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第一線で活躍するリーダーたちの思いを発信!プロジェクト“美DAN”Vol.4<前編>

第一線で活躍するリーダーたちの熱い思いを発信し、理想的な働き方のヒントを届けることを目的にスタートした「美DANプロジェクト」。テレビ、雑誌、Youtubeといったクロスメディアで展開し、今注目すべき8人のリーダーたちの経営哲学や働き方を、より多くの人に向けて発信していくプロジェクトです。

今回の記事では、新潟Komachi 2021年11月号に掲載された4人のリーダーたちを、誌面未掲載カットを交えてご紹介!


#01 有限会社 鈴木商店 専務取締役 鈴木淑之さん

努力は人の心を動かせる

「どうせ社長になるんでしょ」。古紙・産業廃棄物等の資源回収及び、リサイクル業を営む家業に入社した直後、古くからいる社員に言われたこの言葉。

「兄ちゃん・せがれ」と呼ばれ、「それがどうにも悔しかった。親の七光りじゃなく、自分の本気度を認めてほしくて、誰よりもがむしゃらに仕事を覚えました。負けず嫌いなんです」と、当時を振り返る鈴木さん。

入社から2年後、鈴木さんの行動・想いが徐々に伝わり、古参社員から「専務」と呼ばれるようになり、その後、ほかの社員の意識も変わったという。

「その日の事は今でもハッキリと覚えています、自分の想いが伝わったと本当に嬉しかった」と、少し目を潤ませて語る。

常に現場で一緒に汗をかき、現場を知り、声を聴く。それにより職場環境の改善や人材の確保などを行ってきた鈴木さん。

事業拡大より既存客の満足度を最優先に、お客様の要望に早い対応を心がけた結果、「日々良くなってきているね」と取引先から言われる事が増えた。

「経営者として沢山の決断をしなければならない、会社も自分自身も進化しなければならない、人と人のふれあいは、最高の魂の勉強の場。失敗を恐れず、何事もチャレンジしていきたいですね」。

そんな鈴木さんの癒しは一人娘さんとのひと時。「離れている時間の事はお互い夜に全て話します。たまに親子喧嘩する事もありますが、必ずその日のうちに仲直りするのが我が家のルール。大体僕が折れるんですが(笑)」とパパの顔を見せる鈴木さん。

将来、娘さんに会社を継がせるつもりは?と伺うと、「正直、継がせるつもりはありません。男でも重労働ですからね、まぁお婿さんだったら遠慮なくシゴくんですねけど(笑)」。

では娘さんが継ぎたいと言ったらと聞いてみると、「キチンと話を聞いて本気度を確かめます。でも、会社に入る前に一度外で働いてこいと言いますね。自分も言われた『世間に出てお金を稼ぐ事を学んで来い』という言葉の意味を今なら理解出来ていますので」

死ぬまで修行、学びは終わらないと語る鈴木さんの想いは、最愛の娘さんにもしっかり受け継がれるでしょう。

鈴木商店
新潟市中央区美咲町2-3-7
電話番号:025-285-0080
http://www.suzukishoten.net/


#02 株式会社 Great Company 代表取締役兼CEO 関 義実さん

人との縁が一番大切

関さんは「三条定期市(いち)」と呼ばれる朝市に出る家業の元に産まれました。家族・親族経営だったので喧嘩が絶えない慌ただしい日々。

そんな光景を見ていた叔父さんから「組織企業を作って家族全員を支えなさい。」と小さい時から言われていたそうです。

中学卒業後に4年間の板前修業を終えて家業を手伝い、25歳で最初の独立した関さん。

失敗や挫折も経験したが、「燕三条青年会議所」で出会った先輩たちのまちづくり、人づくりの精神を目の当たりにし、「自己の利益だけを求めていた私は衝撃を受けました。あの時の出会い、苦楽を共にした事業が今の自分の基礎だと確信しています」と力強く語る。

