この3月でLCC(格安航空会社)のPeachによる大阪(関西)線が路線開設1周年を迎え、また4月から台北線が週3便へ増便されるなど、話題が尽きない新潟空港。

この新潟空港を使った旅行プロモーションのため、新潟県が主催する「新潟空港からEASY GO!セミナー」が新潟大学で開催されました。このセミナーに、新潟大学の学生とともに編集部も参加してきました。

 


 

■新潟空港ってこんなに便利!空港を取り巻く現状を知ろう

 

まず、新潟県交通政策局の職員から、新潟空港の現状と課題について説明がありました。

現在の新潟空港は国内線8路線、国際線4路線を持ち、平成29年度の利用者数は100万人を超えるなど、多くのビジネス客・観光客などに利用され、日本海側の拠点空港となっているとのこと。

 

 

また、新潟空港を取り巻く課題として ①他空港との競合、②インバウンド需要の取り込み、③新潟県民の出国率の向上などについて説明がありました。特に新潟県民の出国率は、平成29年においては5.7%で全国第38位にとどまっており、新潟空港の利用促進に向け、新潟県民の出国率の向上は必須であることが紹介されました。

 

 


 

■若い時に旅行するって!? 高橋なんぐさんが語る旅行の楽しさ

 

 

続いて、話題は若年層の旅行離れへ。全国的な傾向として若年層の旅行離れが進んでいると言われていますが、旅行する意義とは一体…?その中で登場したのが、約1,300校の小中高などの学校や教育機関などで講演実績がある「新潟お笑い集団NAMARA」高橋なんぐさん!

 

 

自己紹介の後、20代の頃に行った「世界一周」の体験談を、身振り手振りを交えながらユーモアたっぷりに説明してくれました。

 

なんぐさん「僕が世界一周の旅に出たのは、20代の終わり頃。テレビやラジオのレギュラーを8本持っていましたが、すべて辞めて旅に出ました」

 

思い切りの良さにビックリ!「ひとりで生き抜く力を身につけたい」と思ったのがきっかけだったそうで、そこからおよそ2年半かけて世界一周をしたなんぐさん。

旅先では、英語が全くできなかったなんぐさんならではの思い出も…。

 

なんぐさん「旅先で働きたかったんですが、英語ができないので難しくて。そこで、最初に訪問したニュージーランドで3カ月間だけ学校に入りました!」

 

学校では、朝から晩まで英語だけの授業。最低限の基礎を作ってから旅に出ようと思ったものの…

 

なんぐさん「最初に、『みんなの前で英語で自己紹介をして』と言われたんです。でも英語ができないのでどう言えばいいか分からず、自分の名前と、日本から来たということだけ伝えようとして『My name is Japan』と言ってしまいました」

 

クラスメイトに笑われてしまったというエピソードで、会場からも大きな笑いが。

他にも、訪問先でのさまざまな体験を交えながら、「外を見てきて、中を知る」ことの大切さを語ってくれたなんぐさん。

実際に現地へ足を運んで温度を感じる大切さ、人との交流や文化を通じ、いざ観ていざ感じていざ食することで、改めて日本のよさを実感できた…といったエピソードに、参加した学生も聞き入っていました。

 


 

■若年層の旅行離れ対策って?学生を交えてワークショップ

 

高橋なんぐさんのお話の後、新潟大学の学生を交え、意見を交換するワークショップが行われました。テーマは「若年層の旅行離れに対し、どのような対策を行えばいいか」

学生からは、「金銭面の支援」「旅行先の魅力や、新潟空港にはどのような路線があるか広報を行うべき」といった声があがりました。

 

ほかにも、LCC(格安航空会社)のピーチ・アビエーションが昨年3月から新潟―大阪(関西)線に新規就航しましたが、「新潟空港⇔関西空港の航空運賃が片道4,190円~は、価格面で非常に魅力的」との声があり、若年層の旅行離れを防ぐために、「ピーチの価格などを広報すること」「ピーチを始めとするLCC路線の拡充などを行うべき」と、具体的な意見を出す学生もいました。

 

今回編集部は「新潟空港からEASY GO!セミナーin新潟大学」を取材しましたが、新潟空港の現状と課題、そして、学生に交じって「若年層の旅行離れ」を考え、なんだか…旅行に行きたくなりました!

 

忙しい毎日、頑張った自分へのご褒美や楽しみに、旅行を計画する人も多いはず。非日常的な体験やおいしいグルメ、疲れを癒やすホテルや温泉…など、旅行で得られる楽しみは尽きないものです。

新潟空港からEASY GO!今年の春休みやGWは、新潟空港からの旅行の計画を立ててみてはいかがでしょうか。新潟空港のホームページはこちら。

 

新潟空港

https://www.niigata-airport.gr.jp