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【連載:あの街の、あのパン屋さんVol.6】ベーグル専門のパン屋さん

食パンやコッペパン、あんパン、クロワッサン、クリームパン…etc. 近年首都圏を中心に、ワンジャンル専門のパン屋さんが増加中。その流れは広がりつつあって、今では新潟にもそのようなお店がちらほら。今回ご紹介するのは、五泉市にある「ReRi Bagel(リリベーグル)」。もっちり好きの女性にはたまらない、ベーグルの専門店です。

 

 

夫婦で営む、小さなベーグル屋さん

売り場は約5畳。リリベーグルは武藤杏里さんと俊徳さんが夫婦で営む小さなお店です。オープンしたのは3年前。イベントで販売していたベーグルが評判になり、その後お店を構えました。今では、わざわざ予約をして買いに来る人も多いという人気ぶり。商品がなくなってしまって、営業を早めに終える日もあるそうですよ。

場所はJR五泉駅から車で3分ほど。五泉市の名店「とりかん」の近くです。

お店の中はナチュラルテイストの落ち着いた空間。

時間がゆっくり流れているような気がします。

 

気になるベーグルはレトロなショーケースの中。常時約10種類が並ぶそう。素朴な雰囲気に溶け込む、シンプルなベーグルです。

 

レギュラーのベーグルが9種類、季節のベーグルが1~2種類。

 

左のくるみあんこクリームチーズベーグル(250円)が一番人気。表面のケシの実が印象的。

 

チョコベーグル(200円)やクリームチーズこしょうベーグル(200円)など、おやつ系から惣菜系まで。

 

 

どのベーグルもなんだか“味”がありますよね。手作り感のある風合いで。見ているだけで、ぬくもりが伝わってくるようです。口にしてみると、「もっちり、だけど、ふんわり」な食感。ベーグルって、ずっしり、のイメージありません?ちょっと重たい感じ。それとは違って、口当たりが軽いんですよ。風味も心地よくて、なんというか、優しいおいしさです。また食べたくなります。

 

また食べたい!の秘密は次のページで。

素材を生かした、自然のおいしさ

ベーグル作りは杏里さんと俊徳さんの共同作業です。仕込み中におじゃますると、2人は息ぴったり。これぞ、あうんの呼吸ですね。どちらも真剣です。お話を聞いていると、どうやら一番のこだわりは素材にあるよう。「生地に使う素材は、小麦粉、酵母、砂糖、塩くらいです。少ない材料で作るからこそ、一つ一つを厳選しています。素材を生かして、自然のおいしさに仕上げています」と、杏里さんは教えてくれました。

 

見事な連携プレー。

小麦粉は北海道産。

酵母はレーズンからおこす自家製です。

小麦に合わせるのは、鹿児島産きび砂糖とゲランド塩。ドライフルーツは有機栽培のものをできるだけ。

 

素材選び、徹底されていますよね。専門店、さすがです。でも、材料が良くてもおいしくなるとは限りません。素材の魅力を引き出すのは作る人です。「2人が素直においしいと思うベーグルを追求しています」と、夫婦できちんと手間をかけ、一個一個丁寧に作ります。

 

生地の様子を見ながら少しゆでます。

すごく膨らみますね。

ふっくら!こんがり!焼きが上がりました。

 

 

一見ベーシックなベーグルにも、専門店ならではのこだわりが隠れていました。えりすぐりの素材を使い、丹精込めて作られるこちらのベーグル。気持ちがほっこり、そんなおいしさです。穏やかな秋空の下で味わえば、ほのぼの心が和みます。

 

Re Ri Bagel

[住所]五泉市旭町7-50
[電話番号]0250-27-1949 
[営業時間]11時~18時※売り切れ次第終了

[定休日]日~水曜
[駐車場]2台

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