こんにちは! 編集部のカワムラです。今回ははらこ丼フェスティバルに引き続き、またまた村上ネタです。村上っておいしいものが多いし、歴史から感じる文化的な面白さもありますし、何かと「発見がある街」なので楽しいんですよね。

 

さて、今回は北限のお茶・村上茶を栽培、販売している冨士美園さんのお話。なんと来年で創業150年を迎える冨士美園さんは、最高級の茶葉を惜しげもなく使い、プロが急須でいれた直後のような、おいしいお茶をワインのようにボトリングした「高級ボトリングティー」を先日発表したばかり。

 

実はちゃっかり試飲させていただいたのですが…。

香りを飲んでいるかのような、ものすごい風味のインパクト!

 

ずっと口の中で芳醇な香りが続くといえばいいのでしょうか。深い渋みと豊かな香りは、ワインのように料理とのマリアージュを十分に楽しめそうなものでした。これからはイタリアンやフレンチの場面でも、日本茶を選ぶ人も増えてくるかも……と考えていたところだったのですが…実はそれが現実になったんです!

 

なんと、JR新潟駅から徒歩10分ほどのところにある「waBar ahiru」さんが、冨士美園さんの村上茶とのマリアージュを考えた限定コースを実施するということで、試作中の料理をいただきにahiruさんに出かけてきました!

和と洋のエッセンスを融合させた独創的な料理を楽しめる「ahiru」さんが、村上茶とのマリアージュを考えた料理とは……一体どんな内容に仕上がっているのでしょうか。 

 

こちらは「ahiru」の統括料理長・正木さん。コラボコースは村上を中心とした新潟県内の食材を使い、前菜から口直し、メインまで7品を想定されていました。もちろん、その中には水出し紅茶や煎茶など、冨士美園さんの高級茶が含まれています。

 

ではでは。最初の一品目は「前菜の盛り合わせ」。

左から焼漬、村上野菜のピクルスなど、村上を代表する美味に加え、ル レクチエとマスカルポーネを生ハムと合わせたもの、自家製ハムと並びます。コースの最初に水出し紅茶が提供されますが、村上茶が持つ上品な香りとすっきりしたほのかな甘みが、濃い目の味付けの前菜たちと合うんです。

 

これぞ、まさにマリアージュ!

 

続いて、「白子と牡蠣の天ぷら」。

ちょうど今がおいしい海の幸をカラっと。お酒の席なら日本酒や白ワインですが、村上茶の紅茶でも全然合います。お酒が苦手な人は、ぜひこのペアリングを試してみて欲しいですね。

 

 

個人的にヒットしたのが、続く口直しの「ほうじ茶のジュレ」。

ジュレの上にのっているのは、大葉で作ったシャーベット。イタリアンでいうところのグラニテという感じ。大葉とほうじ茶の爽やかな風味が、口に残る天ぷらの油をすっと流してくれます。

 

 

そして、メインは「朝日豚肩ロースの炭火焼」。

説明不要、ただおいしい。わさび、岩塩、バルサミコ酢、マスタード、お好きなものでどうぞ。

 

 

コースのシメを飾るのは、村上といったらコレ! 「鮭とはらこのstaubご飯」。

もうビジュアルが反則。鮭の切り身、はらこ、シメジとボリューム満点。食事の最後には村上茶の煎茶も。満足感の余韻が続くコース内容でした。

 

こちらの「冨士美園×ahiru コラボコース」は、現在予約受付中。2018年1月9日(火)からスタート予定。お一人様4,500円のドリンク付きです。

 

創業150年という歴史を持つ冨士美園さんの歴史そのものを味わうような、本当に満足感のあるコース。ワインや日本酒が苦手な人でも、上質な気分に浸れる日本茶とのマリアージュ…期間限定の贅沢をぜひお試しを。

 


 

waBar ahiru 東大通店
[住所]新潟市中央区東大通2-4-33 パークソレイユ3番館1F
[電話番号]025-288-7207
[受付時間]月~木曜11時30分~14時30分LO、17時~23時LO、金曜11時30分~14時30分LO、17時~深1時LO、土曜16時~深1時LO
[定休日]日曜
[備考]コース内容は仕入れ状況によって変更あり。要事前予約