中でも地方から東京にやって来て、北原さんと苦楽を共にした“地方組”の指原莉乃さんは、この卒業コンサートを万感の思いで迎えたようです。

 

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「研究生のころから『“リノリエ”でやりたいね』って言っていた曲があったんです。でもここまでなぜか実現しなかった曲を今回、一緒にやらせてもらいました。
 指原がMCで『移籍が決まった時どうなるんだろって心配したけど、新潟の皆さんにもメンバーにも、こんなに愛してもらって良かったね』ってさらっと言ってたじゃないですか。あれはヤバかったですね。実はNGTに移籍するころ、ささいなことで指原とケンカしてたんです(笑)。だから移籍について相談も何もしてなくて。ただ移籍がきっかけで仲直りして、『(移籍は)絶対いいと思う』って言ってくれて。移籍後も、いろんなことを相談しました」

 

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 コンサート終盤にはNGT48メンバーでさまざまな曲を披露。後輩メンバーは、別れを惜しむように全力でパフォーマンスし続けます。

 

「私の卒業コンサートではあるんだけど、NGT48のコンサートでもある。だから最後はNGT48の曲で締めたかった。どういうふうに終わるか結構悩んだんです。でも最後は自分の気持ちにぴったりで、大好きなあの曲で終われて良かったと思いました」

 

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 アンコールでは、この日のために準備したという真っ赤なドレスで登場。卒業ソングにして 10年のキャリアで初のソロ曲 「私のために」 を切々と歌い上げました。間奏では、「決して楽いことばかりではなかった10年間、私を救ってくれたのはこの新潟です」と新潟への感謝の気持ちを伝えました。
 そしてアンコール最後の曲を歌い上げ、ゴンドラに乗って会場を後に。最後は、NGT48お披露目公演の 再現のように、船に乗り込んで出航しました。

 

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「映画『サニー/32』の白石監督も来てくださっていて『終わり方、最高だったね』と褒められました(笑)。演出家の方と『他の誰ともかぶらない終わり方にしたいね。お披露目が船で来たから、船とかどうっすか~?』って最初は軽い感じで。朱鷺メッセの外がすぐ信濃川だったので、お披露目の時と同じ船で行くのはいいんじゃないって実現しました。雨の予報だったんですけど、天気が何とかもってくれて。最後まで晴れ女っぷりを発揮しました。最終的に、笑いあり涙ありのいいコンサートだったよって周りから言われて、そうなったんだったら良かったなと思いました」

 

 卒業コンサートの舞台裏をいろいろと語ってくれた北原さん。次回(公開中)は、昨夏に卒業を決めてからの話、そして卒業後のこれからの話をしてくれます。

乞うご期待!!