35歳の時、当時の社長だったお父様に頭を下げて飲食部門3店舗を購入し、会社を設立。

Great ComPanyは、25歳の時に経験した失敗を生かし、スタッフにとって、地域にとってすごい組織を作っていきたいという思いが込められた社名。

設立8年で20のブランドを立ち上げた。「コロナ禍の影響で店舗は減りましたが、今まで関わってくださった方、仲間がいるからここまでの事業が出来た。自分のために何かをするのではなく、誰かのために何かをしたい。仕事の成功も大切だけど、その前に人との縁が一番大切です」と人との縁を大切にする関さん。

その形の一つが 「雪室小麦」ブランド。三条・新潟の作物に付加価値を付ける為、古くからの雪国の貯蔵文化である「雪室(ゆきむろ)」を利用。コレを使用したパンや麺を製造している。

「八海醸造(株)様とのご縁を頂き、今後は雪室事業を展開します。我々の変化や活動を通じ、地元の皆様が何か力を貰えたと感じていただけるよう、これからも地元・三条と共に歩んでいきたいですね」。

挫折から立ち上がり、三条の発展、人づくりに貢献する生き方はこれからも変わらないだろう。

Great Company
三条市塚野目1-2-9
電話番号:0256-64-8788
http://www.greatcompany.co.jp/


#03 株式会社 エンテック 代表取締役 関藤紘希さん

失敗を恐れず、常にチャレンジ

富山県出身の関藤さんは高校卒業後、大学進学の為ため上京。富山時代からバンド活動をしており、「いずれは音楽の世界で…」という思いもあり、東京でフリーターの日々を過ごしていたのですが、大学のサークルで先輩だった奥様との結婚を機に就職。

結婚後しばらく経ち、プラスチック製の業務用厨房用品製造会社社長の義父(現会長)より、「会社を継いでほしい」と言われました。最初は知人のいない場所に行く不安もあったそうですが、富山の両親も快く賛成してくれたそうです。

「いずれ富山に帰ってくるのだろうと思っていたらしいですが(笑)、何よりこの状況に乗っかってみようかなという気持ちが強かった」と関藤さんは当時を振り返ります。

縁も所縁もない燕市へ移住し、現在の会社へ就職。

何も知らない業種ですから、最初の数年間は勉強と習得。慣れてきた頃から、今までの良さは残しつつ、新しい事をどんどん取り入れましてきたそうですが、最初は仕事の苦労だけではなかったとのこと。

「業界や燕市について全く知らなかったため、取引先や仕入れ先、異業種の方との交流から少しずつ学んでいきました」。

代表取締役に就いた現在は、「自分から見て成功している、結果だけ見て凄いと感じる人は多くいる。

でも、そういった人達の大多数は、長年に亘ってたゆまぬ努力を続けてきた結果なのではないかと考えている。自分にはできないじゃなく、日頃の努力を積み重ねて成功に近づく。こんな時代だからこそ、状況の変化に柔軟に対応できる事が必要」。と考えているそう。

聴くのも演奏するのも好きな音楽、特にブリティシュロックに大きなリスペクトを感じている関藤さん。

ファンを大切にするブリティッシュロックシンガーの様に、現在積極的に取り組んでいるのはSDGs。特に障がい者の短時間就労を行い、業務の効率化と生産量の増加、雇用での地域貢献は各メディアでも紹介されるほど。

「周りに流されず、自分の考えを常に持ち、失敗を恐れずにチャレンジして行き、理想の自分に近づいていきたいですね」。

関藤さんの「信念」はこれからも貫かれていきます。

エンテック
燕市大関375-1
電話番号:0256-63-3515
https://www.k-entec.co.jp/


#04 株式会社 アドハウスパブリック 代表取締役 関本大輔さん

気高く、強く、一筋に

新潟で、「No.1デザイン事務所」と称されている、株式会社アドハウスパブリック。創業から49年、全国的なビック企業のブランディングサポート等実績は900件以上、数々のブランディングやパッケージングで多数の受賞歴があり、その実績事例から県内だけでなく全国の企業からも注文が入る。

