シナモンの香りが苦手です。
なかでも、シナモンの主張が強いアップルパイは数十年食べていませんでした。

どんなに「おいしいよ」とすすめられても、のらりくらりとかわしてきた私。
ついに、見つけました。
自分史上、一番おいしいアップルパイを。

マーカスさんのアップルパイ

佐渡の羽茂にあるパン屋さん、T&M Bread Delivery Sado Islandで見つけたアップルパイです。

パンを求めて訪れたのですが、あまりに美しい見た目に引かれて、思わずホール買い。

ひとくち食べてみると、中にはリンゴがみっちり詰まっていて、自然な甘みだけのとびきりのおいしさ。
シナモンは香り付け程度で、リンゴの風味を引き立ててくれています。
シャクシャクの食感も心地よくて、一切れ食べては、またもう一切れ・・・。
気がつくと一人で1/4カットも完食していました!

ハッピーな人柄も世界で一番!

佐渡に移住して25年。ニューヨーク出身のマーカスさんと智子さんの二人で作っているアップルパイ。
西三川産のリンゴをはじめ、時期によっては数種を使っているそうです。

「リンゴ本来の甘み、酸味、食感を生かしているだけですよ」と語る智子さん。
島の恵みをダイレクトに感じられるアップルパイは、季節ごとの個性もあるそうです。
それもまたリピーターが訪れる理由なのもかもしれません。

島内でカフェを立ち上げた後、現在のパン屋さんをオープン。
本当に笑顔がステキで、話しているだけでも元気をもらえます。
島内外からファンが訪れるのも納得です。

次のページでは、天然酵母のパンをご紹介 >