鮭のまち・村上市で現在開催中の「はらこ丼フェスティバル」。参加店15店舗の中から、注目のお店をいくつかご紹介します。

 

まず一件目は「村上の鮭料理といえば……」と名前が挙がる「割烹 善蔵」さんです。伝統的な鮭料理をメインとした、鮭のフルコースが楽しめるお店なんです。実はちょうど取材の最中に「生きた鮭が入ってきた」ので、はらこ丼とは関係ないのですが撮影させていただきました。

 

こちら、先ほどまで三面川を泳いでいた鮭でまだ生きています。善蔵さんのこだわりは、生きた(仮死状態)鮭を仕入れて料理すること。生きた鮭を使っているかどうかは、焼いた身や料理を見ればわかるそう。

 

たとえば、新潟の郷土料理・鮭の焼漬け。善蔵さんの焼漬けは、ぷっくりと身がはじけています。

 

さばいてすぐにくし打ちし、火を入れると。ぷっくり。鮮度が高い証拠です。

 

他にも、鮭の洗い鮭の白子もいただいてしまいました! これらも生きた鮭をさばいて、すぐでなければ食べられないものです。

 

さらに「めふん」と呼ばれる、背ワタを塩漬けした料理もいただきました。こちらは、なんと12年もの。鮭料理の伝統を守り続ける善蔵さんだからこそ、楽しめる料理といえるでしょう。

 

なかなか撮影できない、食べられないものばかりで、この日は本当にラッキーでした。

 

さてさて。いよいよ、今回のメインディッシュのはらこ丼です。善蔵さんでは「はらこごはん」(1,620円)というメニューで提供しています。温かいご飯の上に、自分ではらこをかけるスタイルです。丼にしない理由は「生臭さを減らすため」だそう。

善蔵さんでは、新鮮な鮭のはらこをしょうゆと酒などで味付けし、冷凍しないようにしています。そのため、鮭が捕れるこの時期しか提供していません。しかも、鮭が捕れたとしても味が落ちれば提供はやめてしまうんだそう。今シーズンは、おそらく12月10日頃までとなりそうです。

 

ちなみに鮭の洗いやめふんが食べられる「鮭のフルコース」は6,000円から(要相談)。はらこごはんもフルコースも、事前予約が必要です。漁師さんに鮭を捕まえてもらうところからスタートですからね。

 

 

続いては有名人もよく利用する有名割烹!