代表取締役の関本さんは、新潟デザイン専門学校卒業後、東京で雑誌社に勤務していたが、24歳の時に実父・初代社長の訃報を受け帰郷。

「父の残したものを活かしたい。悲しみの中で自分にとってチャンスだとも思い、母に相談した。母は自分が継ぐのならばやると言ってくれた。人生のターニングポイントでしたね」

事業を継承した当初はデザイン事務所ではなく、原稿印刷事務所だった。

「デザインをメイン業務にしていかないと先がない」と思い、安い仕事、無理な納期の仕事などを受注し、そこから提案のチャンスを拡げていった。

「最初は自社のチームワーク部分に苦労しました。試行錯誤を繰り返した努力と経験が、現在のブランディング提案に活かされています。

会社ごとに違う考え方や姿勢をまとめて、その会社独自の世界観を、その会社の人たちや弊社のスタッフと作り上げる仕事は本当に面白い」と語る。

2003年、新宿に東京事務所を開設。その後大手企業の仕事を受注できるようになると、新たな事業価値を生み出すチャレンジを様々行い現在に至る。

様々な事にチャレンジし続け、価値ある会社や自分であり続ける為に研鑽を怠らない関本さん。

「企業ブランディングは、会社の成功だけでなく、そこで働く人々のやりがいや仲間意識を高めて幸福にすることができる仕事。仕事も人生も幸せだと充実感を持って、働く人を増やすことが私達の使命。そのためのレベルアップを続け、企業ブランディングで世界に名が轟く会社にしたい」。

これからも関本ブランドは更なる高みへ進んでいきます。

アドハウスパブリック
新潟市中央区女池神明3-4-9
電話番号:025-250-7578
https://adhpublic.com/


≪取材協力≫
アルファロメオ新潟、S.H.S 鳥屋野店、フィアット/アバルト新潟、シトロエン新潟、鉄楽工房、Rental Space Daisy

text:宮崎淳司

≪企画協賛社≫
私たちは美DANプロジェクトを応援しています

■un passo AVANTI

新潟市中央区上近江3-2-27
TEL025-282-1969
営業時間:11時~20時
定休日:木曜
https://up-avanti.jp/


■アレーゼ新潟

(アルファロメオ新潟、フィアット/アバルト新潟)

新潟市中央区女池神明2-8-10
TEL:025-284-9698
営業時間:9時30分~18時30分
定休日:毎週火曜・第2水曜
https://arese-niigata.co.jp/


■S.H.S Sweet Home Store

【とやの店】
新潟市中央区女池南3-5-1
TEL:025-290-8220

【長岡店】
長岡市高畑町660
TEL:0258-32-5771

営業時間:10時30分~19時
定休日:水曜不定休
https://shs-web.com/


■近藤屋根工事店

新潟市江南区山二ツ336-7
TEL:025-250-5049
営業時間/8時~17時
定休日/日曜・祝日※ほかGW・お盆・年末年始

https://www.kondo-yane.com/


■四季の宿 みのや

西蒲原郡弥彦村弥彦2927-1
TEL:0256-94-2010
営業時間:IN15時/OUT10時
定休日:不定休
https://www.minoya.net/


■シトロエン新潟

新潟市中央区女池南1-1-5
TEL:025-284-4135
営業時間9時30分~19時
定休日火曜・第2水曜
https://www.citroen.jp/

■マルト長谷川工作所


三条市土場16-1
TEL:0256-33-3010
営業時間:8時~17時
定休日:土・日・祝日※ほかGW・お盆
https://www.keiba-tool.com/


■メンズエステ 磨凛-まりん-

新潟市中央区紫竹山3-7-25 2F
TEL:025-282-5145
営業時間:10時~20時
定休日:日曜・祝日
https://www.facebook.com/mensmarin


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