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15周年は新たなスタート! Negiccoの2018年後半戦を振り返る

 新潟を拠点に活動を繰り広げてきたNegiccoは、今年7月、結成15周年を迎えました。

 

 このアニバーサリーイヤーを飾るべく、6月には、カウントダウンツアー「Negicco with you」を、7月には最新アルバム「MY COLOR」をリリース。本サイト限定の企画として、メンバー3人プラスプロデューサーのconnieさん、ディレクターの雪田さんと座談会(【前編】【後編】)も行いました。

 アルバ発売後はさらに加速度を上げ、彼女たちの原点ともいえる「古町」でライブを開催。さらに結成15周年の記念日の翌日に、新潟で一番大きなアリーナ会場である朱鷺メッセでライブを開催(Negicco結成15周年記念ワンマンライブ“love my 15years at 朱鷺メッセ”)と、アニバーサリーイヤーにふさわしい活動を繰り広げました。

 

 15周年の集大成を念願の朱鷺メッセで披露し、一息つくのかとおもいきや、2018年の後半も彼女たちは精力的な活動を展開します。ここではその一端をご紹介します。

 

「MAXと共演!!」(次のページへ)

 2018年後半戦の大きな出来事の一つと言えば、9月末に行われたMAXと共演したライブでしょう。「Negiccoの、ツーマンにようこそ in NIIGATA LOTS」と題し、これまでさまざまなアーティストを迎えてツーマンライブを行ってきたわけですが、その特別篇として、今回ゲストに迎えたのがなんとMAX! 「MAXねぎ9.28」という新幹線風のタイトルを付けられたライブがNIIGATA LOTSで繰り広げられました。

 

 

 ライブを前に「NegiccoのオーディションやレッスンでMAXさんの歌を歌い踊った」というNao☆さん&Meguさん。あこがれの人と共演できるということでこのライブの開催が発表された時から興奮していました。

 

 迎えた当日。ライブはのっけから大盛り上がり。MAXが「Tacata’」などアップチューンで会場を沸かせると、Negiccoも「トリプル!WONDERLAND」、最新アルバムの中から「キミはドリーム」で応戦。そして、2組でのMCに突入。

 

NANA(MAX)「私たちも今日すごい楽しみにしてきたんです。ツーマンライブってほぼ初めてなんです。記念すべき初ツーマンがNegiccoちゃんで本当にうれしいです。実は私が知り合いを通じてNegiccoちゃんのライブに行ったときに、ご挨拶をさせていただいて。会った瞬間スゴい喜んでくれて。それで『何か一緒に出来たらいいね』って話をしていたんです。でもまさかこんなに早く実現するとは思いませんでした。本当にうれしいです。」

 

Nao☆(Negicco)「横浜でのライブのときだったんですけど、ライブにNANAさんが来てるって聞いて『何が起きたんだ』って思いました(笑)。私とMeguはMAXさんの『Ride on time』を歌ってオーディションに受かったので、MAXさんがいなかったら、私たちもここにいないんです!本当に感謝感謝です」

 

MINA(MAX)「Negiccoちゃん、本当にかわいくって。リハーサルの時に泣き出すんだよ(笑)。本当にギュッて抱きしめたくなりました。そうそう、このライブの告知をSNSでしたら、(Negiccoファンは)結構MAXファン卒業生が多いんだよね?MAXを踏み台にしてNegiccoにいったんだよ(笑)」

 

と軽快なトークで、会場を盛り上げます。

 

 このあとは、それぞれが単独でパフォーマンス。MAXは「GET MY LOVE!」「TORA TORA TORA」など往年のヒット曲から「CAT’S EYE」「どんなときも。」などのカバー曲をメドレーで、さらに「銀河の誓い」「Give me a Shake」「Shinin’ on-Shinin’ love」「Grace of my heart」などヒット曲を惜しげもなく披露。抜群の歌唱力に加え、キレキレのダンスも健在。会場のお客さんをもっていきます。

 

 このMAXのパフォーマンスを受けて登場したNegiccoも「矛盾、はじめました。」「カリプソ娘に花束を」「そして物語は行く」「さよならMusic」など近年リリースした曲を中心に構成。スタイリッシュかつキュートなパフォーマンス(MAX効果かいつもより楽しげ)で観客を魅了していました。

