6人体制初のニューシングルは「でかどんでん」

 

現役中学生は1人もいないが、「永遠に中学生」の6人組グループ・私立恵比寿中学、通称「エビ中」。キュートでキャッチーな楽曲とパワフルなライブパフォーマンスで多くのファンをとりこにしている彼女たちが、5月26日(土)に新潟県民会館でライブを開催。それを前に来県したメンバーの真山りかさんと柏木ひなたさんに、ニューシングルや全国ツアーについてお話を伺いました。

 

 

1月3日にメンバーの廣田あいかさんが転校(卒業)し、6人体制で新たなスタートを切った彼女たち。

6月6日(水)にリリースされる、新体制初のニューシングル「でかどんでん」にはバラエティー豊かな4曲を収録。表題曲の「でかどんでん」は思わず体が動き出すようなキレのあるダンスチューンで、クセになるフレーズのリフレインが特長です。

 

 

真山「初めて表題曲のタイトルを聞いたときは、『でかどんでん』の意味が分からなくて、『ん?』って聞き返してしまいました(笑)。最近のシングルは、『スーパーヒーロー』『まっすぐ』『シンガロン・シンガソン』っていうメッセージ性の強い曲ばかり続いていたので、エビ中はこれからその方向性の曲を歌うアイドルでいくのかと思ったら、『でかどんでん』が来て(笑)。ライブでタイトルを言ったときには、9年活動を続けてきて初めて客席が『シーン……』ってなって、皆さん頭に『?』が浮かんでいたんですけど、歌ったり、振り付け講座をしたら、盛り上がってくださって。私自身も繰り返しのフレーズが頭に残っちゃって、結果的に『でかどんでん』に思い切りはまっちゃってますね(笑)本当にただただ楽しい楽曲です!」

 

 

柏木「初めて楽曲を聴いたときは『短っ!』って思いました。今までシングルで出させていただいた曲の中で歴代一位で短くて、3分9秒しかないんです。で、カップラーメンを作るときに最適だなって思って(笑)。いつも歌番組出させていただくときは、曲が長いからだいたい1番までのテレビサイズなんですけど、この曲は最初のボイスパーカッションみたいなところと間奏を削ったら、全尺歌うことができるんです。世に『でかどんでん』っていう曲が出て、始めは『なんだこれ?』って思われるかもしれないけど、気になるタイトルだから、子どもから大人までたくさんの方に聴いてもらって、楽しんでいただけたらと思います。私たちも最初は『?』だったけど、ライブをしているうちに楽しんでいるお客さんの反応を見て、どんどん広まっていってほしいなあと感じています」

 

1月4日に武道館で行われた6人体制での初ライブでは、元ミドリの後藤まりこさんが作詞した楽曲「響」を初披露。同シングルのカップリングとして収録されています。(※仕様によって、収録曲は異なります)

 

 

柏木「これからも歌い続けていくっていう決意が込められている曲でもあるので、1月に披露したときには、『これが今のわたしたちです』ってキチンと皆さんに示せたかなと思います。メッセージ性のある曲なので、最初はこれがA面になるんだろうなって思ってたんですけど、『でかどんでん』になって(笑)。でもシングルの最後に『響』が入っていることで、『ふざけてたりもするけれど、こういうエビ中もあるよ』っていうことを見せられたと思います。あとは、歌声に6人それぞれの色が出ているなと感じました」

 

真山「はじめて歌詞をいただいたときに、後藤さんとエビ中がすごくシンクロしていると感じました。後藤さんから私たちへのメッセージである気もしたし、私たちの気持ちもそこに乗っけられるなって思いました。やっぱり変化する瞬間ってめちゃくちゃ不安な気持ちもありますし、だけどちょっとわくわくする気持ちもあって。この曲は『明日世界が終わっても この音は止まらないんだ』っていうフレーズで始まるんですが、他の人からしたら世界が終わるような壮大なことではないけど、エビ中にとってはそのくらい大きな出来事が1月3日にあって。それでも、自分たちがエビ中を続けていくんだっていう意志を伝えられる歌だと思いました。私たちがつないでいくメロディーにみんなが乗ってくれたら、それが一番だし、そういう思いで大切に歌っています」

 

エビ中へのピュアな思いと強い意志が感じられる二人の目には、これからも突き進んでいく私立恵比寿中学の姿がはっきりと見えているようでした。

 

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