新潟日報社の創業140年を記念して製作され、直木賞候補にもなった伊吹有喜の小説を映画化した「ミッドナイト・バス」の新潟完成披露試写会が、11月9日にイオンシネマ新潟西で行われました。舞台あいさつにはメガホンを取った竹下昌男監督をはじめ、主演の原田泰造さん、山本未來さん、長塚京三さん、七瀬公さん、長谷川玲奈さんが登壇しました。

 

なぜ、新潟で完成披露試写会を行うのかというと、この作品、ほぼ新潟県内で撮影を行っているのです。三条市の「白鳥の郷公苑」、弥彦村の「弥彦神社」、佐渡市の「大膳神社」で行う能舞台、さらに新潟市の萬代橋や万代シテイバスセンターなど。「あ! ここ知ってる!」という風景がそこかしこに登場します。

 

 

はじめに主演の原田さんが「どうも、こんにちは」とあいさつ。

その後、「曲がった~ことが大嫌い~は~ら~だたいぞうです♪」とおなじみのギャグであいさつして会場をにぎわせていました(笑)

 

 

物語は東京と新潟を結ぶ長距離深夜バスの運転士を主人公に、バラバラになっていた家族の再出発が描かれた人間ドラマです。原田さんは関越トンネルをはさみ、“男”と“父親”を行ったり来たりする難しい役柄を見事に演じています。

ちなみに、運転士という役作りのために大型自動車免許を取得したそうで、劇中に登場するバスの運転シーンは全て原田さんが自ら務めています。免許取得について「最初は大変でしたが、教習所の先生たちが『いいじゃん、いいじゃん』ってノリのいい人が多くて、本当にうまいんじゃないかと思ってました(笑)」と秘話を明かしました。

 

 

山本未來さんも車イスで登壇

主人公の元妻役を演じた山本未來さんは「(私の役は)母でもあり、妻でもあり、また女でもあるいろいろな側面を持つ女性。共感できないところもあれば、そういう気持ち分かるなあと思うところもあり、いろいろ模索しながら演じました。この話が来た時、こんな役柄はめったにないので『絶対にやりたい!』と思いました!」と役柄について語りました。

 

 

主人公の息子を演じた七瀬公さん

撮影中のエピソードについて、「いろいろな事をお話しましたね。演技のことも……」と発言すると、原田さんから間髪入れずに「してないね(笑) 」との一言。どうやら、原田さんの息子さんと七瀬さんは同い年のようで。「漫画とかゲームとかそういう話をしてました」と仲の良さをアピール。

 

 

 

NGT48の長谷川玲奈さんも出演しています