2016年11月6日に始動したロックバンド「Initial’L」(イニシャルエル)。悠希さん(Vo)の切なく情感たっぷりな歌声と、サトシさん(G)、ZEROさん(G)、緋遊さん(B)、一朗さん(D)の鳴らす骨太なロックサウンドが融合した楽曲で支持を集めています。

 

 

 10月12日(金)に新潟公演を開催する彼らが、ファーストフルアルバム&ライブのお話をたくさん語ってくれました。これを読めばライブがさらに楽しみになりますよ!

 

悠希「9月26日にファーストフルアルバム『INITIALIZE』(イニシャライズ)をリリースしました。これまでもたくさんの音源をリリースしてきましたが、2周年を迎える直前のタイミングでリリースする初めてのフルアルバムは、俺たちにとって一番力を入れるべき場所であり、これまで活動してきて得てきたものを詰め込んだ作品になりましたね。最近は対バンが変わってきてることにも表れているように、サウンド的にも変化していると思いますし、それに伴って俺たちのやりたい音楽の方向性を見定めることができた、そんな今だからこそ完成したアルバムです」

 

サトシ「単純に自分が聴きたい音楽を作りたかったっていうのが一番大きくて。自分たちが自信を持って、かっこいい音楽があるんだっていうのをみんなに届けられるだけの内容の濃いアルバムにしたいなって思ってたからね。やっぱり中途半端な状態のものをかっこいいだろとは言いたくなかったので、そこをずっと意識して制作していました」

 

 

 

 

 Initial’Lとしての活動を始動してから11月6日で2周年を迎えるタイミングで出されたフルアルバム「INITIALIZE」。「初期化」を意味するタイトルには、どのような思いが込められているのでしょうか?

 

悠希「確かに『初期化』の意味もあるんですけど、『ゼロ地点からのスタート』という意味もあるんです。俺たちが好きなバンドにインスパイアされて、どんなロックをやっていきたいかを考えた時に、今の俺たちなら今まで聴いたことのない新しいサウンドをこのアルバムに詰め込めるんじゃないかなっていう気持ちがあったので、俺たちが掲げている“フューチャーロック”がここから始まる、そういう思いを込めて名付けました」

 

 2年間の活動を通して力強く進化を遂げてきたInitial’Lですが、本作に収録された15曲には、その多彩な魅力が詰め込まれています。先行シングルとしてリリース前に発表され、本作の1曲目に収録されている「Can You Feel It?」は、まるで壮大な映画のBGMのような重厚なサウンドと、疾走感や勢いが共存する楽曲。Initial’Lの皆さんは音作りをする上で、どのようなこだわりがあるのでしょうか?

 

悠希「この曲は、最初にサトシが持ってきたロックな感じのデモを聴いて、インスピレーションを受けた俺が、前からやりたかったシンセサウンドとの融合に挑戦した曲です。ロックとシンセのサウンドがうまく共存していて、お互いを引き立たせ合っている曲になりました。俺は洋楽とかEDMが好きで聴いてるけど、『Can You Feel It ?』みたいなサウンドの曲は聴いたことがありませんね。そういう新しいサウンドにこだわったんです。あとはコーラスにもこだわりました。シングルだし、今後もライブでいっぱいやっていくことを想定して、ライブを意識したフレーズを入れて、盛り上げる曲にしたいなと思っていました。フロアにいるオーディエンスとステージにいる俺たちで掛け合える曲を意識しましたね。それも含め、今俺たちがやりたいことや、かっこいいなって思えることがこの1曲には織り交ぜられている気がします。だからこそアルバムの1曲目に収録したし、先行シングルでリリースしたんだと思います」

 

 

 

 

 新たなサウンドに挑戦しながら制作された「Can You Feel It?」。ボーカル・悠希さんの切実な歌声で紡がれる、苦悩や迷いを抱きながらも前に進んでいくことを決意するような歌詞も印象的です。

 

悠希「俺自身が結構苦悩や迷いを抱いてるからですかね(笑)。ロックバンドのボーカルって、ライブに来ていただいたお客さんに、『明日生きる元気を与えてやろう!』っていうポジティブな人が多い気がするんですよね。実際、僕もライブでそういうことを言ったりするけど、内心では『どうしたらいいんだろ、俺でいいのかな』って思ったりもしていて。この曲だけじゃなく、このアルバムに出てくる歌詞って案外自分自身に向けてる言葉なのかもしれませんね(笑)。だから俺と同じように自分がどう進んでいったらいいのか悩んでいる人や、迷いながらも必死になって何かをつかもうとしている人にはすごく聴いてほしいです」

 

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