今や県内のみならず全国で活躍中。7月20日(金)に結成15周年を迎える3人組のNegiccoさん。前回、「Negicco15周年特別企画」と銘打ち、特別企画第1弾として、6月30日に行われたカウントダウンツアー「Negicco with you」のファイナル新潟公演の模様を、たくさんの写真と共に徹底リポートしました。
第2弾ではなんと、メンバー3人+Negiccoを陰で支える敏腕プロデューサー&ディレクターの5人で座談会を実施。その前編となる今回は、15周年ということで出会いから今までのお話をたっぷり伺いました。
-まず両サイドのお2人から、自己紹介をお願いできますか?
connie(写真左端)「はい。Negiccoに関して音楽部分で関わっていますconnieといいます。Negicco歴は15年ですね」
雪田(写真右端)「同じく、音楽部分のディレクションをやっています雪田です。Negiccoとは2012年くらいからだと思うので歴は6、7年くらいですかね」
-せっかく15周年っていうこともあるので、お互いの第一印象を伺います。メンバーのみなさん、connieさんの第一印象は覚えていますか?
Nao☆「バリバリオタクの中のオタクだと思いました」
connie「最初はライブだったんです。当時新潟市にあったライブハウスのスタッフに『今度こういうイベントあるよ』って教えてもらって見たのが、Negiccoだったんです。最初はホントに『恋するねぎっ娘』っていうネギをPRする曲しかなく、なんじゃこりゃって思って、面白いけどなんかすごいなって思ってしまったんですよ。地元でそういうアイドル活動をやるって事自体が想像していなかったのですごいインパクトでした」
-最初、アイドルとお客さんだった関係がどのように、プロデューサーへと変化していったのですか?
connie「その出会ったライブハウスで僕がDJイベントを主催して。そこにゲストとしてNegiccoに来てもらったんです。その時にイベントのオリジナル曲を作ったら歌ってくれるかなと思って、『トキメキ★マイドリーム』という曲を作ったんです。無理なお願いをしたら歌ってくれて。それがきっかけですね。ファンとしては自分の曲を歌ってもらえることが純粋にうれしかったですけどね(笑)」
―メンバーの皆さんはその時のことを覚えています?
3人「覚えてます」
Nao☆「connieさんのDJイベントに、Perfumeさんが出たことがあるって聞いて、すごいイベントなのかなって。すごく詳しい人なのかなって思っていました」
connie「Perfumeさんが出たのは僕のイベントではなくて、仲間のイベントだったんですけどね(笑)」
―1曲だけの提供だったのがなぜ、15年も…?
connie「もともとその場だけで歌って終わりの予定だったんですけど、その当時持ち歌が『恋するねぎっ娘』1曲しかなかったんです。だから『トキメキ★マイドリーム』を引き続き歌っていいですか?と聞かれて、ぜひぜひってなって。そしたら、しばらくして楽曲提供の依頼が来たんですね。そこからずっと……」
―メンバーの皆さんはconnieさんの曲のどんなところが魅力だと思いますか?
Nao☆「覚えやすい。なんか聴いたことあるな~みたいな。耳で聴いててもちょっと懐かしくて、みんな口ずさんでるような曲。正直アイドルさんって、自分たちがやりたいって思う音楽に出会える機会って少ないと思うんです。でもconnieさんの曲はどの曲をいただいても外れがない。connieさんなしで今はないと思います。
connie「そこはお互いさま。僕もNegiccoがいなかったら、自分の音楽をここまでたくさんの人が聴いてくださる機会ってなかったと思いますし」
Nao☆「正直なところ、私たちも子どもだったので、もともとファンで居てくれた方とどう接していいかわからなかったんですけど、接していくうちに信頼できる人ってわかって。私もリーダーとしてどうしたらいいのか悩んだ時、connieさんにポジティブな言葉をいただいて、なんというか心のよりどころみたいな感じで。心が折れても、プラスのことを言って私たちを支えてくれました」
Kaede「レコーディングのとき、めちゃめちゃ褒めてくれるんですよ。気持ちを高めてくれるんです。あと、『こういう風に歌ってくれる?』ってディレクションしてくれるんですけど、その歌い方が自分ではあまり挑戦したことのない歌い方だったり。実際歌ってみると『あっ、こんな感じも出来るんだ』って発見できたり。自分自身の可能性を広げてくれるプロデューサーです」
Megu「connieさんがNegiccoのことを思ってくれてるんだな、というのは歌詞とか曲からも伝わってきます。だから『私たちも頑張らなきゃ』って思えます」
-では、今度は雪田さんについてお伺いします。雪田さんは、Negiccoの皆さんの第一印象はどんな感想を持たれました?
雪田「よく聞かれるんですけど、ヤバイって(笑)。なんというか田舎感がすごい、という印象でした」
-メンバーの皆さんはどんな印象ですか?
