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新潟豆紀行Vol.2:仰天!新潟の「豆天」がこんなにうまいなんて!

新潟土産として、オヤジたちのおつまみとして、そして!子どもたちのおやつとして。究極の味を追求し続け、何十年もぶれずに一定評価されている豆菓子…そうです!!!! 豆天です。「おばあちゃんちにあった!」なんて思ったあなたは、この記事で衝撃を受けます

 

ということで、新潟市西蒲区にある大橋食品製造所さんへ行ってきました。

こちら、お店ではなく製造所です。中に入ると、「工場直販」だからこそのお得な豆天が販売されています。豆天のほかに横綱もあるんです。あの、ネジネジの、あの横綱です!

これです。皆さんご存じのTHE横綱。間違いのないおいしさです。

 

 

次はいよいよ主役「豆天」の登場です >

豆天さん、ご登場です!

大橋食品製造所二代目・大橋勝さんにお話を聞きました。「先代は豆腐屋でした。大豆を扱いますから、その派生として誕生したのが豆天なんです。昭和37年に創業ですので、50年以上、皆様に愛されていると思うとうれしい限りです」。豆天の生地は小麦粉や新潟の米粉が使われています。ですので、この独特のパリパリ食感。油で揚げているにもかかわらず、そんなに胃もたれしないこの感じ(個人差あります)。秘密があるんですねぇ!

大豆は新潟産を中心に、国産、カナダ産を使い分けています。

これ、なんだと思います?

衝撃です!! 1個ずつ、職人さんが焼いているんです。手作りですから、大きさや大豆の数もバラバラ。だからいいんです、味なんです、美味しいんです!そしてこの焼き器!驚きました。取材時は35度(外気)の猛暑日ですから、この工場内は…。ご想像にお任せします。

ただただ驚くのみです。「夏は暑いからそんなに長くできないんですよ」。その通りです!

手作業なので1個ずつ形は異なりますが、大体の大きさは整っています。大豆の数も、なんとなく同じです。この工程、素早くしないといけません。だって、焦げちゃいますからね!

 

 

そして「豆天」は油の中へダイブ >

焼いて揚げるから“ふわうま”

この“焼き”が終わると、手際よくスピーディーに油のプールへ豆天たちは入っていきます。

職人さんは、熱くても手作業です。さすがです。

焼き上がりの豆天は、柔らかいんです。まるで食パンのような、グミのようなプニプニ感。

はい、豆天入りました。大量に入ってます。すごい光景です!「大豆が食べられるようになるまで揚げますから、大体15分~20分くらいです。焼き上がったらすぐ揚げないと固くなりますし、フワッとした食感にならないんですよ。そして、使っている油は米油。先代は、ありとあらゆる油で試したそうです。また、『焼き時間、揚げ時間などの組み合わせはどうすれば一番美味しいのか』という思いをぶらさずに試行錯誤したようです」。

ここまでじっくり油で揚げると「ベタベタ、胃もたれ」というイメージがあると思います。しかし、大橋さんの豆天は違います。なんと揚げた後に遠心分離機で油分を飛ばしているんです!「米粉や米油を使っていること、遠心分離機で飛ばしていることによって、油っぽさは軽減されているかもしれませんね」。

 

「豆天」は化粧をし、美しくなっていく >

化粧をして美しくなります

「揚げた後は味付けです。結構な力仕事なんですよ。まんべんなく味が付くように、それでいて味が濃すぎてもいけませんからね」。大きな袋に豆天がたくさん!味付けをしたら大きく振って、グルグルと回します。これ、難しいんです。激しすぎると豆天は割れます。優しすぎると味はまんべんなく付きません。

それぞれの味に分けられ、袋に入れられていきます。金属探知機を通過すると豆天は完成。そして出荷となります。豆天、味はどれくらいあると思いますか?大橋さんの豆天は、なんと8種類あるんです!しお味、柚子こしょう味、黒こしょう味、カレー味、チリ味、黒糖風味、ゴマ入り、青のり入り。「先代の時はしお味のみでした。私の代になってから味を増やし、黒糖風味という甘いタイプも作ったんですよ。結構、女性に人気なんです」。

あ、THE横綱のことが。右にちらりと…。

すごく種類豊富!豆天と同じく8種類です。皆さん、横綱の生地というものがあるって知ってましたか?「四日市に横綱用の生地というものがありまして…味はオリジナルなんですよ!すごくたくさん用意しています」。試食させていただきました。豆天同様、どれも確かなおいしさです!

豆天WORLD、いかがでしたか? 知らなかった人も、すでに知っている人も、今の豆天を食べてみてください。「こんな味だったんだ!」と驚くはずですよ。大橋さんの豆天&横綱は、新潟県内のお土産屋さんをはじめ、スーパー、コンビニなどで販売されています。

 

手づくりのまめてん大橋食品製造所
[住所]新潟市西蒲区小吉1307
[電話番号]025-375-2211

[FAX]025-375-1711
[営業時間]10時くらい~19時くらい
[定休日]なし
[駐車場]あり

 

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