新潟を拠点に3人で活動を続けてきたロックバンド、マチカドラマ。2019年8月に新メンバー・三宮広大さん(ギター・コーラス)が加わり、4人編成となった初のミニアルバム「だれかの日々に。」をリリースしました。
今回は、取材当日体調を崩してしまったタクオさん(ベース)以外のメンバー3人に、バンドの今のムードや全国ツアーへの思いをお聞きしました。

萩原さん
萩原さん(ボーカル・ギター)「このタイミングでメンバーを増やそうと考えていたわけじゃなかったんですよ。ただ、練習のときに半分遊びのつもりで、三ちゃん(三宮さん)に声をかけて一緒に演奏をしてみたんです。そうしたら、思ってもみないほど、今まで演奏してきた曲がいい感じに変わって。あらためて正式なメンバーとして入ってくれないかと頼んだんです」

三宮さん
三宮さん「マチカドラマの3人とは、僕が別のバンドで活動していた頃からの知り合いで、3人の曲やライブはいつも気になっていました。一緒に演奏したのは、そのときが初めてだったんですけど、すぐに僕自身もこのバンドに参加したいと思いました」

ミトミさん
ミトミさん(ドラム・コーラス)「4人で演奏してみて、今まで3人では足りなかった部分というか、音楽的に広げていける可能性がとてもたくさんあったんだということに気がつきました。私自身がドラムでやることも変えていけると思ったし、もう1人ギターが加わることで、曲がしっかりしてくる。CDで聴く人にもライブのお客さんにも、私たちが伝えたいことを確かに届けられるという確信を持てました」
ギターを弾くメンバーがもう1人加わって変化したのは、単に4人が鳴らす楽器の響きだけではありません。以前からマチカドラマが大切にしてきた、歌詞に込めるメッセージを大切にして曲を作り上げることを、より進化させることができたといいます。
萩原さん「三ちゃんは、僕が考えた歌詞の言葉とメロディーに、より力を与えてくれるギターを弾いてくれる。歌詞と曲をよく理解して、それを生かす演奏をしてくれるんです」
三宮さん「僕がさっき、マチカドラマが前から気になっていたというのは、このバンドが歌詞を大切にしているからだと思うんです。だから、僕も無意識にこういうバンドでギターを弾きたいと思い続けていたのかもしれません」