新潟を代表するクリエイターが、新プロジェクトをスタートするというビッグニュースが飛び込んできました。
それぞれのシーンで活躍する5人が、どんな化学反応を起こすのか。新潟こまちが密着していきます。

 

新潟を舞台に活躍する、5人の化学反応とは
写真左から/田村 新さん(APARTMENT)、石田 伸一さん(石田伸一建築事務所)、白倉 和宏さん(ライフノーレッジ)、大福 匠さん(サルキジーヌ)、川端 幸男さん(DeepInside inc.)

 

ヘアサロン、カフェ、ファッション、インテリア、建築…さまざまなジャンルで活躍するクリエイター5名が新プロジェクトを始動しました。
スペシャルアドバイザーとして、世界的なパッケージデザインコンペティション「ペントアワード」2年連続最高賞を受賞した石川竜太氏(フレーム)も参加。コラボレーションに至った経緯や今後の展開について聞いてみました。

 

新潟Komachi「白倉和宏さん(フラー・フラーアンドシングス・ギヴミーチョコレート・アフタースクール)、川端 幸男さん(インテンション・インテンションライン・バイインテンション・ゾエトロープ・レア)、田村 新さん(アパートメント)、大福 匠さん(サルキジーヌ)、石田 伸一さん(石田伸一建築事務所)とそうそうたる顔ぶれがそろうのは、めったにないことですよね。5名とも業種が異なりますが、出会いのきっかけは何だったのでしょうか」
田村「アパートメントは西堀前通にお店があって、白倉さんは西堀通でヘアサロン、東堀通にセレクトショップをやっているし、川端さんも古町でメンズとレディースのファッションを取り扱うお店を展開している。近い場所にお店があるから、自然と古町エリアのコミュニティーができてきた感じですね」
大福「田村さんには以前から公私ともにお世話になっています。10月に、アパートメントを含む古町の人気店が企画したイベント『HOLIDAY』にサルキジーヌ×石田伸一建築事務所として参加させていただきましたが、とても楽しい一日を過ごすことができました」

新潟Komachi「みなさん、キャリアも積み重ねてきて、それぞれのシーンの第一線で活躍していますが、あえてコラボレーションに至った経緯を教えてください」
白倉「僕は28歳で美容室を始める前から、ずっと新潟市で暮らして、働いています。新潟のことが好きだし、誇りに思う部分もたくさんありますが、ここ数年は町の変化が大きくて…。新潟市のランドマークのひとつだったレインボータワーの解体、2020年には新潟市の中心街・古町にある新潟三越が閉店。町がどんどん衰退していくのを目の当たりにして、『このままでいいのかな』と考えるようになりました」
川端「私たちのような小さなお店は、大型商業施設と勝負しているワケではないですが、にぎわっていた古町から人が少なくなっているのはもどかしい気持ちです。ファッションにしても食にしても文化にしても、まだまだ古町は魅力がある町だと思っています」

石田「古町を取り巻く厳しい現実に対して、人ごとに思えなくなってきていますよね。新潟三越閉店のニュースは、どの業界でも話題です。すでに新潟三越の土地と建物の売却先は決まっていますが、僕ならどうやって町の再生・活性化につなげられるか考えてみました。妄想だけど、一人一人の考えから町を変えていけることもあると思うんです」
田村「偶然、こうしたネガティブなニュースに対して5人とも『何かできることはないのか』と声をかけあったのが、きっかけでしょうか。根本的には『新潟が好き』という思いが一緒なんです」

 

東京にはない、新潟の文化を伝えていく

新潟Komachi「5人のリズムと気持ちがぴったりと合ったんですね。新潟でこんなにインパクトがある組み合わせはなかなかありません。しかも、数々のデザインコンテストで受賞歴のある石川さん(フレーム)をサポートに迎えて。どんな方向に向かっていくのでしょうか」
白倉「僕はギヴミーチョコレートで定期的に日本酒のイベントをやっています。県内には80以上の酒蔵があるけど、カフェやヘアサロンに来てくれる若い子たちの中には、日本酒を飲んだことがない人もいます。新潟にいるのに、新潟の文化を知らないのは、もったいないですよね。アプリやインターネットの情報に敏感なのもいいけど、自分たちが住み暮らす町の歴史・文化にもっと愛着を持ってほしいと思っています」
大福「新潟には日本酒だけでなく、味噌や醤油の文化もあるし、長く地元で愛されているお店が残っていますよね。一方で、そうした文化、お店がどんどん失われていっているのも事実。残さなければいけないものがなくなっていく。僕だけの力ではどうにもできなくても、この5人ならなんとかできるような期待感があります」
石田「僕の地元は十日町市なのですが、今年開催された『大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2018』は、過去最大の集客数だったんです。町とアートが一体になった町づくりで大成功していますよね。どこまでできるか分かりませんが、このプロジェクトで町の再生にも関わっていきたいです」

川端「具体的なことは決まっていないけど、みんなでこうした案を出し合っています。私はファッションでどんなアプローチができるのか。面白そうと興味が湧くことを話しているのが楽しいです」
白倉「何度かミーティングを重ねながらピリピリというか、ドキドキというか(笑)。でも、このメンバーだったらインパクトを与えられるはず。石川さんという心強い存在もいます。東京にはない、世界にも負けない『新潟のカルチャー』を発信して、勝手に新潟を活性化していこうと思っています(笑)」
石川「2回目のミーティングから参加していますが、この熱量はすごい。私はデザインを通して新潟の新しい価値を生み出すことに携わっていますが、また新しい何かが生まれる期待感を覚えました」

 

プロジェクト名が決定! いよいよ本格スタート

田村「これまでも石川さんに参加してもらっていて、そろそろプロジェクト名を決めた方がいいとアドバイスをもらっていましたね」
大福「このプロジェクトを本格的にスタートするいいきっかけになるでしょう。白倉さん、何かいいネーミングはありますか?」
白倉「『pentagONE(ペンタゴン)』はどうでしょうか。デザイン、ファッション、建築、グルメ、アートと5つのカルチャーに好奇心旺盛な5名が集まっています。独創性にあふれる五角形=pentagONE(フランス語)が、新潟のカルチャーを発信することを使命に活動していく」
川端「いいネーミングですね。せっかくならロゴも作りますか」
大福「ロゴは石川さんにお願いしましょう(笑)。ちょうど『ペントアワード』を受賞されて、石川さんも『5』に縁がありますし。次は、そのロゴを発表したいです(笑)」

 

 

【pentagONE(ペンタゴン)プロジェクト】

GIVE ME CHOCOLATE(ギブミーチョコレート)
HP/https://www.hurrah-jp.com/home

 

DeepInside inc.(ディープインサイド)
HP/https://www.hurrah-jp.com/home

 

APARTMENT(アパートメント)
HP/https://www.apartment.ne.jp/

 

サルキジーヌ
HP/http://www.sarukiji-nu.jp/

 

石田伸一建築事務所
HP/https://ameblo.jp/ishida-architect