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妙高の”琥珀色の甘酒”。仕込みに密着してきました!

ここ数年大人気の甘酒。ブームに乗って飲み始めた編集部の馬場です。

 

「甘酒」と聞くとパッと浮かぶのは白い甘酒が多いと思いますが、

妙高市の鮎正宗酒造さんが造っているのは琥珀色の甘酒。

なんと、玄米で造っているんです!

 

材料は米とこうじと水だけなので、ノンアルコール。

玄米ならではの香ばしさとすっきりとした味わいを楽しめます。

そんな鮎正宗酒造さんの玄米甘酒 「妙高 玄気の舞」。

月に1度だけの仕込みに、特別にお邪魔させてもらいました!

「妙高 玄気の舞」1,080円(720mL)

 

蔵があるのは、妙高市の山あいの里。

新潟県でも有数な豪雪の地で、冬季はすっぽりと雪に囲まれてしまうほどです。

 

鮎正宗酒造さんといえば、敷地内からこんこんと出る湧き水。

なんと、毎時6トンもの湧き水が出ているんです。

ミネラル成分の少ない軟水で、蔵で必要な水はすべてこの湧き水でまかなわれているそう。

もちろん、甘酒もこの湧き水で造られています。

湧き水を試飲させてもらいましたが、すーっと飲みやすく、いつも飲んでいるミネラルウオーターとは全然違う!というのが印象。口の中に、体中にすっと溶け込むような飲み心地でした。

続いて麹室(こうじむろ)での作業を見学させてもいらいました。この日の夕方、早朝に蒸米を引き込み、種付けしたこうじ米(酒用)を、”切り返し”という作業でほぐしていました。職人の皆さんが丁寧に手作業で何度も手を入れます。

ちなみに、甘酒に使われる玄米の種付けは、白米よりも油分が多く非常に難しいんだそうです。

 そんな難しいとされる玄米のこうじですが「玄米の持つ高い栄養価を届けたい」との思いから、試行錯誤を繰り返し、今の味わいにたどり着いたんだそう。

職人さんがじっくりと糖化させます。

ここから一日穏やかに糖化させることで、乳白色から琥珀色へと変化していくそうです。翌日の瓶詰めを待つ瓶がずらりと並んでいました。

玄米のつぶつぶがほどよく残った「妙高  玄気の舞」。

そのまま飲むのもおいしいですが、ヨーグルトに合わせて食べるのがおすすめだそう。プチプチとした食感とほのかな甘さがヨーグルトにマッチしていました!

アレンジ自在な甘酒。自分なりの食べ方を見つけて楽しんでくださいね。

 

また、甘酒の仕込みや種付けは今回特別に見せていただきましたが、

鮎正宗酒造さんでは、酒蔵見学も受け付けています。

湧き水や出来たての日本酒を試飲できますよ。

 

鮎正宗酒造

[住所]妙高市大字猿橋636
[電話番号]0255-75-2231 
[営業時間]8時30分~17時

[定休日]土・日曜・祝日※冬季は休日が 変動するため要問い合わせ
[備考]酒蔵見学は3日前までに要予約、運転者 の試飲禁止

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