2017年8月25日発売「月刊新潟Komachi10月号」の中で掲載している、新潟Komachi編集部が自信を持っておすすめする【2017年、絶対に食べてほしい注目のラーメン7選】。
最終回は、前回の「麺屋 奥衛兵門」さんに引き続き、南魚沼市にある「麺処 清水」さんです。関越自動車道･六日町ICから車で5分ほどでしょうか。大きな看板があるわけではないので見落とさないように注意してください。行列が絶えないので車でいっぱいの駐車場を見つけたら、それが清水さんです。
写真奥にもカウンター席があります。県内ではまだ珍しいタッチパネル式の券売機です。
そんな清水さんでおすすめしたいラーメンが、編集部の中でも「これまで新潟にないスタイルのラーメンです！」と話題になった「塩煮干しそば」（500円）です。琥珀色のスープに美しい麺、そして飾り過ぎないトッピング。SNS映えしそうな、洗練されたビジュアルですよね。
もちろん、見た目だけじゃありません。この透き通ったスープからは信じられないような、芳醇で香りと奥深い味わいが楽しめます。決め手は、じっくりと煮出した煮干しダシ。丹念にこすことで濃厚な味わいながら、えぐみのない上品なうま味だけを抽出しています。
このこだわりのダシに塩ダレや香味油を合わせることで、透明度が高いながらも、香り高くうま味がたっぷり、まろやかな塩味がしっかりと伝わってくるスープに仕上がっているんです。
東京･調布市の人気ラーメン店･柴崎亭で腕を磨いたご主人の清水さんは「派手で高価なラーメンは目指していません。シンプルでおいしい、を突き詰めています」と教えてくれました。確かに塩煮干しそばのトッピングは、チャーシュー、メンマ、カイワレダイコンのみ。チャーシューは低温調理で仕上げていて、もっちりとした歯応え。噛むほどに感じるコクのあるうま味がクセになりますよ。
ちなみに、県内ではちょっと珍しいワンタンをトッピングしたラーメンもあります。写真はワンタン中華そばです。
写真ではわかりづらいかもしれませんが、このワンタン、かなりの大きさなんです。皮のプルプルとした食感と、ギッシリ詰まったアンのかみ応え…かなりおいしいです。「SNS映え」としてはワンタンがない方がいいのかもしれませんが、ぜひこのワンタンは食べてもらいたいですね！
新潟では珍しい、新しい味わいがいっぱいの「麺処 清水」さん。並んででも遠出してでも食べたいラーメンがあります。
麺処 清水
［住所］南魚沼市四十日2935-1
［電話番号］025-788-0882
［営業時間］10時～15時LO※土･日曜･祝日は17時～20時も営業
［定休日］不定休