RYUTistの魅力を全世界に発信するべくスタートした連載「RYUTist to Artist」。1回目で「とにかくストイック! なレコーディング編」をお届けしたところ、「彼女たちの音楽への姿勢を知ることができた!」「メンバーそれぞれのキャラクターが分かる」「続編も楽しみ!」と、うれしい反響をいただきました。これからもより多くの方にRYUTistの魅力を伝えられるように、アクセル全開で行きたいと思います!
さて、先日公開された発売中の最新シングル「センシティブサイン」のMVは、もうチェックしましたか?
数多くのMVを手掛ける気鋭の映像ディレクター･森岡千織さんが監督を務めた本作は、全シーンの撮影を新潟市内で敢行。穏やかで優しい風景が、RYUTistが紡ぐ軽やかで美しいハーモニーと一体となった、どこか懐かしくて、ほんのり切ない作品に仕上がっています。暖かな春の空気感も伝わってくるような映像ですが、実はこの撮影。超過酷だったんです。今回の「RYUTist to Artist」では、この撮影現場に潜入。楽しみすぎて、取材前日にうまく眠れなかった梨本が、とにかく自然体な姿が愛くるしい撮影の模様をお届けします!
■寒さも吹き飛ばす! 日本海に響く笑い声
撮影が行われたのは、4月某日。寒い冬を終え、ようやく新潟でも桜が咲いた頃だったのですが、この日はまさに花冷え。撮影が行われた新潟市内の海岸では、冬が戻ってきたような冷たく厳しい風がビュービューと吹き荒れていました。さらに、空一面には、厚く重い鉛色の雲…。今にも雨が降りそうな空模様に不安が募る中、海でのシーンを撮影します。
こちらでは、メンバーカラーの鮮やかな布が登場。
スタッフさんとメンバーで協力をして、それぞれの端をきゅっと結び、準備は完了です!
結んだ布は4人が仲よく砂浜へ。
布を持った4人が砂浜に並ぶと、とってもきれい!
監督･森岡さんが「これで行きましょう!」と合図をすると、ダウンコートを脱いで、メンバーは春服に。防寒している大人でさえ凍えるほどの寒さでしたが、元気いっぱいの笑顔で撮影はスムーズに進みます。
スタッフ･安部さんが「春だよ! 寒くないよ!!」とメンバーに暗示（?）を掛けるそばでは、RYUTistが所属するPENGUIN DISCSのレーベルオーナー･南波さんをはじめとするスタッフがぶるぶると震えながら撮影を見守ります。
森岡さんの「では、次はその布で遊んでみましょう!」という指示を受けて、
布をはためかせたり、
ぐるぐる回ったり、
メンバー同士でくるみあいっこしたり…
思い切りはしゃぐ4人の姿はカメラが回っていないときと全く同じ、自然体そのもの!
その様子を監督である森岡さん自身が、ハンディカメラを駆使して、映像に残していきます。
撮った映像は、大きなモニターではなく、カメラのモニターをみんなで囲んで、その場ですぐにチェック。
むうたんは「きれい!」と、ぴょんと跳ねていました♪
続いて、砂浜を走るシーンを撮影。さまざまなパターンを撮るため、風が吹き荒れる砂浜を繰り返し走ります。
素足にパンプスを履いているのんのの足は砂まみれ。海での撮影がスタートしてから50分ほどがたったこの頃には「もう足先の感覚がなくなっちゃいました」とのことでしたが、表情はばっちりすてきな笑顔。ともちぃも「MVの撮影はいつも寒いので、大丈夫です!」と頼もしいコメント。さすがです…！
雨がぱらつき始めたところで、海でのシーンはなんとか撮り終えることができました!
森岡さんにお話を伺うと「なんとか雨が本格的に降る前に撮ることができて、ほっとしました。曇り空でしたが、メンバーカラーが映えたので逆に良かったです」と手応えを感じているご様子。次第に強くなる雨に不安も募りますが、次の撮影場所へと向かいます!
