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【イベントレポート】おいしい新潟産のある食卓 スペシャルディナーイベント

新潟Komachi本誌の人気連載、JAグループ新潟 presents「おいしい新潟産のある食卓」。その連載が誌面を飛び出し、新潟市中央区にあるイタリア料理店「LA CUCINA LIBERA」にて、一夜限りのスペシャルディナーイベントとして開催されました。南魚沼市産サラダほうれん草胎内市産越後姫、どちらも身近な食材ですが、果たしてどんなイタリア料理に変身するのでしょうか…!


3月17日、会場となったのはこちら。新潟駅南口エリア・けやき通りにある「LA CUCINA LIBERA」です。レンガ調の外観が何ともオシャレ。気分が高まります!

 

新潟産の食材を、知って、食べて、お家で再現!

今回のイベントコンセプトは「新潟産の食材を、知って、食べて、お家で再現」。参加者はおいしいもの好きな読者の皆様と、JAみなみ魚沼の長田大軌さん、サラダほうれん草農家の駒形圭太さん、JA胎内市の早川翔太さん、越後姫農家の佐藤一希さん。そう、実際に今日、料理として登場する食材を作った生産者の方々にお会いできるといったプレミアムな企画。参加者の皆さんとさっそくお話をし始める佐藤さんと早川さん。参加者の方々から生産者さんへの質問が絶えません。

こちらは当日のメニューリスト。前菜からドルチェまで計8品、すべての料理に相性抜群のワインが付くマリアージュスタイルです。

黙々と仕込みに取り掛かるシェフの古関さん。雪降る中での農家さんへの取材から、本日の料理とワインのメニュー構成まで、すべて引き受けてくださいました。

>>シェフが農家さんを訪れた様子はこちらから

 

まずは開式のご挨拶。左がサラダほうれん草農家の駒形さん、右がJAみなみ魚沼の長田さんです。まだ少し緊張気味。続いて、左が越後姫農家の佐藤さん、右がJA胎内市の早川さん。お2人もまだ少し緊張しています。そして、今回のイベントを一緒に企画してくださったJA新潟中央会の髙橋さんからも。最後はシェフの古関さんから。生産者、それを支えるJAの皆様、そして料理人。フィールドは違えど、新潟の農業と食の未来を支えるメンバーが集結したイベントがいよいよ幕開けです!

かんぱーい!(皆さんもまだちょっと緊張気味)

 

前菜からドルチェまで!サラダほうれん草と越後姫が主役のフルコース

本日のお料理は計8品。そのすべてに南魚沼市産サラダほうれん草と、胎内市産越後姫の両方、もしくはどちらかがメイン食材として使われています。キッチンでは、前菜の準備が進められていました。緑と赤のコントラストがなんとも美しい!まず1皿めの「南魚沼産サラダほうれん草と胎内産 越後姫を使った前菜の盛り合わせ」。イタリア産のスパークリングワインと合わせた一皿です。サラダほうれん草にはバルサミコ酢のソースが、越後姫には横越で酪農を営む「ロイアルヒルホルスタインズ」のチーズが挟まれています。彩りも鮮やかで、テーブルからは「わー、キレーイ!」「すごーい!」などの歓声が。皆様、すかさずスマートフォンで撮影をしていました。続いて登場したのが、胎内市産の米粉を使った自家製パン。甘くてふっくらもっちりとした食感は米粉ならでは。焼き立てふかふかがまたうれしい!続いて登場したのが「南魚沼産サラダほうれん草のニューディー、オーブン焼き&魚沼産そば粉パスタ」合わせるのは胎内高原ワイナリーのソーヴィニヨン・ブラン、2013年ヴィンテージ。実はこのワイン、シェフが気に入ってマイセラーで大事に保管していたものだそう。なんて貴重なワイン!シェフは一人で23名分ものパスタを作るために、こんな大きなフライパンを振ります。こちらが仕込み中のニューディー。トスカーナ地方の郷土パスタだそうです。料理がサーブされると、シェフが料理の成り立ちや本場イタリアでの食文化についてを説明してくれます。

生産者の皆さんも「こんな食べ方があるのか…」と興味津々の様子。

>>続いて魚沼市産のリゾット米を使ったリゾットが登場!

