ももいろクローバーZや私立恵比寿中学と同じスターダストプラネットに所属する4人組ラウドポップユニット・TEAM SHACHI(シャチ)。2018年10月22日に前身グループ・チームしゃちほことしての活動を終了し、翌10月23日からTEAM SHACHIとしての再スタートを切った彼女たちは、今年の10月でTEAM SHACHIとして1周年を迎えました。

 

今回は、メンバーの大黒柚姫さん、坂本遥奈さんにインタビュー。台風で中止になってしまった「長岡米百俵フェス」の裏話や、より力強く、より美しく進化しているTEAM SHACHIの今をたっぷりお届けします!

 

(写真左から)坂本遥奈さん、大黒柚姫さん

 

大黒柚姫(おおぐろ・ゆずき)さん「メンバーが1人抜けることになったのが、もともと『チームしゃちほこ』として活動していく中で、何か変わりたいねって話しているタイミングだったんです。それで、『これは思い切ってグループ名を変えよう!』って。本当に一からのスタートだったので、意外と不安要素は少なくて、すごく前向きな気持ちでしたね。ワクワクで胸がいっぱいでした」

 

坂本遥奈(さかもと・はるな)さん「改名することが決まってから、メンバーも会議や打ち合わせに参加したんです。その中で、TEAM SHACHIになったら、キャッチフレーズやロゴはこういうのにしようとか、こんなことがしてみたいとか。TEAM SHACHIとして進んでいくためのあらゆることを決める過程に私たちも立ち会えたので、本当にワクワクが止まりませんでした」

 

 

最年少の坂本さんも成人を迎え、彼女たち自身の思いを反映しながらスタッフと共に作り上げるようになったTEAM SHACHI。活動にまつわるすべてを一新した彼女たちですが、一番変化した部分はどこなのでしょうか?

 

 

大黒さん「全部変わりましたが、一番は音楽性ですね。チームしゃちほこの時は、いろんなジャンルの曲を歌わせていただいていましたが、『TEAM SHACHIの音を作りたい』という話になって、『ラウド』『ポップ』『ブラス』という3本の軸を立てました。その中で、楽曲ごとにいろんな幅を見せていけるようになったなあと感じています。ライブでは、ブラス隊6名の『ブラス民』が参加してくれることもあって。一緒にフォーメーションを組んだり踊ったりしてくれるので、そこは大きく変わりましたね。もともとライブには自信がありましたが、もっと自信を持てるようになりました。今はそこが一番の強みです!」

 

坂本さん「まさかブラスと一緒にライブをするなんて思ってもいなかったけど、私たちの生歌にブラスの生音が加わって、ライブとしての厚みも出るし、さっき柚姫が言ったみたいにフォーメーションもバリエーションが増えて。見ても、聴いても楽しめるっていうところはやっぱり大きいかなって思います。あと、『チームしゃちほこ』の楽曲もブラスアレンジが加わって、『まさかこの曲がこうなるなんて!』と新しい発見にも繋がっていて、いい方向に進んでいるなと実感しています。今までは『楽しいね』『かわいいね』って言っていただくことが多かったんですが、最近は『かっこいいね』の方が多くて私たちもびっくりしているくらい! でも、私たち自身も、自信を持って『かっこいいでしょ』って言えるライブになったよね」

 

大黒さん「かっこいい曲があったり、楽しい曲があったり、ライブの見せ方の振り幅がすごく広くなったよね。今は、すごくライブが楽しいです」

 

 

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