長靴に麦わら帽の完全防備の服装に着替えた海老蔵さんと勸玄さん、そして花角知事がいよいよ田植えに挑戦します。田んぼを前にした海老蔵さんは
「人生初めての田植えなんで楽しみですけど、何がどう違うのかがわかっていない、体験してみたいなと思います」とコメント。勸玄さんは「楽しい!」とワクワクしています。そしていざ田んぼの中へ。

6人の生産者の方もサポートに入りますが、田んぼの泥に足を取られてなかなか身動きが取れず、皆さん悪戦苦闘。プライベートで同行していた海老蔵さんの長女の麗禾(れいか)さんも参加し、にぎやかな歓声が響き渡ります。麗禾さんと勸玄さんは、泥にはまってしまい大人たちから救出される一幕も。

子どもたちを気にしながらもどんどん苗を植えていく海老蔵さん。

泥の少ないあぜ道側に避難し、そこから苗を植えようと試みる勸玄さん。

泥だらけになりながら田植えは終了。今回のイベントに出席することで「新之助」を初めて知ったという海老蔵さんは、人生初の田植えについて
「子どもの時に米粒を残しちゃいけないって言われるじゃないですか、すごい大変だって話だけど、わかんないじゃないですか。なるほど、こっから大変なんだなっていうのは正直感じました。(田んぼの中は)歩けないです。大変なんですね、田植えって。『新之助』は私の(新之助の)時にはなかったので私の時からあったらうれしかったんですけど、彼(勸玄さん)の時代にそういう物があるっていうことはね。ご縁があって仲良くなれるといいんじゃないですか。新之助同士」と感想を述べてくれました。

また、亡くなった妻の小林麻央さんが小千谷市出身ということに触れ、
「(麻央さんの故郷)そこに子ども達と一緒に来れたことがすごくうれしかったです。一応2人にも伝えたんですけど、あまりわかっていないようなところもありまして、でも、麻央が産まれた土地にね、子ども達と一緒に来られて、なんかうれしかったです」。

花角知事も初めての田植えでした。
「泥の感触はいいですね。本当に(新之助の)評判はいいと聞いてまして、今年は50パーセント作付けを増やす予定にしてますので、この調子で上り調子でいってもらいたいと思います。こちらが勝手にご縁を感じて田植えをお願いしたところ、快く引き受けていただいたということで、ご縁は大事にしたいものだと思います。まさに豊かな実り、大きく実って『新之助』も『コシヒカリ』に並ぶ2トップのブランド米になることを願っておりますし、いずれ新之助さんを襲名される勸玄さんも大きく成長されたらいいと願ってます」。

この日、植えられた苗は、9月下旬から10月に収穫予定。一部を海老蔵さん、勸玄さんに贈呈するそうです。