■●●は自称･晴れ女!?
続いては、ちょうど桜が見頃を迎えていた白山公園でピクニックのシーンを撮影。
この頃には、雨が強まっていたため、準備を進めるスタッフさんをメンバーがサポートしていました。
私が準備の様子を撮影していると、ともちぃが「濡れちゃいますよ～」と傘に入れてくれる場面も。「優しすぎる……」と心の中で深く感動すると同時に、あまりの至近距離に思わずドキドキしてしまいました♡
雨が弱まったタイミングを見計らって、さくさく撮影を進める森岡さん。どの場面でも「スタート!」や「カット!」などのかけ声はなく、ゆる～っと撮影。これが、森岡さんが得意とする被写体の自然体の姿を引き出すための秘けつなのかもしれません。
MVでは、映像だけですが……
のんの「この前、食パンでチーズドック作ったの!」
みくちゃん「あのチーズがのびるやつ!?」
ともちぃ･むうたん「おいしそう～!」というなんともほのぼのとした会話をしていましたよ。
次第に雨が強くなってきたところ、メンバーからむうたんへ「むうたん、頑張って!」とリクエストが。一体どういうことなんだろう?と思い、聞いてみると「自称･晴れ女なんです!」とむうたん。
そんなむうたんが手のひらをかざしてしばらくすると…本当に雨がぴたり!!!
「本当にやんだよ!」とはしゃぐ4人もとってもかわいくて、その場を和ませていました。
撮影の合間には、「傘を差すのがめんどくさい!」ということを口実に、リーダー･のんのに甘える末っ子･みくちゃんの姿も。「ラブラブですね」と伝えると、「これはスキャンダルです!」とみくちゃん。「みくちゃんの片思いだよ～（笑）」と照れるのんのでした。
さらに、こちらでは4人が遊んでいるシーンも撮影。
まるで何かの大会で優勝したかのようなご機嫌なみくちゃんの走りは、残念ながらカメラに収まっていませんでしたが、MVではメンバーの華麗なフリスビー投げを見ることができますよ♪
ちなみに、RYUTistで誰が一番運動神経がいいのかを聞いたところ、「のんの!」と満場一致。以前、陸上競技をしていたそうで、「今は100メートル18秒くらいかかっちゃいますよ～」と謙遜していましたが、現役時代は100メートル13秒台で走れたそうです!
普段はのほほんとしているのんのですが、確かに言われてみると姿勢が美しいですね!
こうして、厳しい寒さの中でしたが、こちらのシーンも撮影完了。小道具のフルーツやサンドイッチはチームみんなで仲よくいただいていました。
今回の密着であらためて気付いたことは、RYUTistのメンバーはどんなに大変な状況でも、いつでも笑顔を絶やさないということ!
この日も早朝4時に起きて準備をしていたり、真冬のような厳しい寒さだったりと、かなり過酷な状況だったと思うのですが、彼女たちは本当に楽しそうなんです! そして、それが決して無理をしているのではなく、ありのままの彼女たちの姿であるという点もRYUTistの魅力だと心から感じました。
そしてそれは、スタッフさんと同様にメンバーもRYUTistを形作るチームの一員であると感じているからではないかな、と思います。チーム全員が「RYUTistが好き」「すてきなものを届けたい」という思いのもとで団結しているからこそ、彼女たちが作り出すものは愛にあふれている。そう、あらためて実感することができた今回の密着でした。
こうして完成したMVには、チーム･RYUTistの愛がたっぷりと詰まっています。楽曲自体もとってもステキですが、4人の自然体な姿がとっても愛おしいので、ぜひ何度でも見てくださいね!
それでは、第2回はここまで。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
次回もお楽しみに♪
◆リリース情報
ニューシングル「センシティブサイン」 4月23日（火）発売
センシティブサイン／素敵にあこがれて／バ・バ・バカンス！ 全3曲収録
オフィシャルHP／ryutist.jp
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