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【新潟公演決定!】旅するアーティスト・Caravanが2020年に紡いだ新たなストーリー

【NEWS】
2020年11月にニューアルバムを発表し、Komachiのインタビューでコロナ禍での生活や楽曲に込めた思いを教えてくれたCaravanさん。この度、新潟での公演が決まったとの嬉しいニュースが届きました!しかも今回の公演は、ご縁の深い島村仁さんとのコラボレーション!2020年の年末に行ったインタビューを今一度読んで、ぜひ足を運んでみてくださいね。

イベント情報

イベント名 Caravan × JIN’S SHOWCASE 
開催期間 2021年4月24日(土)
開催時間 17時30分開演
会場 りゅーとぴあ 能楽堂
料金 5,500円(全席指定)
お問合せ先

FOB新潟 ☎025-229-5000

このあとに続くインタビューは、2020年11月に行ったものです。


「新潟はホームタウンのように感じている街です」と語るのは、全国を旅しながら、その歌声を届けているシンガーソングライターのCaravanさん。その言葉のとおり、新潟にもこれまでに幾度となく足を運び、音楽を通して特別な時間や空間を共有することで、リスナーとの絆を深めてきました。

新型コロナウイルスの影響によって思うようにライブ活動を行えなかった2020年。Caravanさんは、人々の背中を後押しする新曲をリリースすると同時に、配信ライブを通してファンにエールを送り続けてきました。今回は、そんな1年を象徴するようなニューアルバム「Bittersweet Days」について、お話を伺いました。

楽曲制作と並行して○○作りをスタート

こんなにライブをやらなかったのは今年が初めてでした。これまでライブ中心の活動をしてきたので、すごく不安になりましたし、この先どうなっていくんだろうという恐怖さえ感じました。とはえ、やれることをやっていくしかない。無理矢理ライブをしても誰もハッピーにはならないので、今年は配信ライブにチャレンジしたり、インスタライブをしたりして、リスナーの方とコミュニケーションを取ってきました。リアルタイムで画面上にコメントが流れるので、普段は見ることができないみんなの頭の中を知ることができて、親近感も感じられました。これはこれでおもしろいなって

世間の変化に合わせながらもCaravanさんらしい活動を続けてきた2020年。世界的に生活のあらゆる活動に制限がかかる中、私生活ではあることに挑戦したそう。

「僕も家にいる時間や暮らしている街に滞在している時間が長かったので、楽曲制作の合間を縫って初めて米作りをしてみました。農薬や化学肥料、無動物性堆肥を使わずに農業をやっている仲間がいて、彼らが今年からお米作りをしたいと話していたのがきっかけで、僕も一緒に挑戦しました。自然に触れて作業していると部屋で悶々としているよりも心身共にスッキリして、始めてよかったなと思いました。稲が日に日に成長していく様子を見ていると、バタバタしているのは人間だけなんだなと思えて心強くもなりました。米作りで得たポジティブな気持ちを作品に落とし込むことができたようにも感じています。本業がどちらか分からなくなるくらい(笑)、米作りにも真剣に取り組ん1年でしたね

「手紙」のようなニューアルバムの楽曲たち

2020年11月に発表されたニューアルバム「Bittersweet Days」。すでに配信限定で発表されていた新曲を含む全11曲には、どれもポジティブなメッセージがちりばめられています。

「アルバム制作を始めたのは、2020年の年明けからでしょうか。本当はミニアルバムを出そうと考えていましたが、ツアーもできない状況になっていたので、しっかりと制作に打ち込んで今年の記録集のようなアルバムを作ろうとシフトチェンジしたんです自分自身の2020年はこんな感じだったと言えるようなものにしたくて。アルバムに先立って3月にリリースした『Magic Night』は、コロナの影響から作り始めたわけではなかったんですが、自分にもみんなにも大丈夫だよ伝えられる、おまじないのような曲になったと思います

世間が目に見えない不安に包まれていた2020年3月に「Magic Night」が配信限定でリリースされると、その温かく優しい曲調と前向きなメッセージに多くのファンが勇気をもらいました。

この先どうなるか分からないけど大丈夫』っ僕自身も言ってしかったんです。サビ部分のコーラスは、一緒にお米を作った八一(はちいち)農園のみんなに歌ってもらいました。曲作りでも助け合っています(笑)。このアルバムに収録されている他の曲も、意識的にポジティブなことを言おうとしていたわけではないんですが、届けたい人の顔を浮かべて曲作りをしていたら自然にそうなっていきました。いつも以上に人と人との距離がある世界だったので、手紙のようにきちんと手触りのある、手渡すようなアルバムにしたいなと思ったんです」

まさに2020年を集約したような作品に仕上がっている「Bittersweet Days」。タイトルには、どんな思いが込められているのでしょうか?

ここまで世界中のみんなが同じ問題に直面することはこの先もなかなかないと思います。これはこれで貴重な経験ですよね。その気持ちを忘れないようにと表現しましたまるでフォトアルバムのよう、1年間の景色をよみがえらせる1枚に仕上がったと思います。最近では配信やストリーミングを通して聴く人が多いので、アルバムを1枚通して聴く機会は少ないかもしれませんが、充実した時間を作れるはずなのでぜひアルバム全体を聴いていただけたらうれしいです

またいつか、第二のホームタウン新潟へ

Caravanさんにとって活動の「背骨」であるライブ。現在、感染症対策を実施しつつ、少しずつ再開へ向けて、歩みだしています。

ガイドラインに従って2分の1のキャパで、対策を万全にした状態でやろうと動き出しています。どうなるかまだからない状況ですが、始めないわけにもいかない。ライブに行こうという決意よりも、行かない正しさの方が増えてしまっているので、それでも来てくれる人たちを僕は全力で迎え入れたいですこれまで、新潟でもさまざまな機会でライブをさせていただきました。ホームタウンのような感覚すら覚えているので、もしライブを思い切りできるようになったら真っ先に行きます。その時はぜひよろしくお願いします!

【リリース情報】
アルバム「Bittersweet Days」 発売中
価格:3,597円
Hometown/Magic Night/Drop Out Diaries/君はすごい/Today’s the Day/
Into the Silence/Standin’ on the Road/How to Dream/Vagabond/
Have a Nice Day/Stay Home 全11曲収録

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