サニーデイ・サービスのベーシストでありながら、年間600杯以上を食すラーメン評論家としても活躍している田中 貴(たなか・たかし)さん。
2016年11月25日発売の新潟Komachi 1月号からスタートした新連載「サニーデイ・サービス田中貴の新潟拉麺大学」の取材に同行した山倉が『復習』編としてお届けします。
まず、記念すべき1回目の授業でお邪魔したのが、新潟市の古町に店を構える「蓬来軒(ホウライケン)」。
新潟市のラーメンといえば「あっさりしょうゆ」ですが、その中でも屋台出身のラーメン店にお伺いしました。
屋台時代から守り続ける味
こちらの定番といえば澄んだスープの「らーめん」。1956年(昭和31年)に屋台として創業して以来、今もその古き良きあっさりしょうゆ味を守り続けています。
田中さん、興味津々です
今回が初めての来店だった田中さん。興味深く厨房の中で作るご主人を見ていました。
その姿を見ながら、「本当にラーメンが好きなんだな~」と感心する私(笑)。
三代目のご主人・三井篤司さん
二代目の奥様、その息子さんの三代目・三井さんが切り盛りしています。
手際よくテキパキと仕上げた一杯、いよいよ登場です!
お待ちかねのラーメン登場!
取材当日、一杯目となるラーメンのお目見え。
田中さんは期待から笑みがこぼれています。
まずは・・・。
記録用の写真が欠かせません!
スマートフォンにはこれまでに食べた大量のラーメンデータが登録されている田中さん。
撮影はスムーズに、ラーメンがのびる前にパッと終わらせるプロの仕事です。
屋台時代から基本は変えていないという一杯は、豚骨をベースにした黄金色のスープが特徴です。
屋台当時の蓬来軒には、老舗料亭の板前さんも足を運んでいたそうで、出汁の取り方などをアドバイスしてくれたそうだ。
このあたりの面白い話は本誌に掲載しているので、気になる人はぜひ一読を!
完食後も熱心に話を聞く田中さん
屋台時代の貴重な写真を見ながら、当時の話に耳を傾ける田中さん。
三代目ともいろいろとお話をしていました。
歴史、味、ひととなり・・・ラーメンにまつわることを自然と聞けるのは人柄もあるのでしょう。
1コマ目から幸先のいいスタートが迎えられました。
蓬来軒
[住所]新潟市中央区上大川前通9-1262
[電話番号]025-222-7208
[営業時間]11時~14時、17時30分~21時
[定休日]日曜・祝日
[席数]24席
[駐車場]2台