 

 それぞれの単独のステージが終わると再び2組がステージで共演。Negiccoの「圧倒的なスタイル」を一緒に歌い、踊りました。恒例となっている間奏のラインダンスもさすがのキレ味。

 

 

お客さんの合いの手も完璧でこの日一番の盛り上がりを見せました。そして最後は、Negiccoにとって思い出深い「Ride on time」で締めくくり。観客はもちろん、ステージ上のNegicco、MAXの両メンバーがなにより楽しんで、ライブは終演しました。

 

「Negi フェスも大盛り上がり!」(次のページへ)

 「MAXねぎ9.28」からわずか2週間。10月13日には、「NEGi FES 2018」が開催されました。Negiccoがオーガナイズするこの野外フェスは、昨年に引き続き、新潟市北方文化博物館 西門広場 野外大ステージで開催となりました。

 

 太陽の日差しの強さから暑さを感じるほどの晴天に恵まれたライブ当日。まずはステージ上にメンバーが登場。

Nao☆「フェス日和でなにより。2年目となるこの会場で、新潟と音楽を楽しんでいただけたら」

 

という「開会宣言」に続いて、出店フード、物販を紹介し、予定通り10分ちょうどで終了。
1組目のYOUR SONG IS GOODへバトンタッチ。

 

 YOUR SONG IS GOODは、7人組インストゥルメンタルバンド。Negiccoとは「カリプソ娘に花束を」の編曲、演奏を手掛けたつながりがあり、今回トップバッターとして出演することになりました。

 

サイトウ “JxJx” ジュン(オルガン)「みなさん、午前中からこれだけの人が集まってすばらしい。インストの曲を連発しますが、皆さん好きに楽しんでください」

 

 フェスのスタートを飾る彼らの演奏。ルーツミュージック、ダンスミュージックなどさまざまなジャンルを昇華した彼らのサウンドが会場に心地よく流れると、来場者も思い思いに体を揺らして楽しんでいます。中には踊り出す人、リズムを刻む人、ステップを踏む人、手拍子をする人、はねる人…。「音を楽しむ」という音楽の本質がそこにあるようなそんな光景です。

 インスト曲を何曲か披露した後、Negiccoをステージに招くと、生演奏での「カリプソ娘に花束を」を披露。これには、観客はもちろん、両グループのメンバーも感動した様子。

 

Nao☆「やっとコラボできた!ありがとうございました!」

 

 トップバッターとしての役割を果たして、終演を迎えました。

 

 

 高野勲(Key)、新井仁(G)、岡山健二(D)をサポートに迎え、アコースティックセットではなくバンド形式で登場したサニーデイ・サービス。

 

1990年代のメロウなナンバー「baby blue」、ボーカル・曽我部恵一、ベース・田中貴のハーモニーが美しい「恋におちたら」、さわやかなサウンドが会場を彩る「あじさい」などを披露。MCでは「Negiccoさんかわいい。全部がかわいい。持って帰りたい」と思わぬ願望を暴露。これには会場からも笑い声が響きました。

 

 注目のNegiccoとのコラボは、彼らの代表作と言っても過言ではない名曲「苺畑でつかまえて」。3人の女性ボーカルが入り、普段とは異なるアレンジになったこの曲を歌い終えると、曽我部は「こんなにすばらしい『苺畑~』はないよね。毎回これでやりたい」と絶賛しました。

 

この後MCで、月刊新潟Koamchiでラーメンコラムを書いている田中が「新潟のラーメンは日本一だと思います」と発言すると観客からは拍手が。それを聞いた曽我部が、「(田中は)こそこそ副業ばかりやっている」と会場の笑いを誘いました。

 

その後も、「白い恋人」など全10曲を披露。「サニーデイとしてはすごく久しぶり(の新潟でのライブ)だったけど、すごいよかった。また来ます!」とメンバーも大満足のライブでした。

 

 

 3組目に登場したKIRINJIは、矢野博康(Per)をサポートに迎えた編成で登場。最新作「愛をあるだけ、すべて」の収録曲を中心にアーバンナイズされたおしゃれな楽曲を次々と披露。

 

