6年前、惜しまれつつ休業したラーメンの名店「竜胆(りんどう)」。
・・・ですが、
ついに、7月10日、新潟日報メディアシップの2階に復活オープンしました。
店主の中野則司さんは、「のろし」「まる七」「勝鬨屋」など、人気店を展開する「有限会社サークルセブン」の代表取締役でもあります。
人気店でありながらも休業という選択をした中野さん。
その理由について、
「ラーメン屋って不思議でね、同じラーメンでも、作る人が変わると味が違うって言われるんです。なので、社長業が忙しくなって厨房に立てなくなった時、いったん店を畳もうと決めました」と語りました。
↑醤油ラーメン(800円)スープを一口すすると、ふわっとカツオ節のいい香りと、柚子のさわやかな香りがひろがります。
経営する店舗はどれも郊外型ですが、この度復活した「竜胆」は新潟市中央区のど真ん中、万代の一等地に店を構えます。
「新潟で生まれ育ったからには、いつか新潟市の真ん中で勝負したいと思っていました。県外や海外の方にとって、初めて食べる新潟のラーメンがウチになる可能性もある。ここで味を認められることで新潟のラーメン全体が注目されていく…。そんな灯台のような存在になれたらという思いを持っています」。
↑竜胆餃子(550円)。おろしダレをたっぷりのせてカブリつくと、ジュワ~っと肉汁があふれて口いっぱいに広がります。
店名の「竜胆」は、最愛の母が好きだった花。
共に店に立つという夢を果たせなかった母がいつもそばにいる、そんな思いから名付けたのだそう。
「おふくろは54歳でこの世を去りました。5年後、55歳になっておふくろの歳を一つ越せたら、10席くらいの小さな店を持ちたい。社長なんて言ってるけど、やっぱりラーメン屋のおやじなんだよね(笑)」。
いよいよスタートした「竜胆」の第2章、そして新潟ラーメンの未来に思いをはせる中野さんでした。
柳麺 竜胆(ラーメン りんどう)
[住所]新潟市中央区万代3-1-1 新潟日報メディアシップ2F
[電話番号]025-383-6636
[営業時間]11時~21時
[定休日]無休