新潟の恵みとイタリアの食文化が融合した一皿

3皿めは「魚沼産リゾット米と古代米のリゾット」。魚沼エリアでリゾット米が栽培されているなんて知っていました? 

しっかりとした歯ごたえがとてもおいしく、魚介ダシの利いたソースの味わいを引き立てます。合わせるのは、新潟市西蒲区にある「レスカルゴ」のロゼワイン。シェフは今回、新潟産の食材を主役にするということで、同じ環境や風土で造られた新潟県産ワインを積極的にマリアージュしてくださったんです。「実はこの料理にもサラダほうれん草を使っています」という説明に、皆さん驚きながらもじっくりと味わっていました。

 

リゾットの旨味を噛みしめていると、キッチンからいい香りが…。そうです、いよいよお待ちかねのメインディッシュの登場です!本日のメインを飾るのは「新潟県産 鹿肉のハンバーグ 胎内産 越後姫のソース」。南魚沼市産のしいたけ天恵菇、通称“おばけしいたけ”も添えられています。鹿肉のしっかりとした肉感と野性味のある脂に甘酸っぱい越後姫のソースがよく絡む。しいたけも肉厚でとってもジューシー! ぎゅっと旨味が詰まっています。合わせるのは、これまた南魚沼市にある越後ワイナリーの赤ワイン。 メルロー&カベルネソーヴィニヨンのRED WOLFです。

おいしさにナイフとフォークがとまりません。またこの果実香のある赤ワインが、ハーブをたくさん使ったハンバーグの複雑な旨味を引き立てます。まさにマリアージュ!

 

そして、フィナーレに華を添えたのが…

「胎内産 越後姫を使ったドルチェ盛り合わせ」。3種類ものドルチェが盛り込まれていて、女性陣からはうっとりとした声が…。だって、全部ピンクで越後姫がぎっしりですもの!こちらに合わせたのは、イタリア産のドルチェワイン。イタリアでは食後に、少しアルコール度数が高く甘さの強いドルチェワインを楽しむそう。まだまだおいしい余韻に浸っていたいところですが、終わりの時間が近づいてきてしまい…。

 

最後は、シェフ、農家さん&JAの方々から〆のご挨拶をいただき、参加者全員で記念撮影をパシャリ!開始当初は緊張していた皆さんもこの笑顔! やっぱりおいしいものは心を豊かにし、人と人をつなぎます。

 

そしてお土産として、JAみなみ魚沼から南魚沼市産サラダほうれん草1袋、JA胎内市から胎内市産越後姫1パック、シェフから自宅で作れるサラダほうれん草と越後姫のイタリアンレシピをいただき、皆さん本当に大満足。とても素敵な一夜になりました。


上中下越と縦に長い新潟県には、各地域にその土地の風土や気候を生かしたすばらしい食材がたくさんあります。それらを365日、一生懸命育てる農家さんたちがいて、農家さんたちを支えるJAがあるからこそ、日々私たちの食卓に“おいしい新潟産”が届きます。そして、大切に育てられた食材を経験と感性でおいしく調理し、届けてくれる料理人とお店があるから、特別な食体験ができるということを改めて実感したイベントでした。

 

皆さん、スーパーでは「新潟産」と書かれた食材を(野菜だけでなく、米やお肉、お魚、お花も!)、レストランでも「新潟産」と書かれた料理を積極的に選びましょう! 

 

※今回イベントで登場した食材は各地域の直売所で購入できます。詳しくは、下記の取材協力先をご参照ください。

 

LA CUCINA LIBERA

[住所]新潟市中央区米山2-2-5 1F
[電話番号]025-369-4876
[営業時間]ランチ11時30分~13時30分(月~金曜は予約のみ)、ディナー18時~23時
[定休日]不定休

 

取材協力:

JAみなみ魚沼

[住所]南魚沼市浦佐5148-1
[電話番号]025-777-3786

[ホームページ]www.ja-m-uonuma.or.jp

 

JA胎内市

[住所]胎内市本郷字家の下493-2
[電話番号]0254-43-7402

[ホームページ]www.ja-tainai.or.jp

 

最後にオフショット。グラスを一生懸命磨いてくれていたLA CUCINA LIBERAのホールスタッフの女の子。気持ちよく食事をさせてくださったお店の皆様、本当にありがとうございました。

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