梅の品種を「見驚」に決定したところで、今度は梅に合う鉢を選んでいきます。私は梅が薄い色ということで、鮮やかなものを選んでみました。

 

 

こちら、角谷先生が用意してくれた佐渡の陶芸作家・池田早季恵さんが手掛けたもの。絶妙なくすんだ色合いと手に吸い付くような質感に一目ぼれです。

早速ここへ、土を!詰めていきます。

 

 

 

まずは苗木の根をキレイにしてから、鉢の中に土を敷き詰めていきます。そこへ苗木を配置するのですが…

 

これがなかなかセンスが必要。「苗木が右に曲がっていたら少し左側に寄せたり、まっすぐ伸びていたらまっすぐ配置したり…。木と鉢のバランスを考えながら配置してみてください」と先生。パテで土を増やしたり減らしたりしながら、ここっ!という位置に苗木を微調整していきます。私は真っ直ぐな苗木だったので、鉢の中心にドンと置こうとしたところ…

「この後、化粧砂と苔を配置するので少し左寄りがいいかもしれません」と先生。なるほど!というわけでこうなりました。

 

 

これは、苔も少しのせた状態。この日は数種類の苔を用意していただきました。

 

 

苔について熱く語る先生。先生によると苔は乾かして放置しても、水を与えると息を吹き返したように鮮やかな緑色を取り戻すんだとか。苔にもいろいろな種類があり、少し胞子が飛び出たもの、モコモコした手触りのもの…など、見れば見るほどどれを置くか決められなくなっていきます。悩みすぎるのも良くないですね。

 

苔の後は化粧砂。粒や色の違う砂から、私は白っぽくて粒の大きい砂をチョイス。「苔:化粧砂を7:3の割合で配置するとキレイに見えますよ」という先生のアドバイスを元に、こんな形で完成しました。

 

 

一緒に盆栽を作ったみなさんの作品はこちら。

 

 

器の色やコケ・化粧砂の種類だけで、こんなに違った表情の盆栽になるんですね。どれもステキ。

梅は比較的手入れがしやすいそうですが、キレイに咲いた時の喜びもひとしおです。最後はやっぱり、記念撮影。

 

 

BITOBAさんでは今後も盆栽ワークショップを開催予定なので、気になる方はお店のSNSをチェックしてみてください。新しいことを始めたくなる春、今年はミニ盆栽にチャレンジしてみませんか?

 

 

 

□ご紹介した盆栽ワークショップ会場はこちら

BITOBA(ビトバ)

新潟市中央区古町通四番町579-1 グリーンミナミ古町206B

025-369-4012