実は「La Bistecca」を運営しているのは、同じく西蒲区で酪農を営むフジタファームさん。休日は大行列になる、人気ジェラート店「ジェラテリア・レガーロ」さんも同じフジタファームさんが運営しています。そのフジタファームさんでは、ホルスタイン種と和牛を掛け合わせて、和牛のような肉質とうま味があるのに、和牛よりもリーズナブルで楽しめる肉牛を「いわむろ産黒毛牛」として育て、いずれはブランド化していこうと考えられているそうです。

サーロイン、どーん!!  

どうです、この迫力。次は絶対サーロイン食べよう。うん。

 

和牛よりもリーズナブルに、和牛並みのおいしいお肉。しかも「La Bistecca」さんは、自社のフジタファームさんからお肉を仕入れるから、さらにリーズナブルに。これはうれしいことですね。

 

自社飼育のお肉を使うのには、価格だけじゃないメリットも。それは、食の安全です。フジタファームさんでは、牛の飼料用にトウモロコシを作ったり、西蒲区の地ビールブランド・エチゴビールのビールかすを与えたり、地産地消を意識しながら、安心して与えられるものをしっかりと選んでいるそうです。

 

そうした厳選した飼料で育った牛のお肉や牛乳だからこそ、私たちに安心して提供できるというわけですよね。

 

取材のついでに、牛舎の見学もさせていただきましたよ。フジタファームでは、約100頭ほどの牛を育てているそう。牛って生で見ると、意外と大きいんですよねー。何より、瞳が真ん丸です。すごく…つぶら。デカいけど。かわいいよ!

この牛たちからは朝と夕方の1日2回搾乳し、その牛乳が先ほどの「La Bistecca」さんで提供されたり、ジェラテリア・レガーロさんのジェラートに使われるそうなんです。この牛舎は、それぞれのお店から、わずか徒歩5分ほどのところにあります。まさに搾りたての牛乳が使われるわけです。

 

生まれたばかりの子牛がいるということで、そちらも見せていただきました。上から順にブラウンスイス種、ホルスタイン種、黒毛和種の子牛たちです。

どの子牛もかわいいですね。こっそり4枚目に羊を混ぜてみました。メェ~。駐車場の敷地内に飼育小屋があって、自由に見学できるんです。

 

実はフジタファームさんでは、今まさに新しい牛舎を建築中で、今年のお盆頃には牛舎を見学できる「バックヤードツアー」を実施したいという構想があるそうです。

田んぼの真ん中にある牛舎で、子牛が生まれて。メスなら母牛になるために、オスなら食肉用として育てられます。牛乳は搾りたての低温殺菌牛乳として出荷されたり、チーズなどの加工品やジェラートに使われ、牛肉はレストランでステーキなどに使われたり。

 

もしバックヤードツアーが実現すれば、子どもたちに命と食べ物の関係性を体感することができるスポットになりそうです。牛舎とレストランが、本当にすぐ近くにあることが、また理想的ですよね。

 

 

 

食後は搾りたて牛乳のジェラートでキマり!