1曲目の勢いのまま、テンポの速い、ノリのいい曲が立て続けに披露され、お客さんはヒートアップ。MCでKAZZさんが「この舞台に立つのが夢だった。自分たちの曲を聴いてくれる人たちとのたくさんのつながりが生まれたから、今日こうして僕らの音楽を届けられています」と、あらためて感謝の思いを伝えます。そして、「笑顔のままで」「恋人岬 ~your song~」という人気曲で、Rafveryのもう1つの魅力である優しくしっとりと歌い上げる側面も見せてくれました。

 

 

 バラードを歌い終えるとステージに現れたのは、Rafveryとはライブでは何度も共演してきた、東京在住のシンガーソングライターのH!dE。披露されたシングル「奇跡の絆 Friending  H!dE」(誰とコラボするときも、「Featuring~」ではなく、必ず「Friending~」と表記するのがいかにもRafveryらしい)は、RafveryとH!dEとの親密で温かな関係を実感させてくれました。
 温かく和やかなムードが残る中、ステージ中央にはなんと提灯(ちょうちん)が運び込まれます。これは、この日のライブの前売りチケットを1人でも多くの人に買ってもらおうと、彼らが県内各地の飲食店などに飛び込みで続けてきた「流し」としてのパフォーマンスを再現し楽しんでもらおうという演出。「ギター歴実質5ヵ月」のKAZZさんが奏でる和音にのせて、「風見鶏」を歌いお客さんを喜ばせました。

 

 

 続いて呼び込まれたのは、長岡を拠点に活動するアコースティックデュオ・ひなた。Rafveryとは「ひなベリー」と名乗って、路上ライブなどでも一緒に歌ってきただけに、息もピッタリ。4人で歌った「MY HOME」では、DJによるビートばかりでなく、アコースティックギターの伴奏でも自分たちらしさをしっかり表現できるRafveryの音楽性の幅の広さも印象づけました。

 

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