Nao☆「最初はすごい優しかったんですよ。Negiccoの担当じゃなかったから。『着いてきてください』って言うと『いいよ~』って、着いてきてくれる感じ、優しいお兄さん。でも、だんだんNegiccoに熱を持ってくれて、どんどん本気になってくれて、レーベルの人だけど、事務所の人みたいに親身になってくれました」
雪田「最初は、担当じゃないから『単純に現場、着いて行ってください』とか、上の人の指示に従っただけで、別に俺の意見は言う必要ないんで、ただ何も言わずやるべき仕事だけをしてたんです。でも担当になって、自分で回さなきゃダメなんで、いろいろやり始め、意見も言い始めました。事務所が、『俺たちはこうするんだ』っていうのがあると、俺もあんまりいかないタイプなんですけど、そんなに事務所的にもこれがしたい、あれがしたいって感じじゃなかったんで。レーベルにいながら、事務所的なハンドリングをしていました」
-Nao☆さんもおっしゃっていましたが、徐々に彼女たちへの熱量が上がってきたんですか?
雪田「そんなこと無いんですけど、ただやるからにはちゃんとやりたいというだけです」
Nao☆「愛情は持ってくれてるって思っています。ゆっきー(雪田さん)が本気な分、メンバーも『ゆっきーの熱を冷ましちゃいけない』と思っていて。ゆっきーが笑っていたら安心できる。ライブ終わって笑ってるか笑ってないかでその日のライブがどうだったのかわかる。緊張感ありまくりです(笑)」
-怒られた中でも「これはまずい」って思った印象的なエピソードは?
Nao☆「中野サンプラザ公演が終わった後で呼び出されて、映像見せられて。『やる気あんの?』みたいな感じで怒られて。その時に、『あっ(Negiccoが)終わる』って思いました。そこでみんなでミーティングして自分が本格的に変わりましたね。どうしてもこういう性格上ちゃんとしたものをやらなきゃっていう思いがあって。それが型にハマって見えちゃったりとか。真面目すぎるぐらい真面目だとは思ってはいるんですけど、でもそれをみんなが見てて楽しいって思うパフォーマンスって、どういうものなんだろうってすごい勉強して、いろんな物を見たりしてその時にMCとかもいろいろ考えさせられて。ゆっきーは客観的に見た意見をくれるので、すごくありがたいですね」
-褒めて伸ばすタイプのconnieさんと、厳しく接する雪田さん。好対照なコンビが、Negiccoを一番近くで支えていますね。
Nao☆「このコントラストが大事。事務所には厳しい人がいなかったので(笑)」
-お二人からみて、出合った当時から、メンバーはここが成長したと思うことはどんなところでしょう?
connie「出会った時はまだ小中学生だったので当然なんですけど、ライブの合間のトークが、まーひどかった。大人だったらいろいろ気を使ってイベントで呼んでくれた先の地元の話とかすると思うんですけど、そこまでまだ気が回らなかったり。こっちがハラハラするような事が多かった気がしました。歌やダンスについては、レッスンを受けていたので成長が見えたんですけど、トークはなかなか…(苦笑)。
でも、NHKホール公演(2016年)の前後ぐらいからかな?Negiccoを知らなかったとしても、ライブを初めて観た人も、絶対楽しいだろうなって思うくらい、魅力が伝わるようなライブだったり、MCができてるなと感じたのは。これも長年の積み重ねで少しずつ成長していったんだと思います」
雪田「僕もconnieさんと同意見です。ライブのMCが面白くないと、ライブも面白くないと思うんで、そこはいつの間にか何となく出来るようになったと思います。あと単純にすごいライブが固くて、ザ・アイドルみたいな感じだったんです。それがあんまり好きじゃないので、『自由にやってよ』とか、『振りやらなくていいから』っていうのをなんとなく自分たちで理解してやれるようになった気がします」
Nao☆「TRICERATOPSさんのライブにお邪魔したときに、本当に面白かったんです。“同じ”3人組で演奏はもちろんなんですが、MCも。やはり、MCの楽しいライブって行きたくなるよねって学ばせていただきました。アイドルのライブのMCって『次の曲はなんとかなんとかで出来た曲です』とか、フォーマットがあるような気がして。Negiccoの場合、そういうところよりもっと人間性を出した方が面白いんじゃないかって考えて。MCでそういうものを出していこうよ、自分たちを出していこうよという話をして、今に生かしています。いろいろお話いただいたんですけど、2人とも本当にNegiccoになくてはならない存在。もはやメンバーです(笑)。これからもよろしくお願いします。」
座談会前半戦は、Negiccoを支える2人から見たこれまでの彼女たちをたっぷりお話いただきました。後半戦は、いよいよ間近に控える朱鷺メッセのライブ、そして最新アルバム「MY COLOR」について、たっぷり語っていただきます。7月14日(土)11時に更新予定なので、乞うご期待!
◆ライブ概要
Negicco結成15周年記念ワンマンライブ“love my 15years at 朱鷺メッセ”
【期日】7月21日(土) 【時間】18時 【会場】朱鷺メッセ・新潟コンベンションセンター
【料金】一般7,777円(指定席)、女性エリア7,777円(指定席)、親子エリア2枚セット12,777円(指定席)、学生席(学割)5,777円
【Lコード】未定 【Pコード】114-755 【チケット】発売中
【備考】4歳未満ひざ上無料。4歳未満でも席が必要な場合は有料。親子席の対象は 中学生以下1名、大人1名。学生席の対象は、高校生以下。入場時要公的身分証明書
【問い合わせ】キョードー北陸チケットセンター ☎025-245-5100