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週に1度だけ出会える、とあるカフェの手作りパン。

カフェを楽しめるパン屋さんは、新潟にもたくさんあります。パンを料理と一緒に出すカフェも、以前に比べて多くなったと思います。でも、パンを店頭販売するカフェは、新潟では珍しいですよね。新潟市にあるカフェ「oiseau(オワゾ)」は、毎週金曜日がパンの日。週に1度だけ、15種類ほどの自家製パンをカウンターに並べて販売しています。どんなパンがあるのでしょうか。

 

 

食パン生地からフォカッチャ生地、ブリオッシュ生地まで、パンは生地だけでも5種類を手作り。カフェで5種類の生地を使い分けているのは、新潟でこちらだけかと。こだわりが感じられます。

パンはカウンターで対面販売。オーナーの手島創さんが一つ一つ袋に詰めてくれます。気まぐれで、登場するパンが変わったりもするので、おすすめを聞いてみましょう。会話をしながらパンを選ぶのも楽しいです。

取材に行ったら、ちょうどライ麦パンが焼き上がりました。品切れにならないように、時間差でいろいろなパンを焼いています。食事パンと菓子パンが中心です。

手島さんおすすめのボストック。生地にアンズリキュールのシロップが染みていて、ほんのり大人な味がします。しっとりとした上品な口当たりもたまりません。苦めのコーヒーと一緒にいかがでしょう。

 

 

「oiseau」でパンの日を始めたきっかけは、お客さんのリクエストから。料理にそえて出していたパンが人気になり、週に1度のイベントとして5年前にスタートしました。今では、金曜日を楽しみにしている人もいるほど定着しています。金曜日に来られないという人も、ご安心を。種類は限られますが、パンはランチで料理と一緒に提供されています。

 

次のページで自家製パン付きのランチが登場します。

パンの日に来られない人へおすすめしたいのが、「本日のメインランチ」。メイン料理やサラダの他に、2種類の食事パンが付きます。料理と一緒に食べるパンは、また違った魅力がありますよね。料理を引き立てたり、料理に引き立てられたり…。「oiseau」の食事パンは、主張しながらも邪魔しない、絶妙なおいしさでした。

 

 

この日は、豚肉のグリルとサラダにフォカッチャとバターパンが付きました。食後のドリンクもあります。

どちらのパンもしっかり焼かれ、かむほどに香ばしい小麦の風味が広がります。ゆっくりかみしめながら食べたいパンです。

金曜日は、ランチだけではもの足りないという人が追加でパンを買って食べます。デザート代わりに菓子パンを買って、のんびり過ごす人も多いようです。

お店の中はとても穏やかな雰囲気です。心地いい空間の中で、おいしい料理を味わう。幸せな時間ですね。心から満たされて、動きたくなくなります。この日の午後の仕事は…です。

 

 

手島さんが作るパンは、どれをとってもカフェらしい。店頭で販売するものも共通して、「食事の1つ」というコンセプトが感じられます。料理があって、ドリンクがあって、パンがある。ちょっと控えめな立ち位置だけれど、あるとないとで食事が変わる。そんな、小さな巨人的存在の「oiseau」のパン。家庭でも料理に1つ加えるだけで、食事の満足度がグッと上がるでしょう。

 

 

cafe & brasserie  oiseau
[住所]新潟市中央区東中通1-86-15
[電話番号]025-228-5465
[営業時間]11時30分~22時

(ランチは11時30分~15時)
※月曜は15時まで 
[定休日]火曜、その他不定休あり
[席数]18席
[駐車場]提携あり

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