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おいしいラーメンを大解剖! 「解体“麺”書」 ~くま一編~

皆さん、ラーメンは好きですか?もちろん好きですよね!?

食べたラーメン4,000杯超(もう数えるのをやめました笑)、新潟ラーメンをこよなく愛する私、新潟ラーメン伝道師・片山が人気のラーメンの愛される理由を大解剖する企画「解体“麺”書」。

Komachi8月25日号でもご紹介しておりますが、KomachiMAG.ではさらに深く、さまざまな角度から解剖していきたいと思います。お得な情報もありますので、最期までチェックしてみてくださいね!

今回ご紹介するのは、新潟市の「長岡中華そば くま一・大衆酒場 若旦那」です。

若旦那といえば、新潟駅の万代口周辺や駅南けやき通りなどの人気エリアに店を構え、極上生ウニと村上牛の贅沢巻きをはじめ、思わず写真を撮りたくなる料理がそろう人気居酒屋。

そんな若旦那が新潟県庁前エリアに初進出しました。昼はラーメン店、夜は居酒屋と2つの顔を持っていて、ラーメンは夜もオーダーでき、飲んだ後のシメの1杯まで堪能できます。宴会利用者向けの運転代行無料特典もあるので、気兼ねなく楽しめますよね。

旬の素材を取り入れた全7品を味わえる宴会コース。飲み放題付きで3,900円とコスパ抜群。モツ鍋にはラーメンのスープを使用しています。

 

いよいよラーメンを解剖していきますよ!

くま一の看板メニューがこちらの「長岡生姜醤油らーめん」(750円)。

長岡生姜醤油といえば、新潟五大ラーメンの一つに数えられ、長きにわたり新潟で愛される味。それに比べると、見た目も味も大きく異なります。

まずは何と言っても、ビジュアル。濃褐色のスープはおなじみのそれですが、明らかに違うのが、美しくそろった麺線。

ラーメンの麺上げといえば、「てぼ」と呼ばれるカゴ状のザルの中に麺を入れ、ゆで上がったらてぼを持ち上げて湯切りをするのが、近年のラーメン店のスタンダード。しかしこちらは違います。

お湯を張った大きな釜に麺を泳がせて、店長の大野司さんが菜箸を巧みに動かして麺を整えます。2人前以上を作る時は、菜箸に全神経を集中させてきっちり1人前ずつ麺を上げるのだとか。熟練の職人技ですね。

ゆで上がった麺は中細のストレート。食べてみると食感にも驚きます。生姜醤油ラーメンの多くが多加水のモチモチ麺なのに対し、こちらは低加水。食べ進むうちに麺が程よくスープを吸い、味わいが変化していきます。

強火で沸騰させずに、4時間ほどうま味を引き出すスープは淡麗系の味わいなので、この麺との相性も抜群です。

 

トッピングも注目!

くま一さんはトッピングの豊富さも魅力。チャーシュー、ネギ、のりなどは定番ですが、私がオススメしたいのが背脂、おろし生姜、おろしニンニク。どれも20円とお得で、スッキリしたスープが背脂ならマイルド、ショウガならサッパリとガラッと味変します。

150円のどろ玉は黄身が固まるギリギリのところで仕上げているので、口に含んだ瞬間、黄身が飛び出してきます。なかなかお目にかかれない逸品です!

さらに卓上には、ホワイト、ブラック、粗びきと3種類もコショウがあり、食べる途中に加えるとキリッとした辛みが加わります。

 

美しいビジュアルと淡麗な味にこだわる理由とは?

「お客さまにとってのひと口目は食べた時ではなく、目の前に運ばれてきた時だと思っています」。

店長の大野司さんがビジュアルにこだわる理由を教えてくれました。私のような血液がラーメンのスープでできているような人間は置いとおいて(笑)、「SNS映え」という言葉がスタンダードになりつつある今、ラーメンもビジュアルは欠かせないポイントなんですね。

淡麗系な味わいのスープにもお店の今後のビジョンが現れています。生姜醤油ラーメンは元来、とんこつを強火で炊く際に出るニオイを消すためにショウガを大量に入れたことがルーツであるため、スープはこってり系がスタンダードですが、こちらはかなりの淡麗系。

ダシとタレ、そしてすり下ろしショウガを直接加えているため、昔ながらのご当地ラーメンに比べてショウガの存在感はかなり強くなっています。

「新潟のラーメンをもっと広めたい。ご当地ラーメンのなかで、その可能性を最も秘めているのが生姜醤油だと確信しています」(大野さん)。

新潟のラーメンはどこもおいしく、そのレベルは他県に比べて非常に高い。

ですが、五大ラーメンという多様性は逆に「札幌=みそ」「福岡=とんこつ」といった分かりやすさが弱いという側面もあります。

「新潟」という看板を掲げ、県外そして世界に打って出るには、ブランドに加えてラーメン通以外を取り込む武器が必要なのだと思います。

くま一の長岡生姜醤油ラーメンは、「見た目の美しさ」と「淡麗系の食べやすさ」という裾野を広げられる強い武器がある。

 

まずは「おいしそう!」「おいしい!」。それが大事なのでしょう。

 

新潟ラーメンを世に広める可能性を多いに秘めた1杯。今後の活躍を多いに期待!

 

さらにお得な特典が!

新潟Komachi8月25日号ラーメン特集に収録している「ラーパス」をスタッフに提示すると、9月30日(月)まで長岡生姜醤油ラーメンか長岡生姜塩ラーメン(各750円)が500円で食べられます!

10月1日から11月30日は麺の大盛りが無料になります。

 

県外、そして世界へ羽ばたく1杯をお得に食べられるチャンスをお見逃しなく!

 

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店名/長岡中華そば くま一・大衆酒場 若旦那

住所/新潟市中央区出来島1-8-15

電話/025-384-8585

営業時間/くま一11時~15時、若旦那17時~23時(料理22時LO、ドリンク22時30分LO)

定休日/不定休

席数/33席

駐車場/8台

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