1月25日発売の新潟Komachi3月号「カラダにおいしい発酵の秘密」の中で、現在の発酵食ブームを牽引する“甘酒”を大特集しています。実は、新潟にはさまざまな甘酒があるんですよね。このページでは、特に注目の5本をピックアップ! 

 


 

まず最初の一本は、八海醸造さんの「麹だけでつくったあまさけ」です。

2006年から製造研究に取り組み、甘酒ブームの火付け役と言われる甘酒です。雑味のないあっさりした口当たりから、商品名を濁点のない「あまさけ」と名付けたそう。

 

 

なめらかな口当たりや上品な甘さをかなえるため、日本酒のこうじ造りに携わってきたベテランの職人が研究を重ね甘酒専用のこうじを開発。水は「清酒 八海山」の仕込み水と同質の極軟水を使用。こだわりのこうじと水が生む優しい味わいは、新潟県内のみなら全国各地で愛飲されています。

 

 


 

続いて、片山商店さんの「糀あまざけ 一夜雪」です。

先日、「満天☆青空レストラン」(日本テレビ系)に出演されたことでも話題の片山商店さん。片山商店は1905年創業の老舗こうじ店で、ご主人は「五ツ星お米マイスター」という資格を持つお米のプロ。そんな老舗こうじ店の甘酒は、昔ながらの手法で作る米こうじがおいしさの秘密なんです。

 

昔ながらの「麹へぎこも掛け製法」により手作業で手間を惜しまずに育てた米こうじで作られ、添加物不使用、素朴で優しい甘さとほどよい粒感が魅力。ストレートでそのまま味わえ、米本来の味わいと香りが広がりますよ。

 

 


 

 

 

3本目は、創業130年超の酒造メーカー・菊水酒造さんの「十六穀でつくった 麹あま酒」です。

 

 

「菊水」の酒造技術を活かした米こうじと、厳選した十六穀を原料にすることで従来の甘酒にはない豊かなコクと食感を実現したものです。ピンク色のかわいらしい見た目と特徴的な味わいは、発売前に提供された東京にある菊水のカフェ「KURAMOTO STAND」でも好評だったそう。

 

 

十六穀のさまざまな食感を楽しめ、腹持ちもよく、食事の置き換えにもバッチリ。女性心をくすぐるポイントもしっかり押さえている甘酒です。

 

 


 

ピンクの甘酒も珍しいものですが、実は黄色というより、琥珀色の甘酒もあります。それが鮎正宗酒造さんの「妙高 玄気の舞」です。

 

 

琥珀色の秘密は、妙高山麓産コシヒカリの玄米です。当初は普通の甘酒と違った色合いに驚かれることも多かったそうですが、それでも「玄米の高い栄養価をそのまま届けたい」と試行錯誤を繰り返して現在の味に到達したんだそうです。

 

 

妙高の玄米に合わせる水は、鮎正宗酒造さんの敷地内にこんこんと湧き続ける同酒造の宝ともいえる湧き水。湧き水の柔らかな口当たりはそのままに、玄米の香ばしさと歯ごたえを残していて、飲むというより食べるに近い食感を楽しめますよ。

 

 


 

 

最後は、なんとビール業界から! 新潟麦酒さんの「新潟麦酒の甘酒」です。

 

 

ビール製造からトリュフの人工菌床栽培までする新潟麦酒さんが生み出したのは、徹底した菌の研究に基づいた甘酒です。自社で状態をチェックしてから無菌状態で出荷するため、未開封なら約半年間の保存が可能なんだそう。

 

 

糖度を調整し、あえて甘さを抑えることで飲みやすい仕上がりになっています。1月には甘酒に果実を加えて、スムージーのような飲みやすさを実現した飲みきりサイズの「amazake」も登場。世界で販売予定もあるという新潟麦酒さんの甘酒から目が離せません!

 

 


 

 

 

こうして、ピックアップしてみると、甘酒の多彩さに驚いた方もいるでしょう。近年、栄養価の高さから「飲む点滴」と注目されている甘酒だち。口当たりや味わいも、それぞれしっかりと特徴がありますから、自分好みの一本を探してみるのも楽しいはず。

 

 

1月25日発売の新潟Komachi3月号「カラダにおいしい発酵の秘密」では、今回ご紹介した甘酒の他にも、県内生産の甘酒をたくさん取り上げています。さらに、本誌の購入者限定で甘酒プレゼントも実施中です。気になった方は、チェックしてみてくださいね!

 

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