Negiccoへ提供した「愛は光」では、よりドラマチックなアレンジで始まったイントロに、3人のハーモニーが美しく、暮れていく太陽の情景と見事にフィットしていました。この曲に続いて、ギターの弓木英梨乃とNegiccoによるユニット・ユミネギを結成。メンバー4人全員が「一番緊張した」と話しながら、見事に「Mr. BOOGIEMAN」を披露。そして即解散しました。

 

「田んぼの真ん中で結構、アーバンな曲をやったぜ!」

 

とボーカルの堀込高樹がつぶやき、会場が沸くと、そのままラストナンバー「After the Party」へ。洗練されたサウンドを夕暮れの北方文化博物館に残し、出番を終えました。

 

 この日Negiccoのバックバンドを務めるCRCK/LCKS。セッティングし、そのままノリのいいアップチューン3曲を披露。太陽が沈み、若干の肌寒さを感じさせる客席を踊らせて温めると、本フェスの主宰である真打ち・Negiccoが登場。

 

 この日に合わせたという新衣装を身にまとい、最新アルバム「MY COLOR」の収録曲である、「Never Ending Story」「キミはドリーム」「そして物語は行く」などを次々に披露。

 

 

Megu「天気がなんとか持ちました。これは皆さんの行いがいいから!」
Kaede「いいフェスだ!」

 

 メンバーのテンションも高めです。さらに、「小田ちゃんとNegiccoのコーナー」と題し、
ピアノの小田朋美の演奏のみで3人のハーモニーを響かせる試みを実施。あたりが暗くなり、幻想的な照明の中、最新アルバムの軸となる「雫の輪」を披露。これまでにない試みに、演奏が終わると観客は温かい拍手を送っていました。その後、「ねぇバーディア」「さよならMusic」というアップチューン会場を盛り上げ、大団円。

 

 最後は今回の出演者全員がステージに登場し、記念撮影。最後はリーダーのNao☆が

 

Nao☆「みんなの笑顔を見られて、『(ここで)2回目ができてよかった』と思える瞬間でした。来年もたくさんのアーティストさんを「Here we go!」って誘いたいと思います(笑)。本当にありがとうございました」

と締めの挨拶。ホスト役を見事に務め、温かい雰囲気のまま終演を迎えました。

 

「まだまだNegiccoの2018年は終わらない!」(次のページへ)

 これらのイベントに続いて、12月1日(土)、2日(日)に苗場プリンスホテルで行われるのが、ワンマンライブ2days「私をネギーに連れてって in Naeba 2018」。松任谷由実、ゴスペラーズらがライブを定期的に行っている苗場プリンスホテル内・ブリザーディウムで、「何かが起きる」2日間。

 

ライブはもちろん、ライブ以外のサブイベントも充実しているので、ライブで出会う彼女たちとは違った表情を見られるかも。

 

 さらに年明けて来年1月には、私立恵比寿中学×Negiccoジョイントライブの開催も決定。2019年も精力的な活動を見せるNegiccoの動向から目を離さないで。

 

◆ライブ概要
<私をネギーに連れてって in Naeba 2018>
【日時】Day1:12月1日(土)開場:16時30分/開演:17時 Day2:12月2日(日)開場:12時30分 /開演:13時
【会場】新潟・苗場プリンスホテル内・ブリザーディウム
【料金】1日券 各¥6,000、通し券 ¥11,000(全指定席)※通し券は販売終了
【備考】4歳未満は膝上無料。席が必要な場合はチケット必要

 

◆ライブ概要
<エビネギ2~バンドで一緒に仲良く演ろうね~>
【日時】2019年1月24日(木)開場:18時/開演:19時 【会場】Zepp Tokyo
【料金】1F立見¥7,500 (入場時別途ドリンク代)2F着席観覧席¥7,500 (入場時別途ドリンク代)
【備考】1F立見は未就学児童入場不可 / 2F着席観覧席は3歳未満入場無料(ただし保護者1名に対しお子様1名まで) 

 

◆ライブ概要
<エビネギ3~エビネギ1の、ようなもの。~>
【日時】2019年1月26日(土) 【会場】新潟県民会館 大ホール 【料金】全席指定¥7,500
【備考】3歳未満入場無料(ただし保護者1名に対しお子様1名まで)

 

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