新潟県立植物園(新潟市秋葉区)の観賞温室第2室で毎年恒例の企画展示「にいがたの花チューリップ」が3月3日(水)から開催中です。全国有数の生産量を誇る新潟県のチューリップが、会期中に計40品種以上16,000本が週替わりで展示されます。

まずはチューリップの歴史を紹介するブースから。原産国から日本に伝わるまでの経緯や、新潟県内での商業生産などについて知ることができます。

こちらは原種の一つ。現在の一般的な品種とはずいぶんと形が違うんですね。

そしてスロープをぐる~っと降りて行きます。

野外の花畑やプランターに植えられた球根は、今やっと芽が出始めたころだと思いますが、こちらは見事に満開!

阿賀野市の山林で発見された「結桜(ゆいざくら)」とのコラボレーションも。結桜の花色は、咲き始めの白色から次第に桃色に変化していくそうです。

花屋に見立てたフォトスポットも登場。

切り花アレンジも多数展示されています。

この中で目に留まったアレンジはこちら。オレンジ系ピンクが印象的な「ドットコム」、形も色もやわらかなピンク系の「クラウン・オブ・ダナスティ」、シックな青紫のボリュームある花びらが特徴的な「ブルー・ダイヤモンド」の3種。チューリップは色が濃い花というイメージがありますが、優しい色でまとめるとまた違った印象に変わるのが魅力だなぁと思いました。

こちらは県産のオリジナルチューリップを紹介。新潟県ではこれまで15品種が登録されているそうです。

その中でお気に入りが「スプリングファンタジー」。花びらの形はシンプルながら、透明感のある白地に、にじんだようなピンクのポイントがきれいです。

予想外の雪の多さに大変な思いをした今冬。色鮮やかなチューリップの姿と花々の共演で、いっきに春が近づいたような気分になりました。企画展示「にいがたの花チューリップ」は3月21日(日)まで開催されています。

3月14日(日)まで特別展示「洋ラン展」も開催

熱帯植物ドームの入り口前にあるフロアには、香り豊かな洋ランがズラリ!愛好家が育てた花を鑑賞できます。また、植物園1階の入館無料エリアでは、洋ラン展開催中の10時~16時に洋ラン販売もあります。

イベント情報

イベント名 企画展示「にいがたの花チューリップ」
開催期間 2021年3月3日(水)~21日(日)※月曜休み
開催時間 9時30分~16時30分(入館は16時まで)※状況により入場を制限する場合あり
会場 新潟県立植物園 観賞温室第2室(新潟市秋葉区金津186)
料金 大人600円、シルバー500円(65歳以上・要身分証)、高大学生300円(要学生証)、小中学生100円(土・日曜・祝日は小中学生無料)、未就学児無料
お問合せ先

新潟県立植物園
TEL 0250-24-6465