そして、今回出演するキャストの皆さんからも本作に懸ける思いや意気込みを聞くことができました。

 

 

男(シルビネ)役・松村雄基さん「笹部さんと約5時間ほどじっくりお話させていただいた時に、『シルビネはとにかく寂しがり屋でどこかひねくれていて、わがままな、ややこしい人間だと思います』とお伝えしたんです。そうしたら笹部さんが『シルビネはまさに松村さんだ』とおっしゃったので、役者としてはうれしい反面、ちょっと人間としては複雑な思いもあります(笑)。ですが、それは自分でも感じたところで、本当におっしゃる通りだと思います。プレッシャーもありますが、そればかりでなく、20周年の記念事業として、もう一度エネルギーを取り戻そうという思いが結集する作品に参加させていただけることを非常に誇りに思っています。この作品を楽しんでいただき、その再生の気持ちをお客さまにも持って帰っていただけるように頑張りたいと思います」

 

 

妻役・木村花代さん「昨年出演させていただいた『星の王子さま』で新潟のお客さまの温かさに包まれ、とても救われました。私自身も今年芸能生活20周年なので、この作品と共に原点に戻り初心を忘れないように、さらに20年の重みもしっかりと受け止めて一緒に舞台を作っていけたらなと思っております。私が演じる妻の役を前回演じてらっしゃったのが、劇団四季の大先輩である久野綾希子さんということも、大変光栄な事だと思っております。旦那様をどんな風に救っていくか、愛を持って接していけるかを女優としても、そして女性としても、すてきに演じられるように頑張っていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします」

 

 

ファデット役・生越佳奈子さん「オーディションで選んでいただいて、稽古が始まってみたら私が思っていたよりもずっと、みんなが本気でこの舞台に参加していることが分かって、頑張らなきゃいけないなと焦りもありました。周りの皆さんの本気に押されて、自分でもレベルアップをしていきたいと思っているので、稽古がとても充実していて楽しいです。まだまだ足りないと私は感じているので、稽古に今まで以上に本気で取り組んで、いい舞台にしていけたらいいなと思います」

 

 

マドレーヌ役・藤田カロリーナさん「私は新潟出身で今東京を拠点に活動をしているので、オーディションを受けるか迷ったのですが、憧れの作品が再演される機会を逃したくないと思い、新幹線に飛び乗りました。ずっと憧れていたマドレーヌという役を頂けることになってうれしい反面、プレッシャーもあります。でも、りゅーとぴあという私の原点の場所で、なんとか1ミリでも1センチでもマドレーヌに近づくことができるように、強い気持ちを持って、今稽古に挑んでいる最中です。20周年の記念すべき作品、頑張りたいと思います。よろしくお願いします」

 

 りゅーとぴあの開館時から多くのファンに愛されている歴史あるミュージカル「シャンポーの森で眠る」。記者会見を通して、本作に携わる人々の心が一つになっていることを感じ、本番がますます楽しみになりました。

 

 

 

 

 この秋は、20周年を迎えたりゅーとぴあが送る“奇跡のミュージカル”で感動体験をしてみませんか?

 

 

 

◆公演情報

りゅーとぴあ開館20周年記念 ミュージカル「シャンポーの森で眠る」 

10.19(金)~21(日)開催 チケット発売中

会場/りゅーとぴあ 劇場 

時間/10月19日(金)19時、20日(土)(1)13時 (2)18時、21日(日)13時 

料金/一般/S席4,500円、A席3,500円 

小学生~高校生/S席2,000円、A席1,500円

U-25(25歳以下対象・入場時要身分証)2,500円 

備考/未就学児入場不可(託児サービスあり・公演の2週間前までに申し込み)

お問い合わせ/りゅーとぴあチケット専用ダイヤル(11時~19時、休館日を除く) 

℡/025-224-5521

 

原作/ジョルジュ・サンド(宮崎嶺雄訳「愛の妖精」岩波書店刊)

脚本/菊池准

作詞/岡本おさみ

作曲・音楽監督/宮川彬良

演出/戸中井三太

出演/松村雄基、木村花代、生越佳奈子、藤田カロリーナ、オーディションで選ばれた新潟キャスト

企画・製作/りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館