「クラウディア」以降、新潟では「ささやき色のあの日たち」「X day」「海盗セブン」という作品を上演。そのプロモーションのための取材や公演でたびたび新潟を訪れている2人は、すっかり“新潟通”になっているようです。

 

 

寺脇「特に「X day」の時は新潟に長くいたので、毎日ホテルから劇場まで、川沿いにジョギングしたりとか。それが日常になっていましたね」

岸谷「いいんだよね~。川があって。あとは新潟は何でもおいしいので、それを楽しみに来てますね(笑)」

寺脇「まず、日本酒を飲みたい(笑)」

岸谷「魚も本当においしいですよね」

寺脇「たまらないわけですよ。僕らもまあまあ大人になって、ちょっといいものを食べれるようになりましたし(笑)。一番驚いたのは、(越乃)寒梅をドボドボ入れた鍋。ホントに衝撃で。『これ、なんだよ』って(笑)」

岸谷「東京でも新潟のお酒を飲むんですよ。でもね、新潟で飲むほうが絶対においしい。新潟の空気と土地と気候、水が混ざり合ってるからだと思うんですよね。やっぱり新潟に来ないと」

寺脇「根付いてるものを、根付いてるところで食べるっていうことですよね。東京の新潟料理のお店に行くのと違うんだよね」

 

 

 緊張感あふれる舞台の本番に臨み、そこから解き放たれる終演後は、キャストやスタッフと地のものを満喫し、労をねぎらう。それが地方公演の醍醐味(だいごみ)だと言います。

 

寺脇「やっぱり芝居がうまくいかないとお酒もおいしくないですから。ただお酒を飲みに来るじゃなくて、やっぱりいい芝居ができてそれを観てもらって、お客さんに笑ってもらえて、感動してもらって、拍手をいただいて。それからの『今日の自分たち頑張ったな』っていうのがあるから(酒も)おいしいわけで。おいしいお酒が飲める=いい芝居ができたよっていうことの証明でもあるので。酒ありきの芝居じゃなくて、芝居ありきの酒っていうところなんですよ」

岸谷「みんなそれを分かってるから、楽しみにしているんです。みんな(いい店に)連れてけ、連れてけってうるさいですよ(笑)。とにかく、今回もいい芝居をお届けしたいと、キャスト、スタッフ一同全力で臨みますので、楽しみにしていてください」

 

 かなり饒舌(じょうぜつ)に、新潟について語ってくれた岸谷さんと寺脇さん。そんな2人に、今回上演される作品のこともガッツリ聞きました。その模様は次回。

 

第2回はこちら

 

 

 

 

◆公演概要
ダイワハウスSpecial 地球ゴージャスプロデュース公演 Vol.15「ZEROTOPIA」
【日時】6月9日(土)❶12時30分 ❷17時30分、10日(日)13時 【会場】新潟テルサ
【料金】SS席12,000円、S席9,500円、A席8,500円

【Lコード】32210 【Pコード】483-415
【チケット】発売中 【備考】未就学児入場不可 

【問い合わせ】キョードー北陸チケットセンター ☎025-245-5100
【作・演出】岸谷五朗
【出演】柚希礼音 西川貴教/新田真剣佑 宮澤佐江・花澤香菜(Wキャスト)/
藤林美沙 原田薫 大村俊介(SHUN)水田航生 植原卓也/岸谷五朗 寺脇康文 ほか