国産の小麦といえば、北海道産が有名。新潟は米どころですから、小麦のイメージがありません。でも実は、一部の地域で小麦が栽培されています。名前は「ゆきちから」。秋に種をまく品種です。新潟市東区の「cosa」はゆきちから100%にこだわるベーカリー。どんなパンが並んでいるのでしょうか。
製粉されたゆきちからのお目見えです。他の粉に比べて、ほんのり黄みががっているのだとか。これを使うことで、風味豊かで歯応えの強いパンに仕上がるそう。
ゆきちからは冬によく育ちます。冬は天敵の害虫にとって厳しい季節。となると、農薬の量を抑えられますよね。そうなんです。ゆきちからは体に優しい素材なのです。安全面でも優れているゆきちから。新潟でこんな小麦が作られているなんて。話しを聞いてからパンを食べたら、さらにおいしく感じました。
「cosa」では5年前のオープン当初からオーダーサンドウィッチのサービスをしています。理由はやっぱり、ゆきちからの生地のため。サンドウィッチは時間が経つと、具材で生地がしっとりしてきますよね。それを避けるために、オーダーを受けてから挟むというわけです。生地を楽しむサンドウィッチ、さっそく頼んでみました。
配合も、具材も、そしてオーダーサンドのサービスも、全部ゆきちからの生地のため。独自のスタイルを貫き続けている「cosa」には、それを支持するファンがいます。この日も、スタッフと仲良く話す常連さんがたくさん訪れていました。
新潟地粉パンの店 cosa
[住所]新潟市東区船江町1-26-15
[電話番号]なし
[営業時間]10時~18時
(売り切れ次第終了、
カフェは17時LO)
[定休日]日・月曜、不定休もあり
[席数]11席
[駐車場]4台