気温と湿度の上昇と比例して「ビール飲みたい!」という欲求も高まります。6月25日号の新潟Komachiの企画「この夏、ビールで元気に!」では、新潟県内のマイクロブルワリー14軒を全てご紹介しました。

 

「新潟のお酒=日本酒」というイメージは今や昔。クラフトビール(=地ビール)の日本第一号認定や世界的コンペティションで最高金賞を受賞するなど、新潟のクラフトビールは新潟を代表する食といっても過言ではありません。

 

ビールの魅力といえば「のど越し」「苦み」「キレ」が一般的ですが、実はそれらはビールのジャンルでいえば、ほんの一握り。甘かったり、スパイスを使ったり、フルーツを漬け込んだり…とお酒の中でその守備範囲の広さは随一。新潟のマイクロブルワリーも多種多彩なクラフトビールを造り続けています。

 

であれば、新潟の女性のためのクラフトビールは造れないか?

それが今回の企画趣旨。タッグを組むのはこの2軒です。

●弥彦ブリューイング

彌彦神社前の酒販店・弥生商店の3代目が2019年5月にオープンしたブルワリー。伊彌彦米を使うなど、地元食材へのこだわりも強い。

●ストレンジブルーイング

東京のビアバー「麦酒倶楽部ポパイ」の直営。国内でも数少ない自家培養酵母と自社栽培ホップを使い、高品質のビールを造る。

 

味はもちろん、ラベルデザインなどもすべてオリジナル。
それぞれのブルワリーの特徴を生かした1本を、これから開発しますのでご期待ください!

夏に旬を迎える、あのフルーツとコラボ!?

弥彦ブリューイング代表の羽生さんがやって来たのは、三条市の三次郎農園。除草剤を使わず、栽培方法から肥料・防除・資材すべてにこだわるモモ農家。

現在10代目の渡辺亮介さん。元々は野菜と米の農家でしたが、8代目が昭和58年に野菜からモモへと切り替えたそうです。
白桃・黄桃ともにとろけるような食感と口の中に広がる甘みが特徴です。

「目指すのは『飲みやすさ』。フルーツを漬け込むことで甘みが出て、ビールが苦手な女性にも味わってもらえると思います。モモは新潟が誇る夏のフルーツ。どんな仕上がりになるか、今から私も楽しみです」と弥彦ブリューイングの羽生雅克さん。

取材時(6月中旬)のモモの様子。この時点ではまだ青々としていますが、渡辺さんの愛情であま~く色づきます。

仕込みは7月予定なので、実際に飲めるのは8月以降。全国的にも珍しい、モモを使ったビールは、女性だけでなく男性も大注目。ラベルのデザインも鋭意制作中!気になる全貌は、またこちらで報告します。