新潟の恵みとイタリアの食文化が融合した一皿

3皿めは「魚沼産リゾット米と古代米のリゾット」。魚沼エリアでリゾット米が栽培されているなんて知っていました? 

しっかりとした歯ごたえがとてもおいしく、魚介ダシの利いたソースの味わいを引き立てます。合わせるのは、新潟市西蒲区にある「レスカルゴ」のロゼワイン。シェフは今回、新潟産の食材を主役にするということで、同じ環境や風土で造られた新潟県産ワインを積極的にマリアージュしてくださったんです。「実はこの料理にもサラダほうれん草を使っています」という説明に、皆さん驚きながらもじっくりと味わっていました。

 

リゾットの旨味を噛みしめていると、キッチンからいい香りが…。そうです、いよいよお待ちかねのメインディッシュの登場です!本日のメインを飾るのは「新潟県産 鹿肉のハンバーグ 胎内産 越後姫のソース」。南魚沼市産のしいたけ天恵菇、通称“おばけしいたけ”も添えられています。鹿肉のしっかりとした肉感と野性味のある脂に甘酸っぱい越後姫のソースがよく絡む。しいたけも肉厚でとってもジューシー! ぎゅっと旨味が詰まっています。合わせるのは、これまた南魚沼市にある越後ワイナリーの赤ワイン。 メルロー&カベルネソーヴィニヨンのRED WOLFです。

おいしさにナイフとフォークがとまりません。またこの果実香のある赤ワインが、ハーブをたくさん使ったハンバーグの複雑な旨味を引き立てます。まさにマリアージュ!

 

そして、フィナーレに華を添えたのが…

「胎内産 越後姫を使ったドルチェ盛り合わせ」。3種類ものドルチェが盛り込まれていて、女性陣からはうっとりとした声が…。だって、全部ピンクで越後姫がぎっしりですもの!こちらに合わせたのは、イタリア産のドルチェワイン。イタリアでは食後に、少しアルコール度数が高く甘さの強いドルチェワインを楽しむそう。まだまだおいしい余韻に浸っていたいところですが、終わりの時間が近づいてきてしまい…。

 

最後は、シェフ、農家さん&JAの方々から〆のご挨拶をいただき、参加者全員で記念撮影をパシャリ!開始当初は緊張していた皆さんもこの笑顔! やっぱりおいしいものは心を豊かにし、人と人をつなぎます。

 

そしてお土産として、JAみなみ魚沼から南魚沼市産サラダほうれん草1袋、JA胎内市から胎内市産越後姫1パック、シェフから自宅で作れるサラダほうれん草と越後姫のイタリアンレシピをいただき、皆さん本当に大満足。とても素敵な一夜になりました。


上中下越と縦に長い新潟県には、各地域にその土地の風土や気候を生かしたすばらしい食材がたくさんあります。それらを365日、一生懸命育てる農家さんたちがいて、農家さんたちを支えるJAがあるからこそ、日々私たちの食卓に“おいしい新潟産”が届きます。そして、大切に育てられた食材を経験と感性でおいしく調理し、届けてくれる料理人とお店があるから、特別な食体験ができるということを改めて実感したイベントでした。

 

皆さん、スーパーでは「新潟産」と書かれた食材を(野菜だけでなく、米やお肉、お魚、お花も!)、レストランでも「新潟産」と書かれた料理を積極的に選びましょう! 

 

※今回イベントで登場した食材は各地域の直売所で購入できます。詳しくは、下記の取材協力先をご参照ください。

 

LA CUCINA LIBERA

[住所]新潟市中央区米山2-2-5 1F
[電話番号]025-369-4876
[営業時間]ランチ11時30分~13時30分(月~金曜は予約のみ)、ディナー18時~23時
[定休日]不定休

 

取材協力:

JAみなみ魚沼

[住所]南魚沼市浦佐5148-1
[電話番号]025-777-3786

[ホームページ]www.ja-m-uonuma.or.jp

 

JA胎内市

[住所]胎内市本郷字家の下493-2
[電話番号]0254-43-7402

[ホームページ]www.ja-tainai.or.jp

 

最後にオフショット。グラスを一生懸命磨いてくれていたLA CUCINA LIBERAのホールスタッフの女の子。気持ちよく食事をさせてくださったお店の皆様、本当にありがとうございました。