新発田市の蕗谷虹児記念館(ふきやこうじきねんかん)で、8月8日(日)まで開催中の展覧会「みんなのリサとガスパール展 ―リサとガスパール しばたにくる―」へ行ってきました。今回の展覧会は、画家のゲオルグ・ハレンスレーベンと、作家のアン・グットマン夫婦によって生み出された不思議なパリの住人「リサとガスパール」が登場する絵本シリーズの世界を楽しめます。

蕗谷虹児記念館は特徴のある屋根と丸い窓が目印。

新発田市民文化会館と新発田市立歴史図書館と同じ敷地内にある、新発田市役所本庁舎の第3駐車場(有料)に車を止めて館内へと向かいます。

玄関先に飾られている蕗谷虹児の代表作の一つ「花嫁」(1968年)

蕗谷虹児記念館は、大正~昭和時代に活躍した新発田市出身の挿絵画家・蕗谷虹児の人物像や世界観を紹介する記念館として1987年に開館しました。2階には数々の挿絵作品のほか、パリへ留学した時の記録や、ほかの画家たちとの交流の様子など、さまざまな資料を通して知ることができます。

ソファの真ん中に座って一緒に記念撮影もOK!

さて、1階の展示エリアへ。目の前にはビッグなリサとガスパールのぬいぐるみがお出迎え!向かって左側にはグッズも販売されていました。クリアファイルやミニマスコットなど、どれもほしくなってしまうかわいさです。

絵本「リサとガスパール」の各シーンの原画とそのストーリーが一緒に展示されていて、リサたちが織りなす物語に思わずほっこり。リサたちが歩く東京やパリの街並みが描かれた作品も印象的でした。

そんななかでも注目なのが、今回の新発田展のために描き下ろされた初公開のオリジナル原画「しばたにくる」です。さらに、この原画の下絵や、蕗谷虹児の作品をオマージュしたオリジナルスケッチなど、ここでしか見られない貴重なものも並びます。

記念館の横にはかわいいミニバラが咲いてました。

この日はちょっとどんよりした曇りの日でしたが、絵本の世界に触れて心あたたまるひとときを過ごせました。

イベント情報

イベント名 蕗谷虹児記念館「みんなのリサとガスパール展 ―リサとガスパール しばたにくる―」
開催期間 2021年4月27日(火)~8月8日(日)※月曜休み
開催時間 9時~17時(入場受け付けは16時30分まで)
会場 蕗谷虹児記念館(新発田市中央町4-11-7)
料金 一般・大学生510円、高校生210円、小中学生110円、未就学児無料
お問合せ先

蕗谷虹児記念館
電話 0254-23-1013