
新潟市新津美術館(新潟市秋葉区)で、4月10日(土)から開催されている「リサ・ラーソン展」の内覧会へ行ってきました。
今展はスウェーデンの陶芸家、リサ・ラーソンの幼少期から近年までの代表作約200点を、彼女の創作活動に大きな影響を与えたアーティストたちの作品約20点と共に展示し、創造性豊かな彼女の制作ルーツとその源泉に迫ります。

展示室で最初に紹介されているのは、若き日の作品群など。幼少期に遊んでいた人形、手作りの木製人形、14歳の時に描いた絵画(写真)も展示されています。

次に進んでいくと見えてきたのは、1968年から製造されている「ライオン(マキシ)/アフリカシリーズ」という代表作の一つ。丸いフォルムにつぶらな瞳、そしてこののんびり顔は味がありますね。

1950年代に撮影した一枚。ほかの写真を見ても笑顔がすてきで、温かいお人柄を感じられます。

「ラーソン家の子どもたちシリーズ」は、一目で魅了されてしまいました。ぷくっとしたほっぺや体形がとても愛らしい。

1966年から1年間アメリカで過ごした後に作られた「木製のトリ」(1970年)。現地で影響を受けた彼女は、色鮮やかな作品も手掛けました。

こちらは1950~60年代の作品。リサは学校や病院に向けてレリーフを制作しました。器の制作とはまた異なる製法で仕上げられた各作品の違いを見比べるのも楽しいですね。

2000年代に作られた「イヌ(ユニークピース)」。犬種の特徴を捉えていて、何かを見つめるなんとも言えない表情が面白い。


こちらは人物像シリーズ。座る女性・男性、ネコを抱いた女性など、格好や顔の表情がどれもユニーク。
また展示の途中には日本へのメッセージを収録した映像や、日本限定版の作品も数点展示されています。

展示室内の作品は撮影禁止となっていますが、フォトスポットも用意されています。


鑑賞を終えたら美術館1階フロアのグッズ販売コーナーへ。レプリカやぬいぐるみ、皿、マグカップなど種類豊富にそろっていました。

また、鑑賞チケット半券を持って万代シテイ ビルボードプレイスに行くと2つの特典が受けられるようです。こちらも要チェックです!
イベント情報
イベント名 | リサ・ラーソン展 創作と出会いをめぐる旅 |
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開催期間 | 2021年4月10日(土)~6月13日(日)※休み/月曜(4月26日、5月3日、6月7日は開館) |
開催時間 | 10時~17時(観覧券の販売は16時30分まで) |
会場 | 新潟市新津美術館(新潟市秋葉区蒲ヶ沢109-1) |
料金 | 一般1,000円、高大学生800円、中学生以下無料 |
お問合せ先 | 新潟市新津美術館 |
©Lisa Larson/ Alvaro Campo