実は今、女性にとって魅力的な効果が期待できるとしてサウナに夢中になる女性が全国的にも増えています。その秘密について、日本サウナ・スパ協会公式のサウナ大使であるタナカカツキさんにお話しを伺いました。
ちなみに、タナカさんはマンガ家として活躍されていて、サウナを題材にしたマンガ・エッセイ「サ活」の執筆のほか、「コップのフチ子」のデザインなども手掛けています。そこで今回は、サウナにまつわるイラストも描いていただきました!
Q1.いまサウナにハマる女性が増えているって本当ですか?
「私たちは、年に1回『日本サウナ祭り』という、サウナに入るだけのイベントを企画・運営しています。昔は男性ばかりでしたが、近年は応募者の約3割が女性です。都内では女性だけのサウナのイベントがあったり、女性作家が描くサウナを題材にしたエッセイやマンガも増えているんです」
Q2.女性がサウナに夢中になる理由ってなんですか?
「女性のサウナ愛好家からは『冷え性がなくなった』『肌の調子がよくなった』とよく聞きます。『きれいになる場所』としてサウナを利用される方も多いそうです。私個人としては、体のコリがなくなったり、風邪をひかなくなったとか…。ですが、実際にサウナの効果なのかはよくわかりません(笑)。私は気持ちがよくて、ただ単純に楽しいからサウナに通っています」
Q3.心のリフレッシュやリラックス効果もあるんですか?
「1日の中で、静かに落ち着いて、全裸になって、完全な休息の時間をとることは深いリラックスにつながります。そのためには、混んでいて照明が明るく、テレビが付いているようなサウナ室では気持ちが落ち着きませんから、施設選びも重要。心と体はくっついているものなので、心がリラックスした状態の方が、体に与える効果も上がるはずです」
Q4.サウナの効果的な入り方はありますか?
「サウナの基本的な入り方は『サウナ室→水風呂→休憩』を3回ほど繰り返します。温冷交代浴と言います。その後はゆっくりと体を楽にして休みます。しばらくすると快感が全身を包み込みます。これがサウナ好きがよく言う“ととのう”感覚!重要なのは、しっかり体を冷却すること。ちょっと大げさに言うと、水風呂に入るためにサウナ室に入るのです。誤解している方もいると思いますが、サウナは汗をかくためだけに利用するものではありません。冷却後の“ととのう”瞬間こそがサウナの醍醐味。最初はとても入りづらい水風呂が、慣れるとまったく平気です。サウナ入浴が習慣化すれば、さまざまな健康面でのメリットを実感できます。ですが、くれぐれも無理のないように、安全第一でご利用ください!」
Q5.初心者にはどんなサウナがおすすめですか?
「サウナ室には、電気ストーブ、薪ストーブ、遠赤外線など、熱源の種類によってさまざま。なかでもおすすめは、80度ほどの室温で、『ロウリュサービス』があるといいですね。適度に湿度があり、熱がまろやかなので初心者でも入りやすいでしょう。高温で乾燥しているドライサウナ室は体に大きな負荷をかけますので、初心者にはおすすめしません。また、しっかりと冷たい水風呂があることも外せないポイント。ゆっくり休憩できるスペースや外気を浴びることができる露天部分があればなおよいです。さらに、サウナ後は五感が敏感になりますので、おいしい食事があれば言うことなしですね!」
Komachi最新号では、サウナとおいしい食事が楽しめる日帰り湯施設をたくさんご紹介しています!
タナカさんおすすめの入浴法を実践し、ぜひみなさんも「ととのう」感覚を味わってみてくださいね。
その感覚が分かるとサウナにハマること間違いなしなんだとか…!