一方、昨年の秋季キャンプでは飯塚投手が投手部門のMVPに輝きました。監督からご覧になってどんなところが成長したと感じますか?

 

ラミレス監督「彼はウエイトなどで下半身を重点的に強化したことで、投げるときのバランスも良くなりました。そうすることでボールに力が加わるようになり、より動くようになりましたし、回転数が非常に良くなった。僕も投げているときにバッターボックスに立ちましたけど、シーズン中とは全然違うくらい良くなりました。

 

 下半身を強化したことは他にもいい影響を与えていて、腕の振りが速くなり、常時145~146km/hくらい出ていました。回転も良くなって、奄美では147km/hという数字も出ていたくらいなので、すべてにおいていい方向に行っているのかなと思います。

 

 スピード以外ですと、クイックも非常に向上していて、盗塁するのはなかなか難しくなってきました。インサイド(内角)を投げきるためにもう少しスピードが必要だったんですけど、今のところ最後にみた限りだと、あのスピードがあればインサイドもしっかり投げきれると思います。

 

 セリーグというのは、ベテランの巧打者が多く、彼らが一番打ちやすいのが138~142km/hくらい。去年の球速を考えるとちょうどそれくらいだったので、彼らにとってはちょうど打ちごろだったと思うんです。でもキャンプの感じだと145~147km/hで投げられていたので、彼らも打ち取れるだけのボールになっているはずです」

 

トークショーの様子

 

先発ローテーションに入る可能性も?

 

ラミレス監督「もちろん入る可能性はあると思います。というのは、彼もローテーション(の枠)を争うひとりですし、そういう立場でキャンプ、オープン戦としっかり結果を出してローテーションを勝ち取れば、新潟での公式戦で投げるという可能性もあります。もちろん何があるか分かりませんが、しっかり課程を経てチャンスをつかめば、考えられます。

 

 現在、左の先発候補が4人いて、普通に考えれば彼らがローテーション入って来る可能性が非常に高い。そうなってくるとバランスを考えて、右の先発投手というのは非常に重要になってくると同時に、上茶谷や井納が先発に戻ってくることを考えると先発ローテーション争いも非常にタフなものになってくると思います。もちろん右投手の重要性というのも非常に分かっているので、結果を出せば、重要な役割を担うことになるのではないかなと思っています」

 

トークショー後の抽選会

 

新潟のファンの願いはひとつ、日本一です。

 

ラミレス監督「ここ数年で学んだことは非常に多かったと思います。昨年は非常にいいところまでは行ったんですども……。我々は優勝するだけの力は十分に持っているチームだと思いますし、今年は間違いなく去年よりいいチームになっていると思います。しっかり準備をしてここにいるファンの方々の夢を叶えるため、邁進していきたいと思います」

 

 

 

 

◆新潟での公式戦概要

サトウ食品スペシャルゲーム 

横浜DeNAベイスターズ VS. 読売ジャイアンツ

【日時】5月8日(水) 【開場・試合開始時間】未定※ナイター 

【会場】HARD OFF ECOスタジアム新潟 
【料金】前売り/内野SS席6,500円、内野S席6,000円、内野2層特A席5,500円、内野A席4,700円、内野2層B席3,500円、内野2層自由席(大人)2,700円、内野2層自由席(こども)1,500円、外野指定席2,300円
駐車券2,500円※当日各500円増し
【備考】4歳からチケットが必要。(3歳以下は膝上観戦可。席が必要な場合は有料)。車椅子席は、内野SS席、内野S席、内野A席(詳細は要問い合わせ)
【発売日】2月23日(土)
【入場券の販売に関するお問い合わせ】
サンライズプロモーション北陸 TEL:025-246-3939(火~金曜12時~18時、土 曜10時~15時)
【当日運営に関するお問い合わせ先】
BSNイベントダイヤル TEL:025-247-0900(平日9時30分~17時30分)
【試合当日のお問い合わせ先】
球場内特設電話 TEL:025-257-8919(当日専用特別回線)