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知れば知るほど、好きになる! 名店の和菓子探訪

近年、和菓子の消費量は減少傾向で廃業する店舗も多い中、若い世代にアプローチしたモダンな和菓子を作っている老舗があります。

今回は、本誌でご紹介している中から2店舗をピックアップしてご紹介します!

 


■百花園 本店

古町の営所通りに本店を構える和菓子店「百花園」は、明治15年創業の和菓子屋さんです。4代目の息子で36歳の若き職人・太田新太郎さんは、「和菓子に触れる機会が少ない人たちに、もっと気軽に食べてほしい」と、2017年に和菓子のケータリングサービス「HIYORIKA」をスタートさせました。その後、店頭でも販売してほしいというファンの声を受けて、今ではショーケースに並ぶように!

 

HIYORIKA 上生菓子 1個378円(箱付き)~

右上から時計回りに、空の色、あかり、万代橋、鯛、ほのか、新潟花火、うららか。ずっと見ていたくなるほど洗練された上生菓子は、パステルカラーの色合いがかわいらしいですね!万代橋や新潟花火といった新潟をイメージしたものも多く、かわいいだけでなく新潟の風土も感じられます。

 

 

贈答用としての需要が減少している上生菓子ですが、「HIYORIKA」では贈答用箱の詰め合わせだけでなく、一個入りも用意。結婚式のプチギフトやバレンタインデー、家族や友人の誕生日など、さまざまなシーンで気軽に和菓子を贈る文化を提案しています。

 

佐渡や茶豆などの新潟らしいモチーフをかたどった「にいがた琥珀」(1箱864円)など、ほかにもかわいらしい商品がたくさん!ぜひ店頭に行ってみてください。

 

百花園 本店

[住所]新潟市中央区営所通1-321
[電話番号]025-222-4055 
[営業時間]9時~19時 
[定休日]なし 

 


■越乃雪本舗 大和屋

長岡の地で240年以上の歴史を紡ぐ「越乃雪本舗 大和屋」。クレヨン、万華鏡、おはじきなど、ノスタルジックな文具やおもちゃをモチーフにした「おさとうのまほう」を販売しています。伝統的な干菓子は、流水やカエデなど四季を感じさせる抽象的なものが多いですが、このシリーズにはあえて分かりやすい、キャッチーで具体的なモチーフを採用し、若い世代を中心に話題になっています。

 

おいしいおえかき 1,782円

徳島県産の上質な和三盆糖を贅沢に使い、繊細な口溶けと上品な甘さに仕上げています。季節に合わせてフレーバーが変わり、夏季はブルーベリーやバニラアイスなどの味が登場予定!

 

万華鏡のかけら 1,242円

昨年9月に発売された同シリーズの最新作。多層に重ねた琥珀糖と寒氷で、万華鏡の移ろう美しさを表現しています。味はラズベリー、ミント、プレーンの3種が3枚ずつ。

 

「おいしいおえかき」は、山桜で作った特注の木型にはめ込み職人さんがひとつひとつ手作業で成型しています。

 

シリーズ第一弾の「こはくのつみき」(1,296円)と「あまいおはじき」(875円)。

 

越乃雪本舗 大和屋

[住所]長岡市柳原町3-3
[電話番号]0258-35-3533
[営業時間]9時~17時30分
[定休日]日曜、ほか水曜不定休

 


 

本誌では、ほかにもかわいい和菓子をご紹介しています。

見ているだけで楽しい和菓子は、友人へのプレゼントに喜ばれること間違いなしですよ!

 

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