もうすぐ、秋の行楽シーズン。新潟から列車でおでかけする機会も多いことでしょう。列車旅といえば、駅弁。駅弁があるとないとでは、旅の盛り上がりが全然違いますよね。というわけで、新潟で駅弁を買うなら絶対に食べたい駅弁を厳選してみました。新潟県内では、それぞれ購入できる駅が限られるため要注意です。
新潟を代表する5つの駅弁屋さんの商品に分けて、ご紹介します。
・新発田三新軒…「えび千両ちらし」「湊街にいがた･華やぎ弁当」
・三新軒…「雪だるま弁当」「鮭の焼漬 箱入りむす美」
・新潟三新軒…「村上牛しぐれ」
・駅弁の池田屋…「きつねいなりと鮭菊ずし」「越後長岡喜作辨當」
・ホテルハイマート…「磯の漁火」「鱈めし」
メディアで取り上げられ、一気に話題に！
厚焼き卵の下には海の幸がいっぱいの「えび千両ちらし」
さまざまのメディアで取り上げられている話題の駅弁で、新潟駅弁の代名詞になりつつあります。ダシ入りの厚焼き卵の下には、ウナギのかば焼き、コハダ、蒸しエビ、イカが隠れていて、どこから食べようかと悩んでしまうほど。列車内の会話も絶対盛り上がる面白さとおいしさが共存しています。1,300円。新潟駅で購入できます。
県産ブランド種が集結！
新潟を丸ごと味わう「湊街にいがた･華やぎ弁当」
柳ガレイ、越後もち豚、佐渡産のイカなど、新潟のブランド品種が集結した幕の内弁当。さまざまなおかずが少しずつ種類豊富に入っているので、新潟の美味を味わうにはぴったり。パッケージに描かれているのは国指定史跡で重要文化財の旧新潟税関庁舎です。1,180円。新潟駅で購入できます
食べ終わった後は貯金箱に！
今年で30周年を迎える「雪だるま弁当」
雪国・新潟らしい雪だるまをイメージしたパッケージで人気の駅弁。ご飯を覆う鶏そぼろは濃いめの味付け。ご飯もおかずも量はたっぷり。食べ終わった後のパッケージは貯金箱にも使えます。カラーバリエーションが豊富で、実は眉毛と鼻が動くため、表情がとても豊か。1,080円。新潟駅で購入できます
新潟の郷土料理・鮭の焼漬がぎっしり！
「鮭の焼漬 箱入りむす美」
焼いた鮭をしょうゆダレに一晩漬け込むことで、驚くほどおいしく、ご飯が進むおかずになる新潟の郷土料理「鮭の焼き漬け」。そのほぐし身がぎっしりと詰まったおにぎりが主役のお弁当です。卵焼きや煮物なども添えられています。820円。新潟駅で購入できます
甘辛く煮付けた村上牛がご飯を覆い尽くす
贅沢感を味わう「村上牛しぐれ」
新潟県産のブランド牛「にいがた和牛」の中でも、特に肉質の柔らかい村上牛をしょうゆ、砂糖、酒、みりんなどで甘じょっぱく煮付け、たっぷりとご飯にのせた贅沢な一品。お弁当の4分の3が村上牛ですからね。とにかくお肉を堪能したい人にはおすすめです。実は茎ワカメが名脇役。1,200円。新潟駅で購入できます
3種の手まりずしがかわいい！
「きつねいなりと鮭菊ずし」
新潟ならではの食文化・食用菊を使った菊ずしをはじめ、鮭、いなりと3種類の手まりずしがかわいらしく並ぶ、女性向けの駅弁です。キツネのイラストがかわいい掛け紙は、ポストカードになっています。1,050円。長岡駅で購入できます
長岡市を中心とした美味が集結！
「越後長岡喜作辨當」（エチゴナガオカキサクベントウ）
長岡で90年以上続く豆腐店の油揚げ、1831年創業「越後みそ西」のみそ漬け、かぐら南蛮の鶏だんごなど、中越エリアの美味が集まっています。お米はもちろん長岡産のコシヒカリ。パッケージが古き良き駅弁の雰囲気を醸していて、鉄道ファンからも人気です。1,050円。新潟駅・長岡駅で購入できます
フタを開ければ潮の香りが広がる
日本酒と相性抜群の「磯の漁火」
殻付きのサザエ煮、カニの身が入ったもずく酢、ニシンの昆布巻きなど、磯の香りを感じる食材がいっぱい。おにぎりは梅干しと鮭の2種類。車窓に広がる日本海を眺めながら食べてほしい駅弁です。1,250円。上越妙高駅、直江津駅で購入できます
タラとタラコを味わい尽くす
海の親子弁当「鱈めし」
2012年に開催された「駅弁 秋の陣」で、最高位の駅弁大将軍を受賞した名物弁当。コンブの炊き込みご飯の上には、棒タラ、タラコ、タラの親子漬けなどタラ尽くし。それぞれがそれぞれの塩っ気で、ご飯が止まらなくなります。海の親子丼をぜひに。1,200円。上越妙高駅、直江津駅で購入できます
いかがでしたか？ 豊かな山々と広大な日本海がある新潟県は美味の宝庫。さらに日本一の米どころで、雪国だからこそ発達した保存食の技術が合わされば、当然駅弁だっておいしくなります。昔と違って改札を通らなくても買えますから、気になるお弁当があれば、ちょっと豪華なランチとして買うのもアリですよね。