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横浜DeNAベイスターズ・ラミレス監督に聞く、新潟県出身選手の現状と今シーズン

1月21日、プロ野球、横浜DeNAベイスターズのアレックス・ラミレス監督が新潟テルサでトークショーを行いました。新潟は、横浜DeNAベイスターズのオーナー・南場智子さんの出身地ということもあり、監督就任以来、毎年恒例となっているこのイベント。今回は特に、これまで唯一の新潟県出身選手だった飯塚悟史投手(上越市出身・日本文理高校卒)に加え、昨年のドラフト会議で三条市出身でBCリーグ・新潟アルビレックスBCの知野直人選手が加入。さらに5月にはHARD OFF ECOスタジアム新潟に読売ジャイアンツを迎えて、公式戦を開催するなど、ますます新潟との縁が深まっています。

 

このトークショーに臨む前、ペナント奪還、さらには悲願の日本一を狙う就任4年目のアレックス・ラミレス監督にインタビューを敢行。今シーズンの展望や新潟県出身選手についていろいろとお話いただきました。

 

 

「知野内野手に期待!!」(次のページへ)

新潟でのトークショーもすっかり恒例になり、新潟のベイスターズファンも着実に増えています。

 

ラミレス監督「ここ(新潟)に来るたびに、毎年新潟のファンの方が増えていることをうれしく思っていますし、ファンの方々のご支援、サポートを非常にありがたいと思っています」

 

今シーズンは、ドラフト1位の上茶谷投手や三条市出身の知野内野手をはじめフレッシュな選手も加わりました。

 

ラミレス監督「今年もまた、ニュージェネレーションというか、新しく期待できる選手が加わりました。上茶谷に関しては、10勝できるだけの能力は持っていると思います。知野に関してはこれから見る機会があると思うんですけど、非常にポテンシャルの高い選手で、守備もいいと聞いているので、どんどん使っていけるのではないかと思っています。キャンプでは1軍、ファームどちらでも見る機会はありますし、プレーのチャンスを与えるつもりです。そこでしっかり結果を出してくれば、1軍の5月の試合(新潟での公式戦)に帯同する可能性も十分あると思います。ここ2年間、飯塚も同じような状況にいて、彼はしっかりそのチャンスをつかみました。その辺を僕も期待して見ていきたいと思っています」

 

取材風景

 

知野選手のプレーはすでにご覧になっているのですが?

 

ラミレス監督「まだ練習を見ただけで、プロに入ってからちゃんとした野球の試合というのはまだ見られていないんですけど、ビデオは見ました。また僕自身もBCリーグにいたので、コネクションがあって、彼の話というのはいろんな方からいい選手だと聞いていました。なのでキャンプで見るのを非常に楽しみにしています。」

 

どんなプレイヤーになってほしいと願っていますか?

 

ラミレス監督「守備もいいですし、スピードもありますから、レギュラーを目指すプレイヤーになってほしい。でもこの世界で生きて行くには打たないといけない。そういった部分では、ハードワークして、すべてできるマルチタレントなプレイヤーになってもらって、ポジションを競ってもらえればと思います」

 

「飯塚投手の今シーズンは?」(次のページへ)

一方、昨年の秋季キャンプでは飯塚投手が投手部門のMVPに輝きました。監督からご覧になってどんなところが成長したと感じますか?

 

ラミレス監督「彼はウエイトなどで下半身を重点的に強化したことで、投げるときのバランスも良くなりました。そうすることでボールに力が加わるようになり、より動くようになりましたし、回転数が非常に良くなった。僕も投げているときにバッターボックスに立ちましたけど、シーズン中とは全然違うくらい良くなりました。

 

 下半身を強化したことは他にもいい影響を与えていて、腕の振りが速くなり、常時145~146km/hくらい出ていました。回転も良くなって、奄美では147km/hという数字も出ていたくらいなので、すべてにおいていい方向に行っているのかなと思います。

 

 スピード以外ですと、クイックも非常に向上していて、盗塁するのはなかなか難しくなってきました。インサイド(内角)を投げきるためにもう少しスピードが必要だったんですけど、今のところ最後にみた限りだと、あのスピードがあればインサイドもしっかり投げきれると思います。

 

 セリーグというのは、ベテランの巧打者が多く、彼らが一番打ちやすいのが138~142km/hくらい。去年の球速を考えるとちょうどそれくらいだったので、彼らにとってはちょうど打ちごろだったと思うんです。でもキャンプの感じだと145~147km/hで投げられていたので、彼らも打ち取れるだけのボールになっているはずです」

 

トークショーの様子

 

先発ローテーションに入る可能性も?

 

ラミレス監督「もちろん入る可能性はあると思います。というのは、彼もローテーション(の枠)を争うひとりですし、そういう立場でキャンプ、オープン戦としっかり結果を出してローテーションを勝ち取れば、新潟での公式戦で投げるという可能性もあります。もちろん何があるか分かりませんが、しっかり課程を経てチャンスをつかめば、考えられます。

 

 現在、左の先発候補が4人いて、普通に考えれば彼らがローテーション入って来る可能性が非常に高い。そうなってくるとバランスを考えて、右の先発投手というのは非常に重要になってくると同時に、上茶谷や井納が先発に戻ってくることを考えると先発ローテーション争いも非常にタフなものになってくると思います。もちろん右投手の重要性というのも非常に分かっているので、結果を出せば、重要な役割を担うことになるのではないかなと思っています」

 

トークショー後の抽選会

 

新潟のファンの願いはひとつ、日本一です。

 

ラミレス監督「ここ数年で学んだことは非常に多かったと思います。昨年は非常にいいところまでは行ったんですども……。我々は優勝するだけの力は十分に持っているチームだと思いますし、今年は間違いなく去年よりいいチームになっていると思います。しっかり準備をしてここにいるファンの方々の夢を叶えるため、邁進していきたいと思います」

 

 

 

 

◆新潟での公式戦概要

サトウ食品スペシャルゲーム 

横浜DeNAベイスターズ VS. 読売ジャイアンツ

【日時】5月8日(水) 【開場・試合開始時間】未定※ナイター 

【会場】HARD OFF ECOスタジアム新潟 
【料金】前売り/内野SS席6,500円、内野S席6,000円、内野2層特A席5,500円、内野A席4,700円、内野2層B席3,500円、内野2層自由席(大人)2,700円、内野2層自由席(こども)1,500円、外野指定席2,300円
駐車券2,500円※当日各500円増し
【備考】4歳からチケットが必要。(3歳以下は膝上観戦可。席が必要な場合は有料)。車椅子席は、内野SS席、内野S席、内野A席(詳細は要問い合わせ)
【発売日】2月23日(土)
【入場券の販売に関するお問い合わせ】
サンライズプロモーション北陸 TEL:025-246-3939(火~金曜12時~18時、土 曜10時~15時)
【当日運営に関するお問い合わせ先】
BSNイベントダイヤル TEL:025-247-0900(平日9時30分~17時30分)
【試合当日のお問い合わせ先】
球場内特設電話 TEL:025-257-8919(当日専用特別回線)

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