松浦「僕はお笑い自体全然知らなかったんで、『こういうふうにやんねんな』みたいなのの連続でした。見る物全てが新しくてどんどん吸収していくというか……。ギターは使えるんだけど、どう使ったらええか分からへんから、作家さんや、すっちーさんをはじめ、石田靖さん、清水けんじさんたちに一からいろいろ教えてもらいました」

 

 

すっちー「(松浦さんと)おばはんとチンピラの役でずっとコンビ組んでて、1週間に20回くらい公演があるから舞台でいろんなことが試せる。そん中で、新喜劇のネタを何本かつなげてやってみたら『歌ネタ王』で優勝できた。そして『パンツミー』いう訳の分からんCDも出させていただきました。新喜劇で毎日舞台に上がっていたから、今こういうキャラでやれていると思います」

 

 そんな吉本新喜劇の魅力を関西圏だけでなく全国に伝えたいという思いが、今回の全国ツアーの理由だといいます。

 

すっちー「吉本新喜劇は、関西、四国、九州などではテレビ放送もされていて、そこそこ知名度もあるんです。でも名古屋より東は知らない人が圧倒的に多い。『新喜劇ってなんなん?』『聞いたことはあるけど、ちゃんと全部観たことない』くらいの印象なんです。だからもっと全国に面白さを広めていこう、と始まったのが今回のツアーなんです」

松浦「お笑いはもちろんですが、日本人が好きな勧善懲悪的な流れになっていたり、ハッピーエンドで終わるのかと思ったら最後にひとひねりあったり。とにかくいろんな要素がたくさん詰まっているのが新喜劇の魅力ですね」

 

 

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