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【RYUTist to Artist 最終回】とにかく前へ! 8周年記念ライブ編

こんにちは、編集部・梨本です!4月から約半年間にわたって、不定期でお届けしてきた連載「RYUTist to Artist」「大好きなアイドル、RYUTistのことをもっともっと多くの人に知ってほしい!」という私の思いから始まった本企画ですが、とうとう今回が最終回。

 

これまで、第1回のレコーディング編では、難度の高い新曲と誠実に向き合う姿勢を。第2回のMV撮影編では、悪天候の中スタッフさんを気遣いながらも自然体で楽曲の世界を表現する姿を。第3回のライブ編では、ステージの前のオーディエンスを思うプロ意識の高さを。そして、第4回のインタビュー編では、メンバー同士の絆や4人のRYUTistへの素直な思いを、お届けしてきました。

 

「こんな大切なシーンに同席してもいいのかな・・・」と、こちらがひやひやしてしまうような貴重な場面にもメンバーやスタッフの皆さんが温かく迎えてくださり、取材を通して、よりRYUTistにはまってしまった私・・・。毎度毎度、ウェブ記事としてはふさわしくないほどの超長文の文章を書いては、それでも伝えきれない彼女たちの魅力に思いを寄せる日々でした。

 

前段が長くなってしまいましたが、最終回は8周年を記念したライブに潜入!ステージの裏側の様子をお届けしつつ、彼女たちが今、輝きを増している理由に迫ります。

 

 

■4人の絆を深めて迎えた8周年

 

8周年記念ライブが行われたのはRYUTist史上最大規模となる東京都・SHIBUYA CLUB QUATTRO。朝、待ち合わせしていた時間に会場に向かうと、笑顔で準備を待つRYUTistの姿が。

 

緊張してるかな?と思っていましたが、

むうたん「ホテルのオレンジジュース、おいしかったよね?」

のんの「うん!120%って感じだった!」といつも通りの様子。

前日もぐっすり眠れたようで、ほっと一安心!

 

 

そして、上階で合流したみくちゃんを見てびっくり!

話を聞くと、気合を入れるために髪をばっさり切ったそう。女の子が髪を切るのは、一大事!みくちゃんの気合の大きさが表れていました。

 

 

楽屋入りすると、ヘアメイクさん、スタイリストさん、カメラマンさんなどなど、次々と新潟からの心強いサポーターが到着。見慣れた顔に囲まれ、メンバーも安心した表情です。

 

 

さらに、楽屋を訪れたレーベルオーナーの南波さんと談笑も。

 

前日に高速道路のサービスエリアで、メンバーとマネージャー・松木さんの5人分を、じゃんけんで勝ったみくちゃんが購入した(買わされた)という、謎のキョロキョロキーホルダーのお話などで、盛り上がっていました(笑)。

 

この日は、新しい衣装も登場。小花柄やレースがかわいらしい、ザ・アイドル!という雰囲気で、さりげなく各メンバーカラーがあしらわれています。

この日のためにちりばめられたスペシャルなサプライズに、メンバーやスタッフさんの強い思いを感じました。

 

 

その後、ライブ前のリハーサルに向けて、いつものように準備を整える4人。

 

ほぐしの達人・ともちぃがメンバーの体をメンテナンスするほほえましい光景もありましたよ。

 

ストレッチの後は、誰からともなく声出しがスタート。一人が歌い出すと、そこに他のメンバーが音を重ね、4人のハーモニーが楽屋に響きます。これがもう、本当に美しいのです。

 

ダンスの確認も手早く済ませ、リハーサルへと向かいます!

