柔らかいんです。まるで食パンのような、グミのようなプニプニ感。

はい、豆天入りました。大量に入ってます。すごい光景です!「大豆が食べられるようになるまで揚げますから、大体15分~20分くらいです。焼き上がったらすぐ揚げないと固くなりますし、フワッとした食感にならないんですよ。そして、使っている油は米油。先代は、ありとあらゆる油で試したそうです。また、『焼き時間、揚げ時間などの組み合わせはどうすれば一番美味しいのか』という思いをぶらさずに試行錯誤したようです」。

ここまでじっくり油で揚げると「ベタベタ、胃もたれ」というイメージがあると思います。しかし、大橋さんの豆天は違います。なんと揚げた後に遠心分離機で油分を飛ばしているんです!「米粉や米油を使っていること、遠心分離機で飛ばしていることによって、油っぽさは軽減されているかもしれませんね」。

 

「豆天」は化粧をし、美しくなっていく >