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世界を股にかける「酒麺亭 潤」松本さんが愛する新潟のラーメンとは。

2018年2月25日発売の新潟Komachi4月号「ずっと愛されるラーメン」特集では、人気店のご主人が通い続けているラーメン屋さんを教えてもらいました。
「麺や来味」「ののや」「三吉屋 本店」「麺屋 あごすけ」「酒麺亭 潤」と新潟県民なら知らない人はいないと言っても過言ではない人気店のご主人がまた食べたくなる一杯とは…。

 


 

今回ご紹介するのは、「酒麺亭 潤」の松本 潤一さんの愛するラーメン。県内外のほか、海外でもその名を知られるラーメン界の立役者です。「ラーメン作りで大切な要素は愛情!」をモットーに、日々メッセージを込めてラーメンを作っている松本さんは「かん哲」をご紹介してくれました!

 


 

おいしいだけじゃなく、「また食べたい」と思える味。

 

2017年6月、JR燕三条駅近くの居酒屋「たまや」の駐車場にラーメン屋台が誕生しました。

営業日は水・木・金曜の夜。店頭でチャルメラ音を流し、カウンターで立ったままラーメンを食すノスタルジックなスタイル。手掛けているのは、三条市「酒場カンテツ」のオーナー・関本秀次郎さんです。

料亭出身のご主人が作るのは、あっさり味を追求した塩ラーメンのみ。この一杯に全力を注いでいます。

ちょうちんが目を引くブルーのハイエースで営業。

 

現在、県外での仕事が多い松本さん。出張を終え、新幹線から降りて家路に着く途中、ふと聞こえるチャルメラのメロディーに引き寄せられ幾度となくこの屋台を訪れているそうです。

「関本さんとは昔から交流があるんですがラーメンは食べたことがありませんでした。

初めてこの塩ラーメンを食べた時には、正直、すごく嫉妬しました(笑)。

ラーメン店で修業をしたことがない人が、ここまでの味を出せるのかと。

塩ラーメンは、一番作るのが難しいと思っています。作り手の思いと技術が味に出ますから。

料亭でしっかり修業を積んで料理人としての基礎ができているからこそ、この塩ラーメンが作れるんだと思います。

ただ単純においしいだけじゃなく、また食べたい! と思える味に久しぶりに出会えました」。

 

飲んだシメにもぴったりな塩ラーメン (700円)。

 

ダシは鶏ガラをベースに煮干しやシイタケといった和風ダシを合わせたダブルスープ。


透き通ったスープは最後まで飲み干す人がほとんどだとか。

 

具材はチャーシュー、ネギ、きくらげとシンプルを極めています。

越後甘豚を使用したチャーシューも自慢。スープに溶けそうなほど柔らかい。 

 

「具材の一つ一つを丁寧に仕込んでいるし、具の切り方も美しい。ここまで徹底できるのは、彼が持つラーメンへの情熱が成せる技だと思います」と松本さん。近い将来、店舗を構えるのが目標というかん哲の関本さん。おいしさを求め続ける姿勢は今後も目が離せません。

 

立ち食い塩ラーメン かん哲
[住所]三条市須頃1-67-1 たまや駐車場内
[電話番号]0256-55-4504(酒場カンテツ)
[営業時間]18時~売り切れ次第終了
[定休日]月・火・土・日曜・祝日


「麺や来味」の布川真友さん、「ののや」「八」「八兵衛」「八っちゃん」などをプロデュースする野々屋代表取締役社長・草野 崇さん、「三吉屋 本店」の坂田和男さん、「麺屋 あごすけ」の月岡二幸さんの愛すべき一杯は、Komachi4月号でご覧ください!

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