新潟市出身のシンガーソングライター、果歩さん。15歳のときから新潟でライブ活動を始め、着実にファンを増やし、高校卒業を機に上京。切実な本音をつづった歌詞と、透明感のある歌声で、聴く人の心をわしづかみにしています。

 

「物心がついたころから、夢は『歌手』だったんです。中学2年生のときに、ちょうどYUIさんやmiwaさんが注目されていて、自分でもあんなふうに歌えたらと思って、ギターを習い始めました」

 

ギターを習ったことが、彼女が進む音楽的な方向性を定めるうえで、大きな意味を持ったようです。

 

「たまたま最初に出会った先生が、私にはとても合った教え方をしてくださったんです。普通なら始めはやっぱり基本的な演奏技術を繰り返して練習すると思うんですけど、それよりも私の先生の場合は、私が弾きたい曲、弾きながら歌いたい曲をどうしたら弾けるようになるか、指導してくださったんです。だから、自分ではそんなに難しいと感じることもなく、わりとすぐに弾けるようになりました」

 

ギターの弾き方を覚えながら、自然に曲も作るようになったといいます。

 

「ギターを覚えると、自分が弾きながら歌うのを誰かに聴いてもらった方がいいかな、ライブに出た方がいいのかなと思うようになっていって。それで、新潟のライブハウスに聞いてみたら、高校生が歌うイベントに参加させてもらえることになって。大勢の人の前で歌うなら、やっぱりオリジナル曲がないといけないと思って、自然と自分で曲を作るようになっていきました」

 

 

「私が歌うことを始めた新潟の皆さんに、私の歌を届けたい」（次のページへ）