温泉宿だからこそ味わえる非日常的な時間と特別な体験。例えば、“何もしない”という贅沢やスパ＆マッサージ、生まれたての源泉に浸かる！など。月刊新潟Komachi本誌で紹介している癒やしの宿から、今こそ行きたい２軒をピックアップいたしました。癒やしのひとときへご案内いたしますよ。
■べにや無何有（石川県／加賀山代温泉）
山代温泉にある薬師山は、かつて僧侶が温泉の施浴と薬草の調合によって人々を癒やしてきたといわれる治療の場。その伝統を受け継ぐ「べにや無何有」では、薬草やオイルを使ったトリートメントや朝7時からのヨーガクラスなど、古来より伝わる癒やしの技法を体験できます。
「無何有」という名に込められた思いは“からっぽの中の豊かさ”。自然の息づかいに耳を傾け、自然とともに深呼吸する非日常的な時間を体験できます。
ダイニングでいただく夕食は季節を反映した懐石料理仕立て。贅沢な時間に身をゆだね、何もしないという究極の贅沢を味わってはいかがですか。
[住所]石川県加賀市山代温泉55-1-3
[電話番号]0120-07-1340（通話無料）
[営業時間]IN15時／OUT11時
[定休日]なし
■法師温泉 長寿館（群馬県／法師温泉）
創業から１４０年の年月が過ぎても、多くの人を魅了する「法師温泉 長寿館」。１８７５年に建てられた本館も、その後にできた別館も国登録有形文化財に指定されたもので、歌人の与謝野晶子や作家の川端康成が利用した客室に泊まることができます。
この宿の自慢は何よりも温泉。浴槽の真下から湧き出る、生まれたての天然温泉に浸かれるなんて、なかなか味わえない貴重な体験です。湧き出た温泉の有効成分は変質せずに体に吸収され、より高い効能が期待できるそう。
食事は川魚や山菜など、群馬の美味が中心。特別プランの上州牛のステーキは絶品です。
[住所]群馬県利根郡みなかみ町永井650
[電話番号]0278-66-0005
[営業時間]IN15時／OUT10時30分
[定休日]なし
酷暑疲れ、まだ残っていませんか？ ご飯もおいしく、過ごしやすくなった秋ですから、ちょっと足をのばして贅沢な温泉旅、いいじゃないですか。本誌には、この他にも心身をリフレッシュさせてくれる癒やしの宿が満載です。