 

「今日のためにいっぱい話し合ってきました」(次のページへ)

 

 

■本番前の最終チェック

 

 

 

一緒にステージに立つ新潟アーティストスクールの子どもたちとのリハーサルをきっちりと行った後は、4人で披露する楽曲は必要最低限の確認で済ませます。

 

体力温存のため、リハーサルは早めに切り上げていました。

 

 

 

そして、お弁当で栄養補給。ともちぃは「今食べたら、ライブの最後まで持たないかも・・・」と心配しながらもぐもぐ。聞けば、「すぐおなかがすいちゃうんです」とのこと。いつも全身全霊のパフォーマンスを届けてくれるともちぃ、やはりエネルギーの消費が早いんですね。

 

さらに、物販で販売されていた、RYUTistが交流のある北海道・西興部(にしおこっぺ)村の「ソフトクリー夢」の差し入れも。

むうたんとのんのは「おいしい!」とテンションアップ!のんのに一口いただきましたが、後味がすっきりしていて、おいしかったです!これは、ライブ前に最高のエネルギー補給になったはず。

 

すっかりリラックスした様子で、2人はソファでくつろいでいました(笑)。

 

食事のあとは、リハーサルの様子を動画でチェック。引き続きリラックスした様子でしたが、ぬかりなく客席からの見え方や、立ち位置を確認していました。

 

ここまでお届けしてきたように、今回の密着で私がひしひしと感じていたのは、「4人ともすごく落ち着いているなあ」ということ。

 

みくちゃんにお話を聞いたところ、「今日のためにメンバーやスタッフさんといっぱい話し合ってきました。特に先週は、ほぼ毎日自主練で集まって、ファンの方に喜んでもらえることを考えてたんですよ」とのこと。

 

この日のために、しっかりと時間と手間をかけて準備を行ってきたからこそ、当日をリラックスして迎えられたようです。

 

「今日はRYUTistのみんなが楽しいライブになったらうれしい」(次のページへ)

 

 

着々とヘアメイクや着替えを進める一方で、会場には続々と8周年をお祝いしようとファンの方が到着。

彼女たちがタイアップを務める企業やキャンペーンのポスター・パネルが出迎えます。

 

さらに、会場には新潟アイドルの先輩・Negiccoさん人気お笑い芸人の東京03さんなど、ゆかりのある方々からたくさんのお花が。RYUTistが8年間で大切に築いてきた幅広い関係性を知ることができます。本当、愛されていますね!

 

会場をのぞいてみると、そこにはすでに満員のお客さんが。期待で胸を膨らませているファンの方にお話を聞いてみました。

ファン歴1年ほどという東京在住の女性は、3枚目のアルバム「柳都芸妓」を聞いて、RYUTistを好きになったそう。「今日はRYUTistのみんなが楽しいライブになったらうれしい」と笑顔で話してくれました。

また、長野から来たという男性は、デビュー当時から追いかけているとのこと!「ずっと見ているから、どれだけ成長しているか、よくわかるんです。表現力がアイドルの枠を超えてますよね。これからも楽しみです」と、またも優しい笑顔。

 

今回の密着を通して感じたことの一つに、RYUTistのファンの方の温かさがあります。密着中に優しさを感じるたびに「ファンはアーティストを映す鏡」という言葉を思い出しました。

 

そうこうしている内に、RYUTistの準備も完了!

 

本番を前に、みんなで円陣を組み、気合を入れます!

 

ステージの入り口を前に、再度4人で円陣。集中を高め、いよいよライブへ!

 

ライブ一曲目はまさかの●●!?(次のページへ)

 

 

ライブがスタートすると、さっそくサプライズが!なんとライブの最後の曲として披露されることが多い「ラリリレル」を1曲目に披露。キュートな新衣装や、みくちゃんのヘアスタイルに加え、まさかの選曲で場内のボルテージは急上昇。満員のファンによる、すさまじい熱量のコールが響き渡ります。

 

メンバーは手短に自己紹介を済ませると、「青空シグナル」「素敵にあこがれて」「センシティブサイン」と爽やかなナンバーを情感たっぷりに披露し、会場をさらに盛り上げます。そこで際立っていたのは、楽曲の世界観を体現するメンバーの息の合ったパフォーマンス。緩急のあるキレキレのダンスで、観客を魅了します。

 

続けて、のんのがライブ前に「RYUTistのレパートリーの中でも特にきつい曲が3曲も入ってるんです(笑)」と話していたパートへ。「日曜日のサマートレイン」「涙のイエスタデイ」「a birthday song」で会場を沸かせると、「バ・バ・バカンス!」では、西興部村のゆるくないキャラ・コッパーさんが登場。コミカルなダンスを交えてサマーチューンを盛り上げ、客席は笑顔でいっぱいに。

 

この頃には、みくちゃんは汗でびっしょり!曲が終わる度に、ファンの方も大きな拍手と歓声で応え、場内は熱気で包まれていました。

 

その後、「新潟県労働金庫」や「新潟県赤十字血液センター」といったRYUTistが携わっているコマーシャルについて紹介するコーナーへ。

 

そこへ、みくちゃんが出演している音楽番組「想い出喫茶ヒッソリー。」(TeNY)で共演しているスネオヘアーさんとカンケさんがサプライズ登場。みくちゃんは「え、待って!泣きそう!」と驚きのあまり今にも泣き出しそうに。

 

スネオヘアーさんが「渋谷の皆さん!RYUTistのヒッソリ―(思い出の曲)を聴きたくないですか?」と呼び掛けると、「RYUTistの始まりの歌」であるデビュー曲「RYUTist!〜新しいHOME〜」を歌い、曲が終わると、カンケさんは「いい曲だね」と優しい笑顔!

 

二人がステージを後にすると、新潟アーティストスクールの生徒たちが登場。かわいらしいダンスで、「フレ!フレ!フレ!」「Groovy Drive」を盛り上げました。

 

スクール生たちを笑顔で見送ったライブ後半では、「心配性」「無重力ファンタジア」「Blue」といったしっとりと歌い上げる楽曲で会場の雰囲気は一変。おなかの中からじんわり染みるスープのような、温かく美しい4人のハーモニーがオーディエンスを包み込みます。これには、ファンの方もうっとり。その余韻を名残惜しむかのように、曲が終わると少し間を置いて、盛大な拍手が送られました。

 

そして、ライブ本編の最後に歌われたのは「黄昏のダイアリー」。清浦夏実さん(TWEEDEES)が作詞を、沖井礼二さん(TWEEDEES)と北川勝利さん(ROUND TABLE)が作編曲を手掛けた楽曲は、次のステージへと進む葛藤や不安、希望が表現された名曲です。クライマックスのむうたんのソロパート「夜明け待つ流星」で私は涙腺が崩壊。4人の素晴らしいステージを目の前で体感できている幸せを噛みしめ、涙でにじむ目に必死に焼き付けます。

 

レーベルオーナー・南波さんから重大発表!(次のページへ)

 

 

■これからのRYUTistのこと

 

こうして、あっという間に終わってしまったライブでしたが、鳴り止まない大きなアンコールに応えて、4人は再登場。ライブを再開させようとフォーメーションにつく4人の元に、レーベルオーナー・南波さんがサプライズ壇上し、歓声が上がります。

 

 

あわあわとするメンバーに南波さんから告げられたのは、2019年秋にシングルがリリースされるということ。うれしいニュースに沸き立つメンバーとファンでしたが、さらに、2020年6月に史上最大規模となる新潟市・りゅーとぴあ 劇場でワンマンライブを開催することも発表。

 

突然のビッグニュースに、「そろそろ現実味がなくなってきたね」(むうたん)、「もう、夢なんじゃない?」(ともちぃ)、「え、もう1年ないじゃん!」(みくちゃん)と、驚きを隠しきれない様子のメンバーでしたが、「絶対に遊びに来てください!」とのんのが話すと、メンバー、南波さんそろって深々と一礼。喜びのあまり、涙を流すファンの方に声を掛ける場面もありました。

 

続けて、「口笛吹いて」を披露。一歩一歩着実に進んできた彼女たちの道のりを描き出すようなナンバーに大きな拍手が送られます。

 

ここで、RYUTistのリーダー・のんのから、集まったファンの方へ感謝のメッセージ。

「前回の7周年のライブの時に『スピードを上げていきます』とお伝えしましたが、こうしてたくさんの方に来ていただいて、次のライブも決まって、本当に幸せです。さっきの発表のときに泣いてくださっていた方もいましたが、『なんでこんなに皆さん優しいんだろう』と本当にいつも感謝しています。RYUTistは今、変わることに挑戦しています。今日も『ラリリレル』を一番はじめに歌ったり、番組の企画でバンドに挑戦したり。私たちも変わることが怖かったんですが、ファンの皆さんの中にも私たちが変わっていくのが嫌だなと感じる方もいらっしゃると思います。だけど、みんなのことが大好きで大切なことは、絶対に変わりません。これからも安心してついてきてください」

 

さらに、メンバーについて、「今までは私がリーダーとして、一番前を歩いてきた感じだったんですが、最近はみんなの後ろを私が歩いている感じに変化しています。みんなが一生懸命RYUTistのことを考えてくれて、3人と一緒で本当によかったと思います。3人が頼もしくなればなるほど、RYUTistもパワーアップしているので、9年目も楽しみにしていてください」と力強く述べると、他のメンバーは涙。

 

みくちゃんは「1回抱きついていいですか?」と言うと、笑顔ののんのにハグし、ピースフルな雰囲気が会場を包みます。

 

ラストスパートには、「Beat Goes On!〜約束の場所〜」「Majimeに恋して」を披露。ゆるっとキュートな楽曲で最後を締めくくり、おなじみのあいさつ「ラリリレル ばっははーい!」をファンと一緒に唱え、ライブは笑顔で終幕。

 

ステージを後にした4人は、一緒にライブを盛り上げてくれた新潟アーティストスクールのスクール生一人ずつに手紙をプレゼント。憧れの存在であるRYUTistからの素敵な贈り物に、目を輝かせていました。

 

こうして、大成功で幕を閉じたRYUTistの8周年記念ライブ。今回、何より印象的だったのは、メンバーの笑顔でした。7周年を記念して行われたNIIGATA LOTSでのライブでは、今ある幸せに感謝をすると共に、メンバー同士の絆を確かめ合い、涙する姿が記憶に残っています。しかし、今回のライブでは、今のRYUTistに対する誇りとさらに進化していきたいという強い思いを、彼女たちの表情やパフォーマンスから感じとることができました。それも、彼女たちがこの1年間で積み重ねてきた経験があってこそ。ますます大きくなっていくRYUTistのこれからの活動がますます楽しみです!

 

■RYUTistに密着して

 

私が今回の連載で意識していたのは、メンバー4人を等しく紹介する、ということ。「各回で印象的だった1人のメンバーにフィーチャーして文章を短くした方が読みやすいのでは?」という上司の的確なアドバイスをはねのけ、とにかく4人の姿を追い続けました。それは、今のRYUTistは今の4人だからこそ成り立っている、奇跡みたいなものだと、強く感じていたから。

 

「いつまで続けられるか分からない」「ずっとはない」と、ともちぃがSNSで発信しているように、アイドルグループの解散や活動休止、メンバーの脱退は珍しいことではなく、RYUTistのメンバーも、いつか別の道を歩む日が来るのかもしれません。

 

だからこそ、今、この4人がRYUTistとしてステージに立ち、それぞれの方法でRYUTistを全うしてくれていることが、とてつもなく幸せなことだと思うのです。得意なこと、苦手なことを4人で補いあって、RYUTistというグループとして最善を尽くす。そんな4人の姿に胸を打たれていたので、その思いの丈を詰め込みすぎ、その結果、毎回必要以上の長文になってしまいました(笑)。

 

これからもRYUTistは感謝の気持ちを忘れずに、丁寧に日々の出来事に向き合いながら、彼女たちらしく9年目も前進していくはずです。「RYUTist to Artist」は、今回で最終回となりますが、新潟Komachiは引き続き彼女たちが紡ぐ奇跡を見守っていきたいと思います。

 

2020年6月に行われるりゅーとぴあでのライブに向けて、これからも一緒にRYUTistの活動を応援していきましょう! フレ! フレ